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ご愛願頂き有り難うございます! 模型製作代行NAGAEアートプロダクションの話題をいち早くお届け致します。

 

NAGAEアートプロダクション公式ブログ

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カテゴリー「製作ハウツー フライス盤デッケルFP1」の記事一覧

    

Posted on 15:46:28 «edit»

Category:製作ハウツー フライス盤デッケルFP1

【さんばいめっ!】その時、時代は動いた の巻 

まいどっ!

一番好きなポケモンはニョロモのはじめちゃんです。

つい先日ポケモンGOの日本版が配信され
多くの人がポケモンゲットにやっきになっておりますが
歩きスマホは非常に危険な上に周囲の人に迷惑なので
気をつけて遊んでくださいね。

私は本日3匹目のニョロモを捕まえましたが
100匹捕まえるまでは続けようかと思います。

本題に入ります。
今回は前々回仮組みまで進めていた万能フライス盤デッケルFP1の
塗装・組立て編です。
前回の記事はこちら


下地処理から進めて行きたいと思います。

image1_20160723142236ba5.jpg

先ずはフライスヘッドから。
こちらの部品は完成後に見える部分でありますが
ごらんのように2カ所ヒケておりますので
修正していきます。
image3_20160723142239f0d.jpg
瞬間接着パテ アルテコSSP アルテ粉と呼んでいます。
主剤に混ぜるアルテ粉の量を少なめにすれば
流動性が高いので不必要なモールドや傷の埋めに使えます。
アルテ粉を多めにすれば盛り上げて使うことができ
改造やちょっとした造形にも使えてしまう
魔法のようなパテです。

image4_20160723142240c5a.jpg
あると作業時間の短縮になり重宝しているのが
瞬間接着剤用のスプレープライマー
こいつをシュっと吹き付けると瞬間接着剤が瞬時に硬化します。
瞬間接着パテと併用しています。

image5_20160723142242a77.jpg
仕上げに紙ヤスリを当てる時に愛用しているのが
Waveさんのやすり放題というアイテムです。
粘着シートが付属していましたが、両面テープで貼付けて
使っています。
平らな面を削る時にエッジを潰さずに削れるので非常に便利です。

image2_201607231422377bd.jpg
角の2カ所にパテを盛りつけた状態です。
これからヤスリで均してヒケを埋めていきます。

image2_20160723142254620.jpg

角のヒケが埋った状態です。
サイドにもヒケが見つかったので同様に埋めていきます。
パーツの合わせ目に大きな隙間が生まれていたので
ここはアルテ粉少なめのパテを流し込み埋めてあります。

image1_2016072314225239c.jpg

パテが硬化後にヤスリをかけますが
一段落ちた形状で、そのままではペーパーが
当てにくいので、小さく切ったペーパーをピンセットで摘んで
均しています。

image3_20160723142255c60.jpg
本体にも合わせ目がありますので、合わせ目消しを進めて行きます。

image4_20160723142257e07.jpg
全パーツのヒケ・パーティングライン・合わせ目消しが終わったパーツです。
この後の塗装の前に削りカスを息で飛ばしたり
モールドの中は古くなった筆等を使い綺麗にしておきました。

image1_20160723145550f29.jpg

塗装用に持ち手を付けて準備完了です。

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基本色、シルバー、ガンメタと吹き終わった状態です。
image3_201607231455539b0.jpg
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本体の一部をマスキングしてシルバーに塗装するのを忘れていましたので
急遽一部をばらしてマスキングしています。
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image3_20160723145911fca.jpg
ハンドルや本体のボルト等の細部にシルバーが入りますので
ここは筆でササっと塗りました。

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細部塗装と付属シールを貼り終わった状態です。
付属のシールは糊付きのシールでしたが、欲を言えば
水転写デカールを付けて欲しかったところです。
細かな目盛りなどが印刷されており、スキャンして
デカールに起こし直したら文字が潰れてしまいますので
付属のシールを縁で切って使用しました。
この状態ですと工場から出荷された直後の状態の様ですよね。
ここで完成・終了としてもいいのですが、
今回の私の仕上げのイメージは下町の町工場で
長い年月に渡り物作りを支えた職人の相棒をイメージしておりますので
ここからもう少し手を入れてみたいと思います。

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エッジを中心にエナメル塗料のブロンズでドライブラシをかけて
ぶつけたり擦ったりして塗料が剥げた様子にしてみました。
塗装は金属の錆防止の意味合いがありますので
塗料の剥げた箇所は徐々に錆びてきます。
古い錆は茶色、新しい錆は赤を混ぜて表現してみました。

これにて完成です。
下町の町工場の片隅に置いてある様なイメージに仕上がっていますでしょうか。
次回製作予定は銀色一色か迷彩塗装にしようか迷っていますが
またまたヘンテコなキットを考えておりますので
乞うご期待です。

筆者:神宮司

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Posted on 19:24:23 «edit»

Category:製作ハウツー フライス盤デッケルFP1

【おかわりっ!】万能フライス盤デッケルFP1 実際に組立ててみた編 

まいどっ!

なぞかけ大好きはじめちゃんです。
突然ですが整いました。

船乗りとかけて先に立たない物と解きます

その心は…分かった方はコメント欄に答えを書き込んでください。

えー今回のネタは前回ご紹介した万能フライス盤デッケルFP1の続きです。
キットの中身を眺めていたところ無性に作りたくなってしまい
今回で第二回目組立て編、第三回目で塗装・完成編として
完成した姿をご紹介しようという考えております。

それでは各工程毎に紹介して参りたいと思います。

STEP1:横型フライスヘッドの組立て
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STEP2、3:可傾斜テーブル、垂直テーブルの組立て
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STEP4:テーブル自動送り方向レバーの取り付け
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STEP5:STEP2、3、4で作ったパーツの取り付け
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STEP6、7:ハンドルの取り付け
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STEP8、9:テーブル送りギアボックス トランスミッション 主軸の組立て
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STEP10:可傾斜テーブル、垂直テーブルと合体
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STEP11:2速モーター回転数切り替えスイッチの取り付け
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STEP12:テーブル送り伝導チェーン Vベルト ハンドホイールの取り付け
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STEP13:立形フライスヘッドの組立て
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STEP14:そして組み付け
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と、これで組立ては完成です。
所要時間約1時間少々となかなかの歯ごたえのあるキットでした。
image9.jpg

ちなみに、下のハンドルでテーブルが上下に
真ん中のハンドルでテーブルが左右に
上のハンドルでフライスヘッドが前後にと3カ所も可動します!!
1/12という小さいサイズでも可動するとなんだか感動しますね。
さすが日本人って思いました。
とりあえず仮で組立てただけなので表面処理等はまだですが
次回、塗装編に向け目下処理中であります。

変なキットではありますが、皆様最後までお付き合い頂けると幸いです。

筆者:神宮司

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Posted on 21:34:42 «edit»

Category:製作ハウツー フライス盤デッケルFP1

【なにそれっ!】せっさくするためのきかいのぷらもでる 

まいどっ!

一番好きな麺類は日本蕎麦のはじめちゃんです。
温かいお蕎麦もいいですが、冷たいお蕎麦にちょこんとワサビを乗せて
一気にすすると美味しいですよね。
これから暑くなるので冷たいお蕎麦を食べるのが楽しみです。
何時の日か長野方面へツーリングに出かけて地元の美味しいお蕎麦を
食べたいものです。

今回のネタは珍キット紹介第4弾
ファインモールド 1/12デッケルFP1 万能フライス盤を紹介致します。

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そもそもフライス盤とはなんぞや?という方に簡単に説明します。
フライス盤とは…

”回転軸に取り付けたフライスという切削工具を回転させ、
金属製の工作物を動かすことによって、平面・溝・歯車などの切削加工を行う工作機械である。”

                              wikipwdiaより抜粋
補足しますと、1818年にアメリカのホイットニーさんが発明したのが
世界最古のフライス盤で、その後発展型のリンカーン型が作られ
1860年初頭まで重用されました。
角型部品を量産する専用工作機械としてミシンや銃器部品製造に多用され
ドイツでも国内メーカーにより同種の物が製造されました。

1861年に米国ブラウン・シャープ社が発明した万能フライス盤は
ねじれ刃製造の為に製作され今日の膝型フライスの原型とも言える
上下左右前後旋回運動可能な構成を持ち、様々な加工を可能としました。

戦後はドイツを代表する工作機械メーカーと知られる
フリードリヒ・デッケル社は1917年より設計をはじめ
1920年に発表されたフライス盤はFP0と名付けられ
その後のデッケル社製万能フライス盤シリーズとしての
特徴は既にこの時点で備えられていたそうです。

今回のこのキットはFP0から改良が進められたFP1です。
第二次世界大戦が終結する1945年までに約4100台
戦後からさらに生産は伸び1965年まで生産が続けられ
シリーズ累計で50000台の生産数を記録したフライス盤のキットの
中身を見て見ましょう。

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大きなランナー3枚に小さなランナー1枚にシールといった内容です。
完成後の写真はこちら
メーカーさんのHPに繋がります。

各部の部品が細かに造形されており
完成後にはハンドルを回す事により三カ所の可動が楽しめるようです。
機械好きの私には完成後にクルクル回すのがとても楽しみです。

塗装はバリエーションが3色あり、グレー、ブルーグレー、グリーンと
選んで塗装するようです。

ドラマ等で見かける下町の町工場でグリーンのを
見かけた記憶があり、製作する際はグリーンで塗装して
周囲に金属の削りカスを散らかして本物を再現してみたいですね。

筆者:神宮司

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