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カテゴリー「製作ハウツー ビリケン製キンゴジ」の記事一覧

    

Posted on 20:33:00 «edit»

Category:製作ハウツー ビリケン製キンゴジ

古いソフビキット「ビリケン製キンジ」をフルリニューアルする!その2 

どうも杉山です。
すっかり暑い日も増えてきて半袖になりました。
もう来週には6月になりますね。
梅雨か~、いやだな~。

さて今回でキンゴジを完成させますよ!

前回残しておいた首の継ぎ目消しからですね。
足や手の継ぎ目を消した時と同じ様に接着した後にパテで埋めます。
DSCN9981_20220525195938eda.jpg

これで塗装に入ります。
まずは爪からです。
と、その前に色剥げと筆塗りの塗装ムラで段差が出来ているので軽くペーパーをあてておきます。
DSCN9982_202205251959393cf.jpg

このキットはソフビなので普通の塗料は使えません。
ソフビ用の塗料Vカラーを使って塗装します。
爪色のクリーム色を塗ります。
DSCN9983_20220525195941c8a.jpg
DSCN9984_202205251959422a7.jpg

乾燥したら爪をマスキングします。
DSCN9987_2022052519594674d.jpg

同様に目も塗っておきます。
DSCN9985_202205251959443ea.jpg

全身を塗装します。
少し緑を混ぜたグレーで全身を塗装し、黒で影になる部分にグラデーションを入れていきます。
DSCN9988_2022052519594765c.jpg

キンゴジは胸や目の上が、白であったり茶色であったりと別の色で表現されることが多いです。
古い映画ですので確実なことは分かりませんが、実際ボディ色とは別の色に見えます。
今回は薄い茶色で塗装してみました。
DSCN9990_2022052519594834a.jpg
DSCN9991_20220525195950190.jpg

背びれを塗ります。
クリーム色に更に白を加えた色でグラデーションで縁取っていきます。
奥にも重なって背びれがあると、色が必要ない所までかかってしまうのでこの様にティッシュを挟むと塗装が楽です。
DSCN9992_20220525195951497.jpg

こんな感じになりました。
DSCN9993_2022052519595359d.jpg

最後は目を塗ります。
先ずはラッカー塗料の黒で黒目の部分を塗っておきます。 
DSCN0002_202205251959301b5.jpg

次にエナメル塗料の茶色で光彩部分を塗ります。
DSCN0006_2022052519593196a.jpg

全身につや消しクリアーでコートした後、最後に目にエナメル塗料の光沢クリアーを塗って完成です。
この光沢クリアーは、3回塗り重ねて生物らしい目の光沢を出しています。
DSCN0008_20220525195932755.jpg

そして完成したのがこちら。
DSCN0010_202205251959325da.jpg

DSCN0012_20220525195933713.jpg

DSCN0013_202205251959351d0.jpg

DSCN0014_20220525195936d37.jpg

ぼろぼろの状態から綺麗に生まれ変わりましたね。
もうベタつきもしませんし、変形の心配もありません!

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Posted on 20:00:14 «edit»

Category:製作ハウツー ビリケン製キンゴジ

古いソフビキット「ビリケン製キンゴジ」をフルリニューアルする!その1 

どうも杉山です。
皆様ゴールデンウィークは如何でしたか?
なかなか天気が安定しませんが大分過ごしやすくなりましたね。

さて、しんかいのボルトが取り寄せ中で揃わなかったので、今回は別の物をやっていきます。

それがこちら
DSCN9900_202205111859191f4.jpg

以前知人から頂いたビリケン商会のキンゴジです。
随分古い物で自分で完成させて飾っていたそうです。
「好きにしていい」とバラバラの状態で頂きました。
なので今回はこのキンゴジをフルリペイントしていきます。

まずは状態を見てみましょう。
長年飾っていたということでホコリや油等の汚れがかなり目立ちます。
また表面が、塗料の経年劣化なのか汚れによるものなのが少々べたつきます。
古いソフビ製の完成品でありがちな状態です。
DSCN9903_20220511185920c06.jpg
DSCN9901_202205111859204c2.jpg

過去にも同様に表面がべたべたするソフビ製品の補修を何度か受けたことがあります。
これも何パターンかありまして先ほど書いたように、空気中の油分による油汚れやヤニ汚れ、塗料や素材の劣化が原因と思われます。
正直後者の塗料や素材の劣化の場合は洗ったり、薬品に漬けたりしても直らないことがほとんどで、上から塗装で覆って直すしかありません。
今回の場合は恐らくヤニ汚れではないでしょうか。
空気中のヤニや油分にホコリが付いて固まってる感じがします。
これならしっかり洗浄することでべたべたを取ることが出来そうです。
まずはキッチン用中性洗剤を混ぜた水に3,4時間付けておきます。
DSCN9905_20220511185921dd6.jpg

汚れのこびり付きが酷いので歯ブラシを使って汚れを取ります。
指の間や体の皺は汚れがひどいので入念に行います。
DSCN9908_20220511185921114.jpg

良く洗って、乾かします。
DSCN9909_202205111859222ac.jpg

乾いたら組立てます。
頭はまだつけません。あとで説明しますが中にレジンを流し込むためです。
DSCN9910_20220511185923933.jpg

パーツを差し込んだ部分を接着していきます。
接着には流し込み用瞬間接着剤を使います。
DSCN9911_20220511185925f53.jpg

隙間をアルテコパテで埋めていきます。
ゴジラの表面の凸凹に馴染ませながら埋める様にします。
DSCN9912_202205111859264d0.jpg

パテが固まったら改めてリューターを使って凸凹の再現をして馴染ませます。
DSCN9914_2022051118592895f.jpg

隙間が全部埋まったら中にレジンを流します。
これをすることでソフビの変形を防いだり、重量を増す効果があります。
レジン以外なら石膏でも大丈夫です。
この流し込みをするので先ほどやった隙間埋めは入念に行いましょう。
漏れて大変なことになります。

流し込む量は全身回る程は必要ありません。
特にゴジラは重心が低いですし、そのままでも自立する為です。
腰上くらいまで注げばOKです。
DSCN9916_20220511185929d25.jpg

次回塗装して完成させますのでお楽しみに。
DSCN9917_202205111859313bf.jpg


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