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ご愛願頂き有り難うございます! 模型製作代行NAGAEアートプロダクションの話題をいち早くお届け致します。

 

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カテゴリー「製作ハウツー FSS マンティコア」の記事一覧

    

Posted on 15:50:09 «edit»

Category:製作ハウツー FSS マンティコア

【ガレキ】海洋堂の「マンティコア」をつくるよ その2 

どうも杉山です。
もうすぐ8月も終わりですね。
まだまだ暑い日が続きますが頑張ります。

さて今回もマンティコアを製作していきます。

前回に引き続き成形不良やパーティングライン、気泡の処理を行います。
キット的に全てのパーツに対して何かしらの処理が必要です。
作業内容については前回同様となりますので割愛します。

処理がある程度終わったら軸打ちをして仮組みしていきます。
この様なレジンキットはプラモデルの様にダボを差し込んで組み立てというわけにはいきません。
またパーツそれぞれに重量があるので接着だけでは強度がたりません。
そこで自分で軸をつくる作業が必要になります。
DSCN9872_2022082415154876e.jpg

ここの場合は2mmの真鍮線を使っていますが、接着面の広さや強度の必要度で真鍮線の太さや長さを決めます。
負荷がかかりやすい足等は太さを3mmにしたり軸を2本差したりして強度を出すこともあります。
DSCN9873_20220824151549e30.jpg

前足の付け根の接着面の写真です。
どちらも凹んでいて接着面に大きな隙間が出来てしまいます。
DSCN9874_2022082415154924a.jpg

外から見ても隙間が見えていますね。
DSCN9875_20220824151549587.jpg

足の付け根は強度が必要なのですがこれでは軸を入れても十分な強度は取れません。
そこでこの隙間をパテで補填して接着面をしっかり作ると共に、外から見える隙間も埋めることにします。

かなり大きな隙間になるので今回はエポキシパテを使用しました。
パテの硬化後に剥がす必要があるので、パーツの片側(今回は本体側)にメンソレータムを塗って剥がしやすくしておきます。
DSCN9876_20220824151550d28.jpg

押し付けてパテが少しはみ出るくらいにすると隙間が埋まります。
硬化後に成型して完了です。
DSCN9877_20220824151551727.jpg

組み立てていると角のパーツが変形していることに気が付きました。
派手に先が曲がってしまっています。
DSCN9880_20220824151553442.jpg

細いレジンパーツは変形しやすいですが熱を与えることによって修正することができます。
ドライヤーで温めたり、熱湯に漬ける方法があります。
DSCN9881_202208241515553cf.jpg

それでは一度仮組みしていきましょう。
尻尾まで付くとかなりのボリューム感です。
土台もあるので安定感は抜群です。
DSCN9882_20220824151557ff1.jpg
DSCN9883_202208241515575a1.jpg
DSCN9884_20220824151559f8c.jpg

背びれも付けてみましょう。
DSCN9885_202208241516018e2.jpg

大きさが分かりやすいように缶スプレーを並べてみました。
凄い迫力!
DSCN9886_20220824151602f89.jpg

次回はサーフェイサーを吹いていよいよ塗装に入っていきます。
お楽しみに!

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Posted on 19:05:36 «edit»

Category:製作ハウツー FSS マンティコア

【ガレキ】海洋堂の「マンティコア」をつくるよ その1 

どうも杉山です。
8月になりましてものすごく暑い日が続いておりますが、皆さま如何お過ごしでしょうか。

さて今回もお客様のキット製作を紹介致します。
どのように製作するのか見てみたいというご要望を頂きまして、こちらのブログでご紹介させて頂く事になりました。

そのキットがこちら
DSCN0503.jpg

かなり古いレジン製のキットで、ファイブスター物語より「マンティコア」です。メーカーは海洋堂となっております。
ファイブスター物語のキットは数多く製作してきましたが、このマンティコアという機体は初めてですね。
キットも海洋堂とボークスしか発売していないというかなりレアな機体のキットです。

内容はこのようになっております。
完成体はかなり大きくなるキットですが、パーツ単体がそれぞれ大きくパーツ数はそれほど多くありません。
DSCN0504.jpg

早速製作していきましょう。
レジンの製作はプラモデルの様にいきなり表面処理!とはいきません。
まずは洗浄からです。
レジンはキット量産する際にシリコン型を使います。その時に表面に離型剤という油分がキット表面に付いてしまいます。
この油分があると塗料をはじいて塗ることが出来ません。

まず洗浄液に漬けこみます。
今回はかなり大量に使いますのでマジックリンを使用しています。
もちろん模型メーカーさんから発売されている専用の洗浄液を使用しても大丈夫です。
DSCN0505.jpg

2時間くらい漬け込みました。
古いキットだと離型剤が取れにくくなっています。
念入りに洗浄する為に洗浄液から取り出したパーツをひとつひとつブラシで洗います。
洗う際は台所用洗剤とクレンザーを混ぜた物を使用しています。
DSCN0507.jpg

磨き終わったら綺麗に水で洗い流します。

乾燥させたらようやく表面処理に入っていきます。
まずはこういう分かりやすい不要な、湯口やバリを取っていきます。
DSCN0509.jpg

もちろんレジンキットにもパーティングラインはあります。
削るだけで処理できるものもあれば、段差が出来てしまっている場合もあります。
DSCN0510.jpg

段差がある場合はパテ埋めしてから処理します。
DSCN0512.jpg

最近のキットであれば綺麗に成型されたキットが多いですが、古いキットですとメーカー品であっても気泡や成形不良が起きている場合が多いです。
DSCN0513.jpg

そでぞれモールドに合わせてパテ埋め、成型をしていきます。
DSCN0514.jpg

DSCN0515.jpg

頭部(毛のモールド)は特にひどいです。
DSCN0516.jpg

毛の流れに沿ってそれぞれ処理していきます。
DSCN0517.jpg

背びれのパーツはモールドの所が薄くなって穴が開いてしまっています。
向こう側が透けて見えますね。
DSCN0518.jpg

この部分もパテ埋めしていきます。
埋めきってしまうとモールドが無くなってしまうの埋めきらない程度に薄めのパテで行います。
DSCN0520.jpg

こんな感じで全体的に処理を進めて行きます。
かなり処理する部分が多いので時間がかかりそうですが頑張ります。

次回もお楽しみに!

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