カテゴリー「製作ハウツー ブラバムBT44B」の記事一覧
- 2017/05/26 【えふわん!】STUDIO27 ブラバムBT44Bをつくるよ!その2
- 2017/05/18 【おすねこ完成!】からの〜、【えふわん!】STUDIO27 ブラバムBT44Bをつくるよ!その1
Posted on 21:24:34 «edit»
どうも杉山です。
5月にしては暑いですね。この時期の暑さは気持ちがよくて大好きです。
模型を作るにも最適です。
ってことで今週もBT44B張り切て作って参りましょう。
前回洗浄まで行いましたので今回からいよいよ製作って感じですね。
まず説明書をよく確認しましょう。

と言ってもこれが内容全部ですので、実車の写真等の資料を別に用意した方が良いですね。
説明書を見るとエンジンからの製作になっていますが、弊社で通常のカーモデルを製作をする時と同様にボディから製作して行きます。ボディの塗装、ウレタンコートの乾燥に時間がかかるので先にやってしまおうというわけです。
まずメタルパーツの表面処理です。
240番のペーパーでガシガシ磨いて行きます。金属とは言えホワイトメタルですのですんなり削れてくれます。

メタルパーツは表面が凸凹している事が多いので全体をしっかり磨きます。この段階では400番くらいまで磨くといいです。
左右パーツを合わせて見ます。

かなり隙間が開いてしまいましたので接着面を削って擦り合わせを行います。

メタルパーツとレジンパーツを接着します。

接着剤は瞬間接着剤を使用しました。できるだけ隙間の無いようにと思いましたが、擦り合わせでもどうしようもないくらい、かなり隙間と段差が出来てしまいました。

パーツの段差消しにはパテ、今回はSSPを使用しました。ポリパテですと完全乾燥までにヒケが出てしまい完成後に継ぎ目が目立ってしまったり、エポキシパテですと硬化までに時間がかかってしまいます。
SSPですと成分が瞬間接着剤なのでヒケが出ませんし、硬化も早いですし、なによりしっかり食い付きます。
ノーズ部分も同様に行います。

ノーズの底になるパーツに合わせながら接着しズレない様に注意です。(この段階では底のパーツは接着しません。)
硬化したらカッターで形を整えペーパーで均します。爪で撫でてみて引っかかりが無ければOKです。
レジンパーツもメタルパーツもプラモデル同様パーティングラインやゲート跡があります。プラモデルより大きく出ている事が多いです。パテ埋め、ペーパー掛けはしっかり行います。
次はウィングパーツです。これも先に作ります。
フラップ部分はメタル製、両端はエッチングパーツの貼り合わせとなっております。
フラップ部分は前述同様しっかりペーパーで磨き上げます。
エッチングパーツとの接着にも瞬間接着剤を使用します。接着の際にはしっかり平行になる様に位置合わせをしっかりし、スコヤを当てる等して歪みを防止します。

瞬間接着剤ですと接着後の調整ができないので、自信が無いという方はエポキシ接着剤を使うと良いですよ。硬化までに時間があるので微調整もしやすいです。

しっかり接着出来たらカッターの先を使ってはみ出た接着剤をこそぎ落とします。
接着面が小さいので力を入れすぎるとすぐパーツが取れてしまいますので注意しましょう。
組立て、表面処理が終わったらサーフェイサーを吹きます。
プラモデルではないのでプラ用のサーフェイサーは使えませんよ。

造形村(ボークス)製のGKサーフェイサーを使用します。プライマーが入っているのでレジンや金属の上に塗ってもしっかり食い付きますよ。
はい、サーフェイサーが吹き終わりました。段差や隙間が埋まっているか確認しましょう。

さあ次は塗装に入って行きますよ!お楽しみに!
筆者:杉山

NAGAEアートプロダクションはこちらから
5月にしては暑いですね。この時期の暑さは気持ちがよくて大好きです。
模型を作るにも最適です。
ってことで今週もBT44B張り切て作って参りましょう。
前回洗浄まで行いましたので今回からいよいよ製作って感じですね。
まず説明書をよく確認しましょう。

と言ってもこれが内容全部ですので、実車の写真等の資料を別に用意した方が良いですね。

まずメタルパーツの表面処理です。
240番のペーパーでガシガシ磨いて行きます。金属とは言えホワイトメタルですのですんなり削れてくれます。

メタルパーツは表面が凸凹している事が多いので全体をしっかり磨きます。この段階では400番くらいまで磨くといいです。
左右パーツを合わせて見ます。

かなり隙間が開いてしまいましたので接着面を削って擦り合わせを行います。

メタルパーツとレジンパーツを接着します。

接着剤は瞬間接着剤を使用しました。できるだけ隙間の無いようにと思いましたが、擦り合わせでもどうしようもないくらい、かなり隙間と段差が出来てしまいました。

パーツの段差消しにはパテ、今回はSSPを使用しました。ポリパテですと完全乾燥までにヒケが出てしまい完成後に継ぎ目が目立ってしまったり、エポキシパテですと硬化までに時間がかかってしまいます。
SSPですと成分が瞬間接着剤なのでヒケが出ませんし、硬化も早いですし、なによりしっかり食い付きます。
ノーズ部分も同様に行います。

ノーズの底になるパーツに合わせながら接着しズレない様に注意です。(この段階では底のパーツは接着しません。)
硬化したらカッターで形を整えペーパーで均します。爪で撫でてみて引っかかりが無ければOKです。
レジンパーツもメタルパーツもプラモデル同様パーティングラインやゲート跡があります。プラモデルより大きく出ている事が多いです。パテ埋め、ペーパー掛けはしっかり行います。
次はウィングパーツです。これも先に作ります。
フラップ部分はメタル製、両端はエッチングパーツの貼り合わせとなっております。
フラップ部分は前述同様しっかりペーパーで磨き上げます。
エッチングパーツとの接着にも瞬間接着剤を使用します。接着の際にはしっかり平行になる様に位置合わせをしっかりし、スコヤを当てる等して歪みを防止します。

瞬間接着剤ですと接着後の調整ができないので、自信が無いという方はエポキシ接着剤を使うと良いですよ。硬化までに時間があるので微調整もしやすいです。

しっかり接着出来たらカッターの先を使ってはみ出た接着剤をこそぎ落とします。
接着面が小さいので力を入れすぎるとすぐパーツが取れてしまいますので注意しましょう。
組立て、表面処理が終わったらサーフェイサーを吹きます。
プラモデルではないのでプラ用のサーフェイサーは使えませんよ。

造形村(ボークス)製のGKサーフェイサーを使用します。プライマーが入っているのでレジンや金属の上に塗ってもしっかり食い付きますよ。
はい、サーフェイサーが吹き終わりました。段差や隙間が埋まっているか確認しましょう。

さあ次は塗装に入って行きますよ!お楽しみに!
筆者:杉山

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Posted on 23:05:59 «edit»
どうも杉山です。
前回で一応トムキャットが完成した訳ですが、改めて全体を良く見てみるとかなり製作期間が長くなってしまったせいか、所々調子が合っていない部分が目立ちましたので、グラデーションや墨入れ等で全体を調整しました。
仕事で作る時は製作開始から一気に作って行くのでこの様な事は無いのですが、作れない時期があったり、一日少しずつの作業だとこういうこともあります。
それでは改めて、写真もしっかり撮りましたのでどうぞ!


















やっぱりトムキャットはカッコイイですね。
しかしこれは社長の所にいくとして・・・まずいな。自分のも欲しいぞ。・・・もう一機作るしか・・・。
今更躊躇しだす杉山でした。
で、ですよ。次に何を作ろうかってことなんですけど、押し入れのキットと睨めっこです。
「またトラック、いやバスか」とか、「ジェットもいいけど二次大戦機の戦闘機もいいな」とか、「あえてキャラもので」とか、いつも色々悩みます。
で今回製作を決めたのがこちら。

STUDIO27 1/20Scale ブラバムBT44B 1975 です。
75年と言いますと私が生まれる10年近く前のF-1マシンです。
この頃のマシンはどのチームも個性的なデザインで年々進化が目に見えて分かるF-1史でもかなり面白い時代で、個人的にも大好きです。
今回挑戦するブラバムBT44Bは、三角の独特な形状の真っ白いボディにメインスポンサーのマルティーニの青と赤のラインが入るシンプルながら目を魅くデザインが魅力のマシンです。フェラ−リ312TやマクラーレンM23など強豪と戦い抜き
コンストラクターズポイント2位を獲得するなど、低迷していたブラバムを再び注目させる事になった人気のマシンです。
さてさて早速製作に取りかかりましょう。
今回のキットは今まで製作してきたキットと大きく違います。

プラモデルではなく、レジンパーツとホワイトメタルの複合キットで俗にいうガレージキットという奴です。
材料も違うので作り方ももちろん変わってきます。
まずはパーツチェックをしていきます。
プラモデルではやらないですよね。ガレージキットの場合成型されたパーツがバラバラで梱包されているのでパーツの不備(不足や欠損)が稀にあります。STUDIO27さんは国内の一流メーカーですので滅多にないですが一応念の為行います。
説明書のパーツリストを見ながらチェックしていきます。
パーツチェックが終わったらレジンパーツの洗浄を行います。
レジンパーツはプラモデルの金型と違ってゴム製のシリコン型を使って成型されています。型の抜きをよくする為に表面には離型材(油)が塗られています。この離型材を落とす作業が必要なわけです。
まずはこちら、ガイアノーツのレジンウォッシュによる浸け洗いです。

タッパーにレジンパーツとパーツ全体が浸るくらいのレジンウォッシュを入れます。

レジンウォッシュは大変揮発しやすい溶剤ですので容器は蓋が出来るものを選びましょう。
10〜20分くらい浸けておけばOK。
残った溶剤は捨てずに元のボトルに戻します。5回ぐらい再利用が可能です。
パーツを軽く水で洗い流したら次は洗剤を使って洗っていきます。
使うのはクレンザーと台所用中性洗剤を混ぜたものを使用します。


歯ブラシを使って泡立てる様にゴシゴシと磨きます。
レジンウォッシュと洗剤、どちらか一歩でも構わないのですが念には念をということで弊社では両方行っております。
洗浄が甘いと、塗装中マスキングを剥がしたら一緒に塗膜が剥がれました、なんていう事故になりかねません。しっかり洗いましょう。
磨き終わったらしっかりと水で洗い流し乾燥を待ちます。
なんとも久しぶりのF-1のガレージキットの製作ということで緊張しております。
それでは完成まで是非ともお付き合い下さいませ。
筆者:杉山

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前回で一応トムキャットが完成した訳ですが、改めて全体を良く見てみるとかなり製作期間が長くなってしまったせいか、所々調子が合っていない部分が目立ちましたので、グラデーションや墨入れ等で全体を調整しました。
仕事で作る時は製作開始から一気に作って行くのでこの様な事は無いのですが、作れない時期があったり、一日少しずつの作業だとこういうこともあります。
それでは改めて、写真もしっかり撮りましたのでどうぞ!


















やっぱりトムキャットはカッコイイですね。
しかしこれは社長の所にいくとして・・・まずいな。自分のも欲しいぞ。・・・もう一機作るしか・・・。
今更躊躇しだす杉山でした。
で、ですよ。次に何を作ろうかってことなんですけど、押し入れのキットと睨めっこです。
「またトラック、いやバスか」とか、「ジェットもいいけど二次大戦機の戦闘機もいいな」とか、「あえてキャラもので」とか、いつも色々悩みます。
で今回製作を決めたのがこちら。

STUDIO27 1/20Scale ブラバムBT44B 1975 です。
75年と言いますと私が生まれる10年近く前のF-1マシンです。
この頃のマシンはどのチームも個性的なデザインで年々進化が目に見えて分かるF-1史でもかなり面白い時代で、個人的にも大好きです。
今回挑戦するブラバムBT44Bは、三角の独特な形状の真っ白いボディにメインスポンサーのマルティーニの青と赤のラインが入るシンプルながら目を魅くデザインが魅力のマシンです。フェラ−リ312TやマクラーレンM23など強豪と戦い抜き
コンストラクターズポイント2位を獲得するなど、低迷していたブラバムを再び注目させる事になった人気のマシンです。
さてさて早速製作に取りかかりましょう。
今回のキットは今まで製作してきたキットと大きく違います。

プラモデルではなく、レジンパーツとホワイトメタルの複合キットで俗にいうガレージキットという奴です。
材料も違うので作り方ももちろん変わってきます。
まずはパーツチェックをしていきます。
プラモデルではやらないですよね。ガレージキットの場合成型されたパーツがバラバラで梱包されているのでパーツの不備(不足や欠損)が稀にあります。STUDIO27さんは国内の一流メーカーですので滅多にないですが一応念の為行います。
説明書のパーツリストを見ながらチェックしていきます。
パーツチェックが終わったらレジンパーツの洗浄を行います。
レジンパーツはプラモデルの金型と違ってゴム製のシリコン型を使って成型されています。型の抜きをよくする為に表面には離型材(油)が塗られています。この離型材を落とす作業が必要なわけです。
まずはこちら、ガイアノーツのレジンウォッシュによる浸け洗いです。

タッパーにレジンパーツとパーツ全体が浸るくらいのレジンウォッシュを入れます。

レジンウォッシュは大変揮発しやすい溶剤ですので容器は蓋が出来るものを選びましょう。
10〜20分くらい浸けておけばOK。
残った溶剤は捨てずに元のボトルに戻します。5回ぐらい再利用が可能です。
パーツを軽く水で洗い流したら次は洗剤を使って洗っていきます。
使うのはクレンザーと台所用中性洗剤を混ぜたものを使用します。


歯ブラシを使って泡立てる様にゴシゴシと磨きます。
レジンウォッシュと洗剤、どちらか一歩でも構わないのですが念には念をということで弊社では両方行っております。
洗浄が甘いと、塗装中マスキングを剥がしたら一緒に塗膜が剥がれました、なんていう事故になりかねません。しっかり洗いましょう。
磨き終わったらしっかりと水で洗い流し乾燥を待ちます。
なんとも久しぶりのF-1のガレージキットの製作ということで緊張しております。
それでは完成まで是非ともお付き合い下さいませ。
筆者:杉山

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