カテゴリー「製作ハウツー 日本海軍零式艦上戦闘機21型」の記事一覧
- 2017/07/29 【じーく!】零戦をつくるの巻 其の③
- 2017/07/21 【じーく!】零戦をつくるの巻 其の②
- 2017/07/13 【じーく!】零戦をつくるの巻 其の①
Posted on 21:55:18 «edit»
まいどっ!!1
はじめちゃんです。
明日はワンダーフェスティバルです。
ワンフェス直前にブログの更新が当たっております。
今回も弊社NAGAEアートプロダクションは出展いたしますので
会場へお越しの方は是非、弊社ブースにも足を運んで頂けると幸いです。
普段電話でしかやり取り出来ない遠方の方も、我々スタッフと直接お話が出来る機会です。
積もる話もあると思いますので是非是非!!
肝心の卓番は7−1−08です。
スタッフ一同おまちしております。
今回で第3回目の零戦ですが、今回で最終回です。
前回まではこちら
下地処理、ディテールアップと終わり塗装の前の段階まででした。
それでは零戦21型坂井三郎機の完成までの道のりをご確認下さい。

前回加工した排気管でしたが、真鍮パイプの厚みがやはり気になるので
今回更に作り直してみます。
下ごしらえとして、排気管の取り付け位置に楕円を開けてみました。

用意するのはこちら。
KSモデルさんの真鍮帯板。
0.3mm厚の真鍮板を加工して排気管を製作していきます。

0.8mmの真鍮線2本を芯にしてそこに帯板を巻き付けて
楕円形に曲げていきます。
実はこれを思いつくまでに色々と試行錯誤しまして
結構な数の真鍮線を無駄にしてしまいました(笑)

曲げ加工をした部品をカウリングの穴に差し込んで雰囲気をみてみました。
実際に中から生えている感じで随分と見た目が良くなりました。

排気管を接着してエンジンと干渉しないかチェックします。
差し込み接着後に余分をカットすれば、塗装後に問題なくエンジンを組み込めます。

前回、機関砲のディテールアップをしましたが
機銃も作りなおしてみました。
元あったモールドを削り飛ばしてピンバイスで取り付け位置に穴をあけて
真鍮パイプを刺して出来上がりです。

やっと塗装に入れます。
コクピット外側でキャノピーの内側にあたる部分はコクピットと同じ色なので
まずコクピットの内側と同じ色を塗装します。
続いて胴体の塗装に入るのですが、そのままだと折角塗装した色が塗りつぶされてしまうので
マスキングをしてやらねばなりません。
キャノピーと同じ形をどうやってマスキングしようかと考えたところ
このキットはキャノピーの開閉が選択式で、どちらかのパーツが一式余るのです。
勘のいい方はお気づきですね。
そう!いらないキャノピーをマスキングに使ってしまうという作戦です。

一色目の塗装を撮影するのを忘れておりました。
一色目はパネルラインに沿って濃いめの色でなぞっておきました。
この写真は2色目の塗装後の状態なのですが、1色目の色を残す様に
パネル毎に塗装して好みの調子に調整しながら塗装してあります。
2色目はかなり緑の強いグレーを薄く塗装してあります。

3色目は2色目に白を加えたもので、灰緑色に近い色味です。
ここで本来のイメージの塗装にする予定でしたが、どうも違うと感じたので
4色目を塗装して調整していきます。

カメラの設定をミスって色味の違いがよくわかりません;;
4色目は更に白が強いガルグレーのような色味を重ねて
部分部分で調子を変えてみました。
本体の基本塗装はこれにて完了です。

本体の次にカウリングや主脚の塗装をしました。

細かい部品の乾燥を待つ間に先程の本体が乾燥しましたので
今度はクリアーを塗装しました。
なぜクリアーを塗装したかといいますと。
この後本体にはデカールを貼る訳ですが、塗装面がツルツルだとデカールが密着しやすいのです。
その為のクリアー塗装なのです。

本体のクリアーが乾燥する間に先程の細かい部品の内
マスキングが必要なパーツの塗装も終わらせました。
これにて塗装は完了です。

今の段階で組み付けても問題の無い部品を取付けました。
段々完成が見えて来てテンションも上がります。

クリアーも乾燥しましたので、デカールを貼付けました。
胴体や尾翼に青いラインが入るのですが、ここは塗装にすれば良かったなと思います。
途中で切れたりしやすいので、ラインのデカールを貼る時は慎重に!

先程の写真とあまり変わった所は無い様に見えますが、パネルのモールドを跨いで
デカールを貼った箇所のデカールをパネルラインに沿って
カッターで切り込みを入れて、更に馴染ませてあります。
実際の戦闘機は塗装されているので、このほうがデカールも周囲と馴染んでいますね。
このあとデカールの乾燥を待ってツヤの調整をします。
ツヤの調整が済んだら翼端灯と排気管を塗装します。
なぜこの段階かと言うと、本体は半光沢で仕上げたのですが
先に上記2カ所を塗装してしまうとツヤ感が変わってしまうので
最終段階まで塗装しないでおいた訳です。





これでようやっと完成です。
今まで何故か個人的にも製作しなかった零戦ですが、
こうして完成してみると、やはりかっこいいなと思いました。
ちょっと古いキットでしたので手を入れれる箇所もそれなりにあって
触りがいのあるキットでした。
次回、戦闘機を作る時はWWⅠの時代の複葉機なんかもいいなぁと思いました。
付属のパイロットフィギュアはどう見ても坂井三郎氏には見えませんが
そこはどうか生暖かい目で見てやってください。
また次回別のキット製作をいたしますので
お楽しみに〜〜〜〜!!
筆者:神宮司

NAGAEアートプロダクションはこちらから
はじめちゃんです。
明日はワンダーフェスティバルです。
ワンフェス直前にブログの更新が当たっております。
今回も弊社NAGAEアートプロダクションは出展いたしますので
会場へお越しの方は是非、弊社ブースにも足を運んで頂けると幸いです。
普段電話でしかやり取り出来ない遠方の方も、我々スタッフと直接お話が出来る機会です。
積もる話もあると思いますので是非是非!!
肝心の卓番は7−1−08です。
スタッフ一同おまちしております。
今回で第3回目の零戦ですが、今回で最終回です。
前回まではこちら
下地処理、ディテールアップと終わり塗装の前の段階まででした。
それでは零戦21型坂井三郎機の完成までの道のりをご確認下さい。

前回加工した排気管でしたが、真鍮パイプの厚みがやはり気になるので
今回更に作り直してみます。
下ごしらえとして、排気管の取り付け位置に楕円を開けてみました。

用意するのはこちら。
KSモデルさんの真鍮帯板。
0.3mm厚の真鍮板を加工して排気管を製作していきます。

0.8mmの真鍮線2本を芯にしてそこに帯板を巻き付けて
楕円形に曲げていきます。
実はこれを思いつくまでに色々と試行錯誤しまして
結構な数の真鍮線を無駄にしてしまいました(笑)

曲げ加工をした部品をカウリングの穴に差し込んで雰囲気をみてみました。
実際に中から生えている感じで随分と見た目が良くなりました。

排気管を接着してエンジンと干渉しないかチェックします。
差し込み接着後に余分をカットすれば、塗装後に問題なくエンジンを組み込めます。

前回、機関砲のディテールアップをしましたが
機銃も作りなおしてみました。
元あったモールドを削り飛ばしてピンバイスで取り付け位置に穴をあけて
真鍮パイプを刺して出来上がりです。

やっと塗装に入れます。
コクピット外側でキャノピーの内側にあたる部分はコクピットと同じ色なので
まずコクピットの内側と同じ色を塗装します。
続いて胴体の塗装に入るのですが、そのままだと折角塗装した色が塗りつぶされてしまうので
マスキングをしてやらねばなりません。
キャノピーと同じ形をどうやってマスキングしようかと考えたところ
このキットはキャノピーの開閉が選択式で、どちらかのパーツが一式余るのです。
勘のいい方はお気づきですね。
そう!いらないキャノピーをマスキングに使ってしまうという作戦です。

一色目の塗装を撮影するのを忘れておりました。
一色目はパネルラインに沿って濃いめの色でなぞっておきました。
この写真は2色目の塗装後の状態なのですが、1色目の色を残す様に
パネル毎に塗装して好みの調子に調整しながら塗装してあります。
2色目はかなり緑の強いグレーを薄く塗装してあります。

3色目は2色目に白を加えたもので、灰緑色に近い色味です。
ここで本来のイメージの塗装にする予定でしたが、どうも違うと感じたので
4色目を塗装して調整していきます。

カメラの設定をミスって色味の違いがよくわかりません;;
4色目は更に白が強いガルグレーのような色味を重ねて
部分部分で調子を変えてみました。
本体の基本塗装はこれにて完了です。

本体の次にカウリングや主脚の塗装をしました。

細かい部品の乾燥を待つ間に先程の本体が乾燥しましたので
今度はクリアーを塗装しました。
なぜクリアーを塗装したかといいますと。
この後本体にはデカールを貼る訳ですが、塗装面がツルツルだとデカールが密着しやすいのです。
その為のクリアー塗装なのです。

本体のクリアーが乾燥する間に先程の細かい部品の内
マスキングが必要なパーツの塗装も終わらせました。
これにて塗装は完了です。

今の段階で組み付けても問題の無い部品を取付けました。
段々完成が見えて来てテンションも上がります。

クリアーも乾燥しましたので、デカールを貼付けました。
胴体や尾翼に青いラインが入るのですが、ここは塗装にすれば良かったなと思います。
途中で切れたりしやすいので、ラインのデカールを貼る時は慎重に!

先程の写真とあまり変わった所は無い様に見えますが、パネルのモールドを跨いで
デカールを貼った箇所のデカールをパネルラインに沿って
カッターで切り込みを入れて、更に馴染ませてあります。
実際の戦闘機は塗装されているので、このほうがデカールも周囲と馴染んでいますね。
このあとデカールの乾燥を待ってツヤの調整をします。
ツヤの調整が済んだら翼端灯と排気管を塗装します。
なぜこの段階かと言うと、本体は半光沢で仕上げたのですが
先に上記2カ所を塗装してしまうとツヤ感が変わってしまうので
最終段階まで塗装しないでおいた訳です。





これでようやっと完成です。
今まで何故か個人的にも製作しなかった零戦ですが、
こうして完成してみると、やはりかっこいいなと思いました。
ちょっと古いキットでしたので手を入れれる箇所もそれなりにあって
触りがいのあるキットでした。
次回、戦闘機を作る時はWWⅠの時代の複葉機なんかもいいなぁと思いました。
付属のパイロットフィギュアはどう見ても坂井三郎氏には見えませんが
そこはどうか生暖かい目で見てやってください。
また次回別のキット製作をいたしますので
お楽しみに〜〜〜〜!!
筆者:神宮司

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Posted on 11:13:06 «edit»
まいどっ!
夏バテ知らずのはじめちゃんです。
生まれてこのかた夏期に食欲が落ちた事がありません!
今もブログを書きながらお腹が鳴っております。
今日は何を食べようかなぁ…
さて今回も零戦の続きです。
前回まではこちら
コクピット内部の塗装が終わって胴体や翼等の接着を終わらせた所まででした。
それでは続けて行きたいと思います。

接着してから数日経過しておりますので、合わせ目を消す作業から始めようと思うのですが
ここで一つ課題が!
写真を見て頂くとお分かりですが、モールドの一部が凸です。
このままペーパーを当ててしまうと折角のモールドまで削ってしまいます。
なのでペーパーを当てる前に凸モールドを凹モールドに掘る作業を挟みます。

今回使うのはこちら。
スジ彫り用のガイドテープです。
スジ彫り堂さんでタガネを購入した際におまけでつけてくれたものでして
折角なのでこの機会に活用させていただきます。
他のメーカーさんでもガイドテープを販売しておりますので、
そちらを使ってもいいでしょう。
要はスジ彫りをする際にガイドになればなんでもいいのです(笑)
こういった商品を知る前はホームセンターのビニールテープでガイドにしておりました。
糊が残るのでおすすめしませんが…

スジ彫りを追加したい箇所に貼付けて掘ります。
私は0.2mmのタガネを使用して掘りますが、
カッターを使ってもいいでしょうし、目立てやすりを使っても掘れます。
欲しい太さの溝を掘れるものを選択するのが吉ですね。
ガイドテープを貼付けたらあまり力を入れない様に慎重になぞって掘っていきます。
滑らないように気をつければ特に問題はありません。
万が一余計な所を掘って傷を付けてしまったら
春寒接着剤を流したり、瞬間接着パテを盛るなどして対処すればいいでしょう。


胴体と翼のスジ彫りを終えた状態です。
堀ったままなので周囲がめくれておりますが
このあと合わせ目消しのペーパー当て作業で一緒に綺麗にします。


続いて手をいれるのがこちら、尾灯と翼端灯です。
キットメーカーや時代によっては尾灯がそのまま一体で成形されていますので
ここを透明パーツにします。


灯のモールドを頼りに削り取った状態です。

次に使用するのがこちら。
クリアパーツのランナータグです。
はい!エコです。せこいです。
使えるものは何でも使う。
無駄は出しません。
ガンプラ等では色付きのクリアーパーツがありますので
いざという時の為に捨てないで取っておくと助かりますよ。
こいつを適当な大きさにきりだして。

先程削り取った箇所に接着します。

接着剤の乾燥後に整形すれば
このとおり翼端灯や尾灯のクリアー化の完了です。

合わせ目消しや整形が完了しましたので
胴体と接着しました。
尾翼を接着しているのは、今回は灰白色の仕上げにする予定で表面も裏面も同じ塗装だからです。

続いて細部の組み立てへ移ります。
早速ですが、やらかしてしまいました。
カウリングに取付ける排気管のパーツをピンセットで摘んだ際に空の彼方へ…
探しても見つからないので自分で作り直します。

用意するのは3mmの真鍮パイプ。
こいつを加工してそれっぽい形にしていきます。

まずはパイプカッターで大体の長さにカットします。
断面の処理等が発生しますので気持ち長めにカットします。

カット後に断面を金属用のヤスリで均して
プライヤーで輪を潰せば出来上がりです。

カウリングに取付けてみました。
形状は問題なさそうです。
(今見てみると厚みが気になりますので塗装までに排気管の厚みは調整します)

今回製作するのは21型の坂井三郎機なので
取付けないパーツ用のダボ穴は埋めました。

アンテナの支柱です。
風防から飛び出る部分を切り飛ばしました。
当時の戦闘機の無線機は性能があまりよくなかったようで
無線機に頼らず僚機とは手信号でやりとりしていたそうです。
坂井氏の機体は同様に不必要なアンテナ支柱はのこぎりで切り飛ばしていたそうです。
無線機も積んでいなかったとか…

続いてキット状態だと頼りないピトー管の作り直しです。
用意するのは1mmの真鍮パイプ。
これを適度な長さでカットします。

肉厚が薄く細いのでパイプカッターでは切れません。
カッターで当たりをつけてころころと回してカットします。
カット出来たら断面を金属やスリで均します。
今回のパイプは内径が0.8mmなので0.8mmの真鍮線にパイプを被せます。

できました。

翼に取付けてみたところです。
シャープですね。

同様に機関砲も真鍮パイプを埋め込んで再現してみました。
ガンダムの頭のバルカン砲の再現と同じですね。
今回はここまでです。
これで下処理の部分は完了しましたので次回は塗装へと進みます。
レシプロ戦闘機も好きで色々作ってきましたが
何故か一番メジャーな零戦は作ったことがありませんでした。
段々と形になっていく様に自分の中のはじめ少年のワクワクが止まりません。
次回で恐らく完成しますのでもう暫くお付き合い下さいます様お願い致します。
筆者:神宮司

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夏バテ知らずのはじめちゃんです。
生まれてこのかた夏期に食欲が落ちた事がありません!
今もブログを書きながらお腹が鳴っております。
今日は何を食べようかなぁ…
さて今回も零戦の続きです。
前回まではこちら
コクピット内部の塗装が終わって胴体や翼等の接着を終わらせた所まででした。
それでは続けて行きたいと思います。

接着してから数日経過しておりますので、合わせ目を消す作業から始めようと思うのですが
ここで一つ課題が!
写真を見て頂くとお分かりですが、モールドの一部が凸です。
このままペーパーを当ててしまうと折角のモールドまで削ってしまいます。
なのでペーパーを当てる前に凸モールドを凹モールドに掘る作業を挟みます。

今回使うのはこちら。
スジ彫り用のガイドテープです。
スジ彫り堂さんでタガネを購入した際におまけでつけてくれたものでして
折角なのでこの機会に活用させていただきます。
他のメーカーさんでもガイドテープを販売しておりますので、
そちらを使ってもいいでしょう。
要はスジ彫りをする際にガイドになればなんでもいいのです(笑)
こういった商品を知る前はホームセンターのビニールテープでガイドにしておりました。
糊が残るのでおすすめしませんが…

スジ彫りを追加したい箇所に貼付けて掘ります。
私は0.2mmのタガネを使用して掘りますが、
カッターを使ってもいいでしょうし、目立てやすりを使っても掘れます。
欲しい太さの溝を掘れるものを選択するのが吉ですね。
ガイドテープを貼付けたらあまり力を入れない様に慎重になぞって掘っていきます。
滑らないように気をつければ特に問題はありません。
万が一余計な所を掘って傷を付けてしまったら
春寒接着剤を流したり、瞬間接着パテを盛るなどして対処すればいいでしょう。


胴体と翼のスジ彫りを終えた状態です。
堀ったままなので周囲がめくれておりますが
このあと合わせ目消しのペーパー当て作業で一緒に綺麗にします。


続いて手をいれるのがこちら、尾灯と翼端灯です。
キットメーカーや時代によっては尾灯がそのまま一体で成形されていますので
ここを透明パーツにします。


灯のモールドを頼りに削り取った状態です。

次に使用するのがこちら。
クリアパーツのランナータグです。
はい!エコです。せこいです。
使えるものは何でも使う。
無駄は出しません。
ガンプラ等では色付きのクリアーパーツがありますので
いざという時の為に捨てないで取っておくと助かりますよ。
こいつを適当な大きさにきりだして。

先程削り取った箇所に接着します。

接着剤の乾燥後に整形すれば
このとおり翼端灯や尾灯のクリアー化の完了です。

合わせ目消しや整形が完了しましたので
胴体と接着しました。
尾翼を接着しているのは、今回は灰白色の仕上げにする予定で表面も裏面も同じ塗装だからです。

続いて細部の組み立てへ移ります。
早速ですが、やらかしてしまいました。
カウリングに取付ける排気管のパーツをピンセットで摘んだ際に空の彼方へ…
探しても見つからないので自分で作り直します。

用意するのは3mmの真鍮パイプ。
こいつを加工してそれっぽい形にしていきます。

まずはパイプカッターで大体の長さにカットします。
断面の処理等が発生しますので気持ち長めにカットします。

カット後に断面を金属用のヤスリで均して
プライヤーで輪を潰せば出来上がりです。

カウリングに取付けてみました。
形状は問題なさそうです。
(今見てみると厚みが気になりますので塗装までに排気管の厚みは調整します)

今回製作するのは21型の坂井三郎機なので
取付けないパーツ用のダボ穴は埋めました。

アンテナの支柱です。
風防から飛び出る部分を切り飛ばしました。
当時の戦闘機の無線機は性能があまりよくなかったようで
無線機に頼らず僚機とは手信号でやりとりしていたそうです。
坂井氏の機体は同様に不必要なアンテナ支柱はのこぎりで切り飛ばしていたそうです。
無線機も積んでいなかったとか…

続いてキット状態だと頼りないピトー管の作り直しです。
用意するのは1mmの真鍮パイプ。
これを適度な長さでカットします。

肉厚が薄く細いのでパイプカッターでは切れません。
カッターで当たりをつけてころころと回してカットします。
カット出来たら断面を金属やスリで均します。
今回のパイプは内径が0.8mmなので0.8mmの真鍮線にパイプを被せます。

できました。

翼に取付けてみたところです。
シャープですね。

同様に機関砲も真鍮パイプを埋め込んで再現してみました。
ガンダムの頭のバルカン砲の再現と同じですね。
今回はここまでです。
これで下処理の部分は完了しましたので次回は塗装へと進みます。
レシプロ戦闘機も好きで色々作ってきましたが
何故か一番メジャーな零戦は作ったことがありませんでした。
段々と形になっていく様に自分の中のはじめ少年のワクワクが止まりません。
次回で恐らく完成しますのでもう暫くお付き合い下さいます様お願い致します。
筆者:神宮司

NAGAEアートプロダクションはこちらから
Posted on 10:46:30 «edit»
まいどっ!
はじめちゃんです。
今回の製作は零戦です。
零戦と言えば戦闘機に詳しくない人でも知ってるくらい有名な航空機です。
当時、零戦を製造していた三菱さんは今でも続く企業ですし
川崎さんもバイクが有名、中島さん、川西さんといった企業も
企業名は変わったものの現在でも続く企業です。
軍事技術の平和転用で今日の日本があるわけで
私たちが気づいていない所でも彼らの技術にお世話になっていると考えると
考え深い物がありますね。
それでは製作に入りましょう!

パッケージです。
タミヤさんの1/48の零戦です。
説明書には2002年の記述がありますがランナータグには1973年とありますので
今から40年以上前の金型で作られたキットっという事なのでしょうか。
中身を見ていきます。



パーツの構成はこの手の航空機によくある構成です。
海外メーカーのキットに似たランナー構成に見えます。
それでは早速、コクピット内部から組立てていきたいと思います。

胴体を張り合わせる都合があるのでコクピットからの製作になります。

ゲート跡の処理等下地処理が終わった状態です。
これから塗装に移ります。

コクピット内部色を塗装した状態です。

コクピットの乾燥を待つ間にパイロットの塗装をしました。

パイロットの乾燥を待つ間にコクピット内部の計器類の塗装をしました。
スケールの都合で省略されている箇所もありますが
現状で再現されている部分は分かる範囲で塗装しました。

ダークブラウンで墨入れ兼汚しをいれました。
この辺りは個人個人の好みで良いと思います。
コックピット内部は汚れている方が好みなので
今回は汚しました。

コックピット内部の塗装が終わりましたので
パイロットの塗装に戻ります。
資料等を見ながら、塗装していきました。
基本塗装が終わった状態です。

墨入れをして陰になる所に塗料を残し、逆に出っ張っている所
には光が当たって明るくなるようにドライブラシをかけた状態です。
これで単色塗装よりメリハリがついた様に思います。

続いて胴体の張り合わせに入りたいと思います。
基本的には左右で張り合わせるだけなのですが
接着面でずれないように、固いもの(写真では手元にあった爪楊枝)で
接着面のずれを直しながら接着していきます。

場所によっては、ポイントポイントで瞬間接着剤で固めていきます。

胴体の接着が完了しました。

増槽の張り合わせです。
分かりやすいように光を当ててみました。
接着面から光が漏れています。
このまま接着すると隙間が空いてしまい
接着剤の乾燥後の処理でパテで埋めたりと大変なので
この段階でピタッと合うようにします。

特別難しいことをする訳ではなく、接着面をやすりで均すだけです。
ダボをきり飛ばしてヤスリ掛けをしますが
この時に注意点が一つ!
ヤスリは平面が出ているものを使わないと意味がありませんので
当て木を当てたものを使用します。

均したあとの状態です。
光が漏れなくなったので、先程よりは処理が楽になるでしょう。
僅かな隙間であれば接着剤で溶けた樹脂が埋めてくれます。

カウリングや翼もこの段階で接着しました。

本来ですとここで作業は一旦終了で、接着剤の乾燥を待って次の下地処理の行程へ進むのですが
画的に寂しいので尾翼やプロペラも切り出して仮組みしてみます。
戦闘機の模型は塗装が終わるまで組み立てが出来ないので
完成までが非常に待ち遠しいものです。
今回ははやる気持ちが押さえられず、まだ手をつけない部品をマスキングテープでくっつけて
完成のイメージを見てみました。
仮組みの状態で脚もついていませんが、今から完成が待ち遠しい限りです。
次回は下地処理からの塗装へと移ります。
筆者:神宮司

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はじめちゃんです。
今回の製作は零戦です。
零戦と言えば戦闘機に詳しくない人でも知ってるくらい有名な航空機です。
当時、零戦を製造していた三菱さんは今でも続く企業ですし
川崎さんもバイクが有名、中島さん、川西さんといった企業も
企業名は変わったものの現在でも続く企業です。
軍事技術の平和転用で今日の日本があるわけで
私たちが気づいていない所でも彼らの技術にお世話になっていると考えると
考え深い物がありますね。
それでは製作に入りましょう!

パッケージです。
タミヤさんの1/48の零戦です。
説明書には2002年の記述がありますがランナータグには1973年とありますので
今から40年以上前の金型で作られたキットっという事なのでしょうか。
中身を見ていきます。



パーツの構成はこの手の航空機によくある構成です。
海外メーカーのキットに似たランナー構成に見えます。
それでは早速、コクピット内部から組立てていきたいと思います。

胴体を張り合わせる都合があるのでコクピットからの製作になります。

ゲート跡の処理等下地処理が終わった状態です。
これから塗装に移ります。

コクピット内部色を塗装した状態です。

コクピットの乾燥を待つ間にパイロットの塗装をしました。

パイロットの乾燥を待つ間にコクピット内部の計器類の塗装をしました。
スケールの都合で省略されている箇所もありますが
現状で再現されている部分は分かる範囲で塗装しました。

ダークブラウンで墨入れ兼汚しをいれました。
この辺りは個人個人の好みで良いと思います。
コックピット内部は汚れている方が好みなので
今回は汚しました。

コックピット内部の塗装が終わりましたので
パイロットの塗装に戻ります。
資料等を見ながら、塗装していきました。
基本塗装が終わった状態です。

墨入れをして陰になる所に塗料を残し、逆に出っ張っている所
には光が当たって明るくなるようにドライブラシをかけた状態です。
これで単色塗装よりメリハリがついた様に思います。

続いて胴体の張り合わせに入りたいと思います。
基本的には左右で張り合わせるだけなのですが
接着面でずれないように、固いもの(写真では手元にあった爪楊枝)で
接着面のずれを直しながら接着していきます。

場所によっては、ポイントポイントで瞬間接着剤で固めていきます。

胴体の接着が完了しました。

増槽の張り合わせです。
分かりやすいように光を当ててみました。
接着面から光が漏れています。
このまま接着すると隙間が空いてしまい
接着剤の乾燥後の処理でパテで埋めたりと大変なので
この段階でピタッと合うようにします。

特別難しいことをする訳ではなく、接着面をやすりで均すだけです。
ダボをきり飛ばしてヤスリ掛けをしますが
この時に注意点が一つ!
ヤスリは平面が出ているものを使わないと意味がありませんので
当て木を当てたものを使用します。

均したあとの状態です。
光が漏れなくなったので、先程よりは処理が楽になるでしょう。
僅かな隙間であれば接着剤で溶けた樹脂が埋めてくれます。

カウリングや翼もこの段階で接着しました。

本来ですとここで作業は一旦終了で、接着剤の乾燥を待って次の下地処理の行程へ進むのですが
画的に寂しいので尾翼やプロペラも切り出して仮組みしてみます。
戦闘機の模型は塗装が終わるまで組み立てが出来ないので
完成までが非常に待ち遠しいものです。
今回ははやる気持ちが押さえられず、まだ手をつけない部品をマスキングテープでくっつけて
完成のイメージを見てみました。
仮組みの状態で脚もついていませんが、今から完成が待ち遠しい限りです。
次回は下地処理からの塗装へと移ります。
筆者:神宮司

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