カテゴリー「製作ハウツー タイガーI」の記事一覧
- 2017/11/05 【ぱんつぁー!】戦車の王道タイガーIをつくるよ! その9【完成】
- 2017/10/28 【ぱんつぁー!】戦車の王道タイガーIをつくるよ! その8
- 2017/10/20 【ぱんつぁー!】戦車の王道タイガーIをつくるよ! その7
- 2017/10/10 【ぱんつぁー!】戦車の王道タイガーIをつくるよ! その6
- 2017/09/29 【ぱんつぁー!】戦車の王道タイガーIをつくるよ! その5
Posted on 22:27:55 «edit»
どうも杉山です。
さあ長らく製作を続けてきましたタイガー1を完成させます。
といっても本体は前回ほぼ完成しておりますので更に作品製を高めて参りたいと思います。
製作し忘れていた足回りを塗装して取付けます。
本体同様の汚しを施して違和感の無い様にします。

履帯部分はエナメル塗料のシルバーでドライブラシをかけて金属感を出します。

これで本体は完成です。
次にフィギュアを乗せましょう。
このキットにはフィギュアがついていませんので別売りのフィギュアセットの物を使用します。

戦車兵や歩兵など様々なポーズや装備の汎用型のフィギュアセットです。小物も多くカスタム性が高いです。
今回はこの戦車長のフィギュアを使いましょう。

ただタイガー専用では無いのでこのままのポーズでは腕が邪魔で乗せる事が出来ません。
そこで腕を造り起こしてポーズ変更をしたいと思います。
最初に手首はキットの物をを使うので切り取ります。

切り取ったら肩と手首を金属線でつなぎポーズを決めます。この時に実際に戦車に乗せてみて無理の無いポーズの調整をします。
ポーズが決まったらタミヤのエポキシパテ(速硬化タイプ)で肉付けをしていきます。

30分から1時間程でパテがある程度固まってきます。固まりきる前に服のシワを先を削って尖らせた爪楊枝で造形していきます。

パテを盛った直後より少し固まってきたくらいが造形しやすいですよ。

完全に固まったらペーパーで整えて完了です。
折角なので右手に双眼鏡を持たせてみました。双眼鏡のひもはエッチンギパーツのランナー部分を曲げて付けています。
1/48と小さいスケールなので仕方が無いのですがモールドやシワが全体的にダルいので襟周りやベルト等カッターの先で彫り直すとよりシャープな造形になります。
塗装は…。
大まかには顔の肌色を塗装後、マスキングして軍服の黒(塗ったのはかなり濃いめのグレー)をエアブラシで塗装します。シャツや手袋、赤のラインを筆塗りしてツヤ消しクリアーで一度コートします。
服の陰影は薄めに溶いたエナメル塗料で馴染ませながら筆塗りして完成という流れです。
が、小さ過ぎて分かり難いのでまた今度スケールの大きめの物で細かく紹介したく思います。

フィギュアはこれで完成です。
最後にベースを造りましょう。
ジオラマという程の物ではないですが戦車が映える物が良いですよね。
木のデコパージュにファンド(石粉粘土)を敷き詰めて固めます。

この時に戦車の位置を決め粘土が柔らかいうちに履帯が浮かない様に押し付けて跡を付けておきます。
ファンドが固まったら、砂利を混ぜた石膏を水に溶いて全体に塗っていきます。

筆跡が残らない様に注意しましょう。ここでも固まる前に戦車を置き押さえつけます。この時に地面に履帯の跡がしっかり残る様にします。

また、戦車の下だけでなく後ろにも跡を付けてここまで走ってきた様子を再現します。
短く切った筆の毛先です。

木工ボンドを使って地面に差し込む様に植える事で草を再現します。

ここで一日置いて乾燥を待ちます。
完全に固まったら塗装します。

サーフェイサーを吹いた後レッドブラウンで下地塗装、少しずつ明るい色を重ねて土っぽく塗っていきまます。
最後に土と同じ様な色のパステルを使って戦車本体に土汚れを付けていきます。

粗めのペーパー(今回は400番)でパステルを削って粉にします。
筆につけ履帯、転輪、フェンダー、車体下部の土汚れを施します。


先程塗装したベースにも全体的に塗布し乾いた感じにします。
ようやく完成しました!






久しぶりの戦車模型ですがかなり楽しく製作する事ができました。
1/48と小振りなスケールですがそれなりに内容濃いめに作れたと思います。
今度は1/35でがっつり作り込みたい物です。
1/48で本格的なジオラマも良いですね。
さて次は何を作ろうか。お楽しみに!
筆者:杉山

NAGAEアートプロダクションはこちらから
さあ長らく製作を続けてきましたタイガー1を完成させます。
といっても本体は前回ほぼ完成しておりますので更に作品製を高めて参りたいと思います。
製作し忘れていた足回りを塗装して取付けます。
本体同様の汚しを施して違和感の無い様にします。

履帯部分はエナメル塗料のシルバーでドライブラシをかけて金属感を出します。

これで本体は完成です。
次にフィギュアを乗せましょう。
このキットにはフィギュアがついていませんので別売りのフィギュアセットの物を使用します。

戦車兵や歩兵など様々なポーズや装備の汎用型のフィギュアセットです。小物も多くカスタム性が高いです。
今回はこの戦車長のフィギュアを使いましょう。

ただタイガー専用では無いのでこのままのポーズでは腕が邪魔で乗せる事が出来ません。
そこで腕を造り起こしてポーズ変更をしたいと思います。
最初に手首はキットの物をを使うので切り取ります。

切り取ったら肩と手首を金属線でつなぎポーズを決めます。この時に実際に戦車に乗せてみて無理の無いポーズの調整をします。
ポーズが決まったらタミヤのエポキシパテ(速硬化タイプ)で肉付けをしていきます。

30分から1時間程でパテがある程度固まってきます。固まりきる前に服のシワを先を削って尖らせた爪楊枝で造形していきます。

パテを盛った直後より少し固まってきたくらいが造形しやすいですよ。

完全に固まったらペーパーで整えて完了です。
折角なので右手に双眼鏡を持たせてみました。双眼鏡のひもはエッチンギパーツのランナー部分を曲げて付けています。
1/48と小さいスケールなので仕方が無いのですがモールドやシワが全体的にダルいので襟周りやベルト等カッターの先で彫り直すとよりシャープな造形になります。
塗装は…。
大まかには顔の肌色を塗装後、マスキングして軍服の黒(塗ったのはかなり濃いめのグレー)をエアブラシで塗装します。シャツや手袋、赤のラインを筆塗りしてツヤ消しクリアーで一度コートします。
服の陰影は薄めに溶いたエナメル塗料で馴染ませながら筆塗りして完成という流れです。
が、小さ過ぎて分かり難いのでまた今度スケールの大きめの物で細かく紹介したく思います。

フィギュアはこれで完成です。
最後にベースを造りましょう。
ジオラマという程の物ではないですが戦車が映える物が良いですよね。
木のデコパージュにファンド(石粉粘土)を敷き詰めて固めます。

この時に戦車の位置を決め粘土が柔らかいうちに履帯が浮かない様に押し付けて跡を付けておきます。
ファンドが固まったら、砂利を混ぜた石膏を水に溶いて全体に塗っていきます。

筆跡が残らない様に注意しましょう。ここでも固まる前に戦車を置き押さえつけます。この時に地面に履帯の跡がしっかり残る様にします。

また、戦車の下だけでなく後ろにも跡を付けてここまで走ってきた様子を再現します。
短く切った筆の毛先です。

木工ボンドを使って地面に差し込む様に植える事で草を再現します。

ここで一日置いて乾燥を待ちます。
完全に固まったら塗装します。

サーフェイサーを吹いた後レッドブラウンで下地塗装、少しずつ明るい色を重ねて土っぽく塗っていきまます。
最後に土と同じ様な色のパステルを使って戦車本体に土汚れを付けていきます。

粗めのペーパー(今回は400番)でパステルを削って粉にします。
筆につけ履帯、転輪、フェンダー、車体下部の土汚れを施します。


先程塗装したベースにも全体的に塗布し乾いた感じにします。
ようやく完成しました!






久しぶりの戦車模型ですがかなり楽しく製作する事ができました。
1/48と小振りなスケールですがそれなりに内容濃いめに作れたと思います。
今度は1/35でがっつり作り込みたい物です。
1/48で本格的なジオラマも良いですね。
さて次は何を作ろうか。お楽しみに!
筆者:杉山

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Posted on 20:59:12 «edit»
どうも杉山です。
10月も残すところあとわずか。台風の影響で雨続き・・・嫌になりますね。
さて今回でタイガー完成させたいと思います。
今回は戦車模型の醍醐味、汚し表現と参りましょう。
まずは汚しやすい様に全体にツヤ消しクリアーをかけていきます。

表面がざらつくのでこの後の汚しが食いつきやすくなります。
ちなみに今回は泥汚れやダメージ表現は無しに、使用感を出した汚しをイメージしております。
クリアーが乾いたら各部「スミ入れ」と「ウォッシング」を使った雨垂れ表現です。
使用するのはエナメル塗料の黒と茶を混ぜたものです。
溶剤で薄めにといた塗料を、各部の溝に流し込み墨入れをしていきます。
この時に拭き取る作業が同じなのでウォッシングも一緒にやっていきましょう。(ウォッシングとは模型全体に薄く溶いたエナメル塗料を全体的に塗り、エナメル溶剤で拭き取りながら雨垂れやオイル汚れを表現する技法です。)
本来ウォッシングは部分的でなく表面全体に塗る事が多いのですが、今回は範囲は全体ですが残したい所のみに塗っていく事にします。



薄めた塗料を雨が垂れた後に見える様に側面に縦に塗っていきます。
部分的に塗っていくと全体に塗るのと違って完成のイメージがつきやすいのが良い所です。雨やオイルが垂れたらどんな感じになるか想像しながら塗っていきましょう。

塗装が乾いたら塗った所をエナメル溶剤で拭き取っていきます。


綿棒に(先の尖った綿棒がおすすめ)エナメル溶剤を含ませて周りと馴染ませる様に拭き取ります。下地がツヤ消しなので取り難い箇所は少し力を入れて擦る様にすると良いです。


こんな感じになります。
次は「チッピング」、細かい塗装剥げ表現です。
チッピングにも先程使ったのと同じ色を使います。
広めの範囲は毛先を短くカットした筆を使います。

前回やったドライブラシの要領で筆先で叩く様に色をのせていきます。

フェンダーの角やエッジがキツい所、ヒンジ部分など擦れで塗装剥げが起こりやすそうな部分に入れるのがポイントです。

範囲が小さい場合は細い面相筆を使ってエッジに色をのせます。

砲身、排気管部分のスス汚れの表現です。

こちらも同様に筆で叩く様に汚していきます。もちろんここで使用する色は黒です。
これで全体の汚しが完了しました。



このままでも良いのですが本体色と汚し塗装をより馴染ませ、色に深みを出す為に最後に薄くクリアーブラウンでコートします。

ツヤ消しクリアーにほんの少しクリアーブラウンを混ぜます。ほんの少しですよ。
塗装している所です。

車体の上の方がコート前、下の方がコート後です。何となく違いが分かるでしょうか。
これで全体の調子を整え完了です。

あ、足回りを忘れておりました。
次回足回りだけというのもなんなので、専用のベースも作りましょう。
お楽しみに!
筆者:杉山

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10月も残すところあとわずか。台風の影響で雨続き・・・嫌になりますね。
さて今回でタイガー完成させたいと思います。
今回は戦車模型の醍醐味、汚し表現と参りましょう。
まずは汚しやすい様に全体にツヤ消しクリアーをかけていきます。

表面がざらつくのでこの後の汚しが食いつきやすくなります。
ちなみに今回は泥汚れやダメージ表現は無しに、使用感を出した汚しをイメージしております。
クリアーが乾いたら各部「スミ入れ」と「ウォッシング」を使った雨垂れ表現です。
使用するのはエナメル塗料の黒と茶を混ぜたものです。
溶剤で薄めにといた塗料を、各部の溝に流し込み墨入れをしていきます。
この時に拭き取る作業が同じなのでウォッシングも一緒にやっていきましょう。(ウォッシングとは模型全体に薄く溶いたエナメル塗料を全体的に塗り、エナメル溶剤で拭き取りながら雨垂れやオイル汚れを表現する技法です。)
本来ウォッシングは部分的でなく表面全体に塗る事が多いのですが、今回は範囲は全体ですが残したい所のみに塗っていく事にします。



薄めた塗料を雨が垂れた後に見える様に側面に縦に塗っていきます。
部分的に塗っていくと全体に塗るのと違って完成のイメージがつきやすいのが良い所です。雨やオイルが垂れたらどんな感じになるか想像しながら塗っていきましょう。

塗装が乾いたら塗った所をエナメル溶剤で拭き取っていきます。


綿棒に(先の尖った綿棒がおすすめ)エナメル溶剤を含ませて周りと馴染ませる様に拭き取ります。下地がツヤ消しなので取り難い箇所は少し力を入れて擦る様にすると良いです。


こんな感じになります。
次は「チッピング」、細かい塗装剥げ表現です。
チッピングにも先程使ったのと同じ色を使います。
広めの範囲は毛先を短くカットした筆を使います。

前回やったドライブラシの要領で筆先で叩く様に色をのせていきます。

フェンダーの角やエッジがキツい所、ヒンジ部分など擦れで塗装剥げが起こりやすそうな部分に入れるのがポイントです。

範囲が小さい場合は細い面相筆を使ってエッジに色をのせます。

砲身、排気管部分のスス汚れの表現です。

こちらも同様に筆で叩く様に汚していきます。もちろんここで使用する色は黒です。
これで全体の汚しが完了しました。



このままでも良いのですが本体色と汚し塗装をより馴染ませ、色に深みを出す為に最後に薄くクリアーブラウンでコートします。

ツヤ消しクリアーにほんの少しクリアーブラウンを混ぜます。ほんの少しですよ。
塗装している所です。

車体の上の方がコート前、下の方がコート後です。何となく違いが分かるでしょうか。
これで全体の調子を整え完了です。

あ、足回りを忘れておりました。
次回足回りだけというのもなんなので、専用のベースも作りましょう。
お楽しみに!
筆者:杉山

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Posted on 22:54:47 «edit»
どうも杉山です。
まだ10月だというのにすっかり寒くなって参りましたね。
風邪をひかないように注意したいものです。
さてさて今回もタイガー進めて行きますよ。
ってことで前回から塗装に入って参りました。迷彩塗装が終わった所です。
まずは細部塗装です。
工具類の柄や箱等の木の部分を塗装します。
ベースの色はラッカーのウッドブラウンを筆塗りします。

乾いたらエナメル塗料(ブラウンとブラックを混ぜたもの)で木目を描いて行きます。大まかに塗れたら、筆から色を落としエナメルシンナーを含ませた筆で木目に見える様に、先程描いた線を溶かし馴染ませて行きます。


木目の表現が出来たら金属部を塗装していきます。
黒に少しだけシルバーを混ぜたガンメタルで塗っていきます。

更に金属感を出す為にシルバーをドライブラシします。

使ったのはこちら、エナメル塗料のクロームシルバーです。

ドライブラシ用に毛を短く切った筆を使用します。まず筆にクロームシルバーを含ませた後ティッシュで塗料を拭き取ります。殆ど色が付かなくなるなったら先程ガンメタルを塗った部分にドライブラシをかけていきます。

ポイントは角や先端に擦る様に入れると効果的です。あとやり過ぎ注意です。

部分塗装が終わったら、グラデーションや汚し塗装の前にデカールを貼ります。

まずデカールを貼る部分にクリアー(光沢)を塗っておきます。
最終的にはツヤ消しにしますが、デカールを貼る際下地が荒れているとデカールが綺麗に定着せず白くなってしまいます。

クリアーを吹く事でデカールが定着しやすくなります。
こんな感じになりました。

次にグラデーションでシャドウ吹きをしていきます。

使用した色はこちら、Mrカラーのクリアーブラウンとクリアーブラックを混ぜて使用します。

エッジや谷、モールドに沿って吹いていきます。

排気管周りはブラックを多めにして煤汚れっぽく、濃いめに吹き付けました。


如何でしょうかグッとリアル感が出たと思います。
次回汚し塗装です、お楽しみに!
筆者:杉山

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まだ10月だというのにすっかり寒くなって参りましたね。
風邪をひかないように注意したいものです。
さてさて今回もタイガー進めて行きますよ。
ってことで前回から塗装に入って参りました。迷彩塗装が終わった所です。
まずは細部塗装です。
工具類の柄や箱等の木の部分を塗装します。
ベースの色はラッカーのウッドブラウンを筆塗りします。

乾いたらエナメル塗料(ブラウンとブラックを混ぜたもの)で木目を描いて行きます。大まかに塗れたら、筆から色を落としエナメルシンナーを含ませた筆で木目に見える様に、先程描いた線を溶かし馴染ませて行きます。


木目の表現が出来たら金属部を塗装していきます。
黒に少しだけシルバーを混ぜたガンメタルで塗っていきます。

更に金属感を出す為にシルバーをドライブラシします。

使ったのはこちら、エナメル塗料のクロームシルバーです。

ドライブラシ用に毛を短く切った筆を使用します。まず筆にクロームシルバーを含ませた後ティッシュで塗料を拭き取ります。殆ど色が付かなくなるなったら先程ガンメタルを塗った部分にドライブラシをかけていきます。

ポイントは角や先端に擦る様に入れると効果的です。あとやり過ぎ注意です。

部分塗装が終わったら、グラデーションや汚し塗装の前にデカールを貼ります。

まずデカールを貼る部分にクリアー(光沢)を塗っておきます。
最終的にはツヤ消しにしますが、デカールを貼る際下地が荒れているとデカールが綺麗に定着せず白くなってしまいます。

クリアーを吹く事でデカールが定着しやすくなります。
こんな感じになりました。

次にグラデーションでシャドウ吹きをしていきます。

使用した色はこちら、Mrカラーのクリアーブラウンとクリアーブラックを混ぜて使用します。

エッジや谷、モールドに沿って吹いていきます。

排気管周りはブラックを多めにして煤汚れっぽく、濃いめに吹き付けました。


如何でしょうかグッとリアル感が出たと思います。
次回汚し塗装です、お楽しみに!
筆者:杉山

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Posted on 21:46:51 «edit»
どうも杉山です。
今回からタイガーの塗装に入って行きますよ。
ジャーマングレーでいくかダークイエローにグリーンの単色迷彩でいくかかなり悩みましたが、今回は迷彩塗装がどうしてもやりたかったのでダークイエローでいきます。(個人的にはジャーマングレー一色のタイガーが無骨な感じがして好きなんですけどね。)
先ずは下地作りにサーフェイサーを吹く訳ですが、普通のプラサフだとプラスチックの部分には食いつきますが、エッチングパーツ等金属に置き換えた部分には食いつかず塗装がすぐ剥がれてしまいます。
そこでサーフェイサーにはボークス製のGKサーフェイサーを使用しました。

このサーフェイサーにはプライマーが含まれているため金属やレジンにも食いついてくれます。

サーフェイサーが吹けたらいよいよ色をのせていく訳ですが、下地にブラックを全体に吹きます。以前戦闘機のF-14トムキャットの時にもやった方法ですが、より重厚感を出すためです。

全体が黒くなったら本塗装に入ります。
1/48と少し小さめのスケールですので実際のイメージより色味より少し淡めに調整すると良いです。今回はダークイエローそのままだと色味がキツ過ぎるのでホワイトで薄めてレッドブラウンで落ち着く様に調整しました。

全体にダークイエローを塗りました。
発色はしやすいですが、黒が透けない様にしっかり塗装します。
次は迷彩のグリーンです。
迷彩の色味は注意が必要です。グリーンを作るぞ!と作り始めるとかなりの確率でかなり濃いグリーンが出来てしまい、いざ塗装すると下色とのコントラストがキツ過ぎて塗り直しになりかねません。
私が迷彩の色を作る時は下色をベースに調色することが多いです。今回の場合はダークイエローをベースにグリーンとイエローを少しずつ混ぜて調色しました。出来たらプラ板に吹いて色味を確認します。

プラ板に実際に下色を塗った上に迷彩色を塗って確認するとより分かりやすいです。迷彩色はすぐ濃くなりがちなので試し吹きはしっかりやりましょう。
色ができたら迷彩塗装に入って行きます。

迷彩はいろんなパターンがありますが今回はグリーンのライン状の単色迷彩です。やり方は色々ありますが、今回は最も確実な方法を紹介します。
今回のようなライン状の迷彩はエアブラシでのかなりの細吹きを要求されます。いちいち説明書のパターンを確認しながらだと失敗しがちです。

そこでまず迷彩パターンをざっくりで良いので迷彩色で筆塗りして下書きをします。筆塗りが難しい人は鉛筆でも良いですよ。

下書きが出来たらそれに沿ってエアブラシ(0.2mm)で塗装していきます。
細吹きのポイントは如何にブラシを対象に近づけて塗装できるかです。その為には吹きながらラインを考えている様ではすぐに塗装が滲んでしまいます。

ブラシに迷いがなくなるだけでずっと細吹きが簡単になると思います。
ラインがトレース出来たら迷彩パターンを見ながらラインに太さをつけて調整していきます。


迷彩塗装まで完了しました。
次回は塗装を整えてグラデーション等塗装による質感表現をしていきます。
お楽しみに!
筆者:杉山

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今回からタイガーの塗装に入って行きますよ。
ジャーマングレーでいくかダークイエローにグリーンの単色迷彩でいくかかなり悩みましたが、今回は迷彩塗装がどうしてもやりたかったのでダークイエローでいきます。(個人的にはジャーマングレー一色のタイガーが無骨な感じがして好きなんですけどね。)
先ずは下地作りにサーフェイサーを吹く訳ですが、普通のプラサフだとプラスチックの部分には食いつきますが、エッチングパーツ等金属に置き換えた部分には食いつかず塗装がすぐ剥がれてしまいます。
そこでサーフェイサーにはボークス製のGKサーフェイサーを使用しました。

このサーフェイサーにはプライマーが含まれているため金属やレジンにも食いついてくれます。

サーフェイサーが吹けたらいよいよ色をのせていく訳ですが、下地にブラックを全体に吹きます。以前戦闘機のF-14トムキャットの時にもやった方法ですが、より重厚感を出すためです。

全体が黒くなったら本塗装に入ります。
1/48と少し小さめのスケールですので実際のイメージより色味より少し淡めに調整すると良いです。今回はダークイエローそのままだと色味がキツ過ぎるのでホワイトで薄めてレッドブラウンで落ち着く様に調整しました。

全体にダークイエローを塗りました。
発色はしやすいですが、黒が透けない様にしっかり塗装します。
次は迷彩のグリーンです。
迷彩の色味は注意が必要です。グリーンを作るぞ!と作り始めるとかなりの確率でかなり濃いグリーンが出来てしまい、いざ塗装すると下色とのコントラストがキツ過ぎて塗り直しになりかねません。
私が迷彩の色を作る時は下色をベースに調色することが多いです。今回の場合はダークイエローをベースにグリーンとイエローを少しずつ混ぜて調色しました。出来たらプラ板に吹いて色味を確認します。

プラ板に実際に下色を塗った上に迷彩色を塗って確認するとより分かりやすいです。迷彩色はすぐ濃くなりがちなので試し吹きはしっかりやりましょう。
色ができたら迷彩塗装に入って行きます。

迷彩はいろんなパターンがありますが今回はグリーンのライン状の単色迷彩です。やり方は色々ありますが、今回は最も確実な方法を紹介します。
今回のようなライン状の迷彩はエアブラシでのかなりの細吹きを要求されます。いちいち説明書のパターンを確認しながらだと失敗しがちです。

そこでまず迷彩パターンをざっくりで良いので迷彩色で筆塗りして下書きをします。筆塗りが難しい人は鉛筆でも良いですよ。

下書きが出来たらそれに沿ってエアブラシ(0.2mm)で塗装していきます。
細吹きのポイントは如何にブラシを対象に近づけて塗装できるかです。その為には吹きながらラインを考えている様ではすぐに塗装が滲んでしまいます。

ブラシに迷いがなくなるだけでずっと細吹きが簡単になると思います。
ラインがトレース出来たら迷彩パターンを見ながらラインに太さをつけて調整していきます。


迷彩塗装まで完了しました。
次回は塗装を整えてグラデーション等塗装による質感表現をしていきます。
お楽しみに!
筆者:杉山

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Posted on 22:23:24 «edit»
9月も終わりです。ずいぶん涼しくなって参りました。
どうも杉山です。
さてさて今回もタイガー1進めて参りますよ。
大分全体をいじって参りましたが今回で作る部分は終わらせたいです。
それでは早速、ディテールアップ最後の牽引ワイヤーです。
こちらが元のパーツですがこのワイヤー部分を本物のワイヤーに置き換えます。

使用したのはこちら

モデルカステンのソフトステンレスワイヤーの0.8mmです。
まずは先端の束ねている部分を切り取ります。
その先のワイヤー部分は使いませんが、両端の束ねている部分は使用します。

切断面に穴を開けワイヤーを差し込み接着します。

こちらのワイヤーですが、ソフトステンレス製で簡単に曲げて癖をつける事ができます。
ただのステンレスワイヤーだと全く曲げ癖がつかず使えませんでした。
折角ですのでワイヤーの間にある棒も作ります。

0.8mmのプラ棒を同じ長さに切って束ねて接着します。

留め具はこれを使って作りましょう。
エッチングパーツのランナーの真ん中の十字部分です。厚さも幅も丁度良い感じです。

ニッパーで切り出し、幅を合わせて両端を曲げて接着します。

大変良い感じになりました。
最後は足回りです。
大変めんどくさいです。うぇ。
転輪を切り出しはめていきます。


ここでポイントなのはシャーシから出ている軸には接着しないということです。
転輪パーツどうしは接着して良いのですが、シャーシには接着しません。
何故かと言いますと、履帯を先に転輪に接着する製作の都合上、本体に接着してしまうと塗装がとんでもなく面倒な事になるからです。

こんな感じで外せる様にしておくと塗装が非常に楽です。(といっても転輪のゴム等面倒なのですが・・・)

そのままだと転輪の上側が浮いてしまうので、上から抑えて接着しておきます。
これで製作部分は完了です。かなりの箇所に手を入れました。


1/48でも結構できるものですね。
次回からはいよいよ塗装に入っていきます。お楽しみに!
筆者:杉山

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どうも杉山です。
さてさて今回もタイガー1進めて参りますよ。
大分全体をいじって参りましたが今回で作る部分は終わらせたいです。
それでは早速、ディテールアップ最後の牽引ワイヤーです。
こちらが元のパーツですがこのワイヤー部分を本物のワイヤーに置き換えます。

使用したのはこちら

モデルカステンのソフトステンレスワイヤーの0.8mmです。
まずは先端の束ねている部分を切り取ります。
その先のワイヤー部分は使いませんが、両端の束ねている部分は使用します。

切断面に穴を開けワイヤーを差し込み接着します。

こちらのワイヤーですが、ソフトステンレス製で簡単に曲げて癖をつける事ができます。
ただのステンレスワイヤーだと全く曲げ癖がつかず使えませんでした。
折角ですのでワイヤーの間にある棒も作ります。

0.8mmのプラ棒を同じ長さに切って束ねて接着します。

留め具はこれを使って作りましょう。
エッチングパーツのランナーの真ん中の十字部分です。厚さも幅も丁度良い感じです。

ニッパーで切り出し、幅を合わせて両端を曲げて接着します。

大変良い感じになりました。
最後は足回りです。
大変めんどくさいです。うぇ。
転輪を切り出しはめていきます。


ここでポイントなのはシャーシから出ている軸には接着しないということです。
転輪パーツどうしは接着して良いのですが、シャーシには接着しません。
何故かと言いますと、履帯を先に転輪に接着する製作の都合上、本体に接着してしまうと塗装がとんでもなく面倒な事になるからです。

こんな感じで外せる様にしておくと塗装が非常に楽です。(といっても転輪のゴム等面倒なのですが・・・)

そのままだと転輪の上側が浮いてしまうので、上から抑えて接着しておきます。
これで製作部分は完了です。かなりの箇所に手を入れました。


1/48でも結構できるものですね。
次回からはいよいよ塗装に入っていきます。お楽しみに!
筆者:杉山

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