カテゴリー「ベースメイキング」の記事一覧
- 2013/12/23 【第二回】ベースメイキング〜岩と組み合わせよう編〜
- 2013/12/14 【第一回】ベースメイキング〜基本の大理石模様編〜
Posted on 23:23:01 «edit»

カツミ 1/80HOゲージ 特急485系「いなほ」300番台国鉄色
↑新潟ー秋田区間を結ぶ特急車輛です!↑
さて、前回弊社サービスベースの最もスタンダードな柄を描きました。→前回はこちらから
第2回となります今回は、地面表現を塗装してみましょう。
まずは第1回で使用したベースと同形状の丸を使用して、サーフェイサーまで吹いておきます。

次に、グレーサフのベースに地面の基本となる、サンドブラストをブラシでムラがある様に塗装します。
次にレッドブラウンやブラックで凹み部分の表現です。

今回はベースの上に岩をおく設定となっておりますので、地面ベースに岩のグレーも、ポイント(石が転がっている様な)で吹き付けておきます。
これをする事によって、よりいっそうベースと岩が馴染んできます。

いよいよ仕上がりです。
フィギュアの世界観を広げて、尚かつワンランクアップした見映えになる事がお分かりになると思います。
是非トライしてみて下さい!
筆者:横山

NAGAEアートプロダクションはこちらから
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Posted on 03:05:45 «edit»

BANDAI 1/144 グフフライトタイプ

弊社で製作したフィギュアは、お客様からの特別なご指定がない限り、弊社で用意するベースに固定してお客様のお手元にお届けします。
ベースはサービスで、基本的にスタッフがたてるフィギュアに合わせた模様や絵を描いて、ウレタンコートをして仕上げています。
そんなベースがどのように彩色されるか、今回からはベースの彩色方法を皆さんに伝授します!
第一回は、弊社で最も塗装する頻度が多い、上記画像の「大理石模様」を塗っていきますよ!

まずこちらが彩色前のベースです。複製後に下地処理を施した状態ですね。
材質はレジン製で、フィギュアをたてた際の安定感はばっちりです。

今回は白を基調とするので、ベースを白く塗装します。
面積が広いので、缶スプレーで一気に白を立ち上げます。

大理石模様はほぼ細吹きのみですので、グラデーションにもってこいな0.2mmエアブラシで塗装します。
カップに塗料を少しだけ取り、シンナーに色がつく程度の濃度で撹拌します。

いよいよ塗装です! 大理石模様は毎回ランダムに描いていますので、感覚でラインを入れています。ごく薄く色を乗せるのがコツです、
先ずは薄い色から、濃くなりすぎない様吹いていくのですが、慣れないうちは一定の力加減で吹くのが大変です。
エアブラシのお尻のネジで、トリガーの絞りを調整出来ますので、難しいと思ったらそこで調整して下さいね。

実際の大理石をイメージしながら、一本一本引いていきます。
単調にならない様に、力加減や距離を微調整して、強弱を入れましょう。

2色目! 今回は茶系をイメージしていたので、1色目より濃い茶色で入れていきます。
先に吹いた色の上からなぞる様に線を引くと、より深みのある表現になりますよ!

濃さの違う茶色2色だけでもいい感じに表現出来ますが、アクセントでミディアムブルー(灰色寄りの青い色)でラインを薄くなぞりました。
濃い色を乗せるときや、細吹きをするとき等は、特に力加減を気をつけましょう、

一通り模様を入れた状態がこちら!
これで完成! といきたい所ですが、もう一仕事。

縁の塗り分けもキチッと行います。
色は高級感のある金色を良く使います。

最後にゆっくりマスクを剥がして・・・

完成! お疲れさまでした! この後はネームデカールを貼ってウレタンコートを施しますが、その辺りの説明はまた別の機会で。
代理石模様を描くのに大事なのは、力加減です。そこさえおさえていれば、さくっと簡単に描くことが出来る様になると思います。
次回はより見映えする模様を描きますよ!
筆者:乗秀
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