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ご愛願頂き有り難うございます! 模型製作代行NAGAEアートプロダクションの話題をいち早くお届け致します。

 

NAGAEアートプロダクション公式ブログ

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Posted on 20:20:16 «edit»

Category:製作ハウツー 名鉄パノラマスーパー

【めいてつ!】悲願!パノラマスーパーを完成させます! 第七回 

乗秀です。ここ数日の気候の不安定さか、それとも春眠暁をなんとやらか、寝起きがしゃっきりとしません。もともと目覚めが良くない方なので、これ以上悪くなるのは勘弁願いたいです。早く安定した暖かな日々が訪れないかしら!

パノラマスーパーの続きをやっていきます!
今回は裏で前回の残念な部分の修正に時間を割いていた為、掲載出来る画像が普段より少ないです。申し訳ありません。
それともう一つやべ! と思った点が…。

DSCN7662.jpg
上のラインを入れ忘れていた事に気づきました。
今から入れれば良いだけの話なんですが、もうあとは修正してラインは終わりだー! と思っていたので、ショックでか丸です。(ショックでか丸は弊社代表が使うフレーズの一つです)
修正完了次第、中間車とセットでやろうと思います…。

DSCN7649_20180416200247437.jpg
さて、停滞していてもしょうがないので、先に進めるべく中間車のライン入れに乗り出します。
当たり前ですが、電車は編成でつなげてなんぼです。先に仕上げた先頭車輌をマスターにして、このラインの高さを残り4輛に正確に反映させなければなりません。

DSCN7655_201804162002493c1.jpg
マスキングの際、定規で高さを測るのはもちろんの事、先に塗装した車体と合わせて高さが揃っているか何度も確認します。ここで気をつけたいのは、端が合っていても真ん中でテープが膨らんでしまう事があるのです。中心箇所もしっかり高さを合わせて確認しましょう!

DSCN7656_20180416200250a12.jpg
先頭車同様、先に裾から仕上げます。以前解説した通り、くつずりに合わせてマスキングすれば全車両ピッタリな位置をキープ出来ます。

DSCN7657_20180416200252ec6.jpg
太い赤ラインをマスキングします。ラインが曲がっているかどうか、真正面からチェックしたり定規で高さを測ったりするのも効果的ですが、画像の様に手前から奥へ見渡す様に観察すると、小さなたわみにも気づきやすくなります。私はマスキング以外に、組立て段階でウインドシルや雨樋を張る時にこの方法でチェックしています。

DSCN7661_201804162002537af.jpg
4輛分一本目の赤ラインを引いた所で、今回の作業はここまで! 二本目のラインまでは入れたかった〜!
上のラインは8輛いっぺんに入れたいですね! ちょっと作業が詰まり気味なので、もっと頑張ります。


筆者:乗秀

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Posted on 20:30:18 «edit»

Category:製作ハウツー 名鉄パノラマスーパー

【めいてつ!】悲願!パノラマスーパーを完成させます! 第六回 

乗秀です。四月一日はエイプリルフールでしたね! 毎年様々な媒体でこの日限りの面白特典が披露されていて凄いなーと思う一方で、一体これらの作業はいつ頃から企画されていたのか、業務としてやっているのか、とかそういう事ばかりが気になってきてしまいました。某ゲーム会社では半年も前から企画を動かしていると記事で読んだ事があります…凄い。

今日はパノラマスーパーの続きです。嘘じゃないよ!

DSCN7198.jpg
前回正面周りの赤を吹いた所まででした。マスキングを剥がした状態がこちらです。段差にちょっと色漏れがあるのが悔しいですが、多少は仕方ない物として後々タッチアップ修正します…。

DSCN7199_20180401200203940.jpg
さぁここからが大変です。いよいよあの矢印状のライン周りに入ります。幸い図面の寸法が模型サイズそのままですので、前回同様こちらを参考にしながらマスキングを行います。定規を当てて太さが分かるだけでもの凄く有り難いですね……。
ご依頼頂くキットの殆どにはこの様な図面は付属していない為、その際は実車を模型サイズに落としこんで数字を計りますが、模型が実車そのままに造形されているとは限りませんので、写真と見比べて違和感ないところに落とし込むセンスが重要です。

DSCN7200.jpg
今回はテープをガイドにしたマスキングを行ってみます。
数字を確かめた上で、まず0.7mmに切り出されたテープを赤ラインに沿って貼ります。細いテープは簡単に曲がってしまうので、伸びたりきれたりしない範囲で力を入れてぴーんと張った状態で貼り込みましょう。

DSCN7201.jpg
その隣に更に細い0.4mmのマスキングテープを貼ります。これが赤ラインになります。

DSCN7202_20180401200207744.jpg
その更にとなりにマスキングテープを貼って、0.4mmの方を外せば……細いラインの出来上がり!
ただこの方法、過信は禁物です。ピッタリ隣接させて貼れば理屈上は等間隔の隙間を作れますが、実際の所微妙に線がよれたり波打ったりし易いため微調整は肉眼を頼りに行った方が間違いありません。

DSCN7216_201804012002080db.jpg
一通り塗装を済ませたら、並べてみておかしくないか確認します。
画像は2輛だけですが、4輛分塗り分けました。(おかしかったので画面に入れられなかったのです…。)

DSCN7217_2018040120021052d.jpg
次はいよいよ矢印ライン! グレー帯から上に5mmのマスキングテープを貼ります。6mmテープを、端を真っすぐにする目的を兼ねて1mm分カットした物を使用しています。
扉付近は段差が大きいので、立ち上がりのカットを忘れずに!

DSCN7218_2018040120021264f.jpg
あとは図面を追って、位置をどんどん決めていきます。ディティールが細かい車輌ですと「ここのパネルラインより1ミリ上!」とアタリを付け易いのですが、パノラマスーパーではそういう位置決めが出来なかったので、図面を頼りにマスキングを行いました。

DSCN7219_201804012002145eb.jpg
マスキングを終えたら、いよいよ赤! ……綺麗に塗れているかどうか、剥がしてみないと分かりませんが、果たして。

DSCN7220_2018040120021567e.jpg
や……やったっ! ちゃんとラインに見えるよう塗り分けできました。

DSCN7221_20180401200216527.jpg
画像検索でよく見る構図でパシャリ。やはりこのラインが有る無しでは全く見映えが違いますね!
どんどんパノラマスーパーらしくなってきましたが、今回はここまで! 次回もどんどん進めて行きます!
(残念な事になっていた2輛は裏で直します。)


筆者:乗秀

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 カッコいいです‼

スゴいです‼重連の姿を想像するだけでチビリそうです‼(笑)
普段見られない角度や俯瞰を好きなだけ眺められるのも模型の醍醐味ですね🎵
塗り分けライン、本当に綺麗ですね~。
自分の作品でないのに我が事のように嬉しいです‼裏の2輌の修正も成功を祈っております\(^o^)/

  by 喜代治丸

 カッコいいですよね‼

ご返信が送れてしまいまして申し訳ありませんでした!

> 重連の姿
ここまで塗装が進むと、いよいよイメージがわいてきますね〜。
最初は8輛! 先頭車4輛! 出来るの!? という不安感もありましたが、概ね順調に進んでいるのが有り難いです。
間に何か別の話題の記事を挟んだら、(あ、何かあったな)と察してください…。

> 普段見られない角度
この点、模型だから見えるアングルというのが鉄道模型ではとても曲者になります…!
一番は屋根の構造で、実物を俯瞰して撮影している資料はパノラマスーパーといえども意外と貴重だったりします。
塗装はともかく、組立て段階では非常に重要なポイントが写真に残り難い箇所に込められている事が少なくないので、資料探しも一苦労ですね。

> 我が事のように
そういって頂けると製作の大きな励みになります!
最終的に代表に見せて恥ずかしくない作品を目指して次回も進めて行きますので、どうぞよろしくお願い致します。
残念な2輛、直さなきゃ…。

  by NAGAEアートプロダクション 乗秀

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Posted on 22:18:43 «edit»

Category:製作ハウツー 名鉄パノラマスーパー

【めいてつ!】悲願!パノラマスーパーを完成させます! 第五回 

乗秀です。雨降ったと思えば雪が降り、かと思えばあたたかな陽気が訪れたりと、例年以上に不安定な天気な多摩で今日も元気に模型作ります!
今回もパノラマスーパーを進めて行きます。前回でボディの基本色を仕上げ、下回りをちょろっと触りました。今回はどこまでいけるでしょう?

DSCN6868_2.jpg
まずは内装パーツ等の細かな部品を一気に仕上げていきます。中の仕切り板だけでも20枚を超える大ボリュームで、改めて8輛分ってすげえなと思い知らされました。

DSCN6869_2.jpg
いくつかは表と裏で色を変えます。このパーツは運転席の屋根と2階展望台前方の再現を兼ねているので、表側を光沢あるレッドブラウンで、裏を淡緑色で塗り分けます。

DSCN6870_2.jpg
さていよいよ観念してボディの塗り分けです。いくつものライン表現が入るため塗り分けの検証が大変…とも言えないもので、有り難い事に1/80スケールに落とし込まれた数値入りの図面が説明書として同封されています。0.25mmみたいな細か過ぎる小数点部分を正確に拾い上げる事は難しそうですが、実車資料と合わせる事でより確実に作業を進められますね。

DSCN6871_2.jpg
まずは裾に入る明るいグレーを塗り分けます。一直線に貼るマスキングテープはまずカッティングマットに貼り、端を真っすぐカットします。模型製作では定番過ぎる技ですが、だからこそ綺麗にマスキングする技として絶対外せません。

DSCN6872_2.jpg
前面カプラー上の出っ張り部分、ここの立ち上がり部分にテープを合わせたい所ですが、ここはグッと我慢してほんの少し隙間を空けます。実は実車もこの隙間までグレーが入っているのです。図面でもきっちりフォローされていますので、ちゃんと図面を見れば見落とさないで済みます。ここの隙間の高さは、先に側面靴擦りの真下でラインを合わせるとアタリがとり易いです。

DSCN6873_2.jpg
靴擦りを跨いではったテープ部分は、接触している角の部分をちょこんと切ってピッタリ馴染ませる様に貼ります。ほんのちょっとの段差でも、これをやるかやらないかでは仕上がりに大きな差が出来ます。

DSCN6874_2.jpg
ぐるりと塗装したら、色漏れがないか気にしながらテープを剥がします。今回はなんと色漏れゼロ! こういう時って本当に嬉しくなりますね。

DSCN6875_2.jpg
同じ要領で赤にも入ります。今回は面積が広い前面から仕上げる事にしました。
ここも窓枠の段差があり、カーブしている都合上先程よりも大きくカットしないとしっかり馴染ませられません。ちゃんと面に追従する様に押さえましょう。

DSCN6876_2.jpg
4輛分マスキングして、ついに赤を乗せました! ついにというかようやくというか、名鉄スカーレット色が入ったのでパノラマカーっぽくなってきましたね。赤があるとないとでは大違いです。

今回はここまで! 次回も引き続きボディを仕上げていきます!

筆者:乗秀

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 敬意を表します_(._.)_

展望台、まさしくこの色でした‼懐かしいです。
しかし赤が吹かれた状態を見ると先頭車4輌分ってやはり凄いですね・・
作業量と使われた集中力を考えると改めて尊敬の念に駆られます‼

  by 喜代治丸

 本当に大変なのはここから…

今回もコメント有り難うございます!

> 展望台
室内部品とは言えすごく良く見える部分ですので、色と質感はしっかり押さえておこうと思いました。
特にピカピカに磨かれている質感は外せませんね…後々ボディと一緒にウレタンコートをしても良いかな? とも考えていたり。

> 先頭車4輌分
通常はどんなに編成が長くても、先頭車は2輛ですからね! パノラマスーパー製作はここがひと味違う!
今回は位置決めが比較的容易な箇所でしたので思いのほかスムーズに進みましたが、ここからが問題です…ライン表現の修正で1パーと使いました! 何て事がないよう慎重に挑みます!
ちなみにここよりももっと集中力というか根気が要求される作業が待っているのですが、そこもそろそろ触らなければなりません…塗り分けが少ない分7000系パノラマカーよりは楽かな?
次回も楽しんで頂けましたら幸いです。

  by NAGAEアートプロダクション乗秀

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Posted on 20:33:02 «edit»

Category:製作ハウツー 名鉄パノラマスーパー

【めいてつ!】悲願!パノラマスーパーを完成させます! 第四回  

DSCN0427.jpeg
乗秀です。今朝駅前でこんなクリアファイルが配っていました。京王線ユーザーの方はご存知と思いますが、特急になっちゃう新5000系が本格的に運行開始したのです! めでたいね!
隣を走る小田急はロマンスカーことSE車が充実しているので、これで京王線にも華形が誕生したんだと思うと嬉しくなりますね。普通車の時に一度乗った事がありますが、全体的に高級感ある色調で室内が統一されており、可動するシートも座り心地抜群でとても良い感じでした。今後の活躍に期待します!

さてさて、パノラマスーパーの続きに入ります。
前回ボディの白吹きまで進みましたが、表面の具合からすぐに塗り分けには移れなさそうでした。その辺りの処理をふまえながら作業を進めていきます。

DSCN0402.jpeg
埃を噛んでしまった部分は2000番のサンドペーパーで磨きます。ここまで細かな番手ならば、軽く塗装するだけでキズが綺麗に消えるからです。ただゴミが大きかったり広い面でざらついている場合は、無理せず1500番や1200番と言った少し粗いペーパーに切り替えましょう。無理に細かな番手で磨き続けると、時間がかかるだけでなくペーパーに詰まった削りカスが固まって表面にキズを入れてしまう事があるからです。

DSCN0403.jpg
全体の具合を確認しながら処理していると…前面の周辺がとても荒れている事に気づきました! これはロストワックス製のパーツによくある成型時の不具合で、細かな凹凸が表面に出てしまうのです。もちろん放っておく訳にはいきませんので、瞬間硬化パテを薄く溶いて刷り込む様に溝に充填させて、ペーパーで磨いて対処します。


DSCN0418.jpg
更に進めて行くと、不自然に隙間が空いている溝をいくつか発見。これは最初の組立時にハンダが流れきっていない継ぎ目部分です。ここはパテを盛らなくても、この後の仕上げ塗装時に筆で塗料を流し込んでからエアブラシでシュッと吹くと、隙間が目立ち難くなります。

DSCN0420.jpeg
表面の見直しを終えたら仕上げ塗装に入ります。初回に吹いた濃度を倍ほどに希釈した塗料を一気に吹き付けます。しゃぶしゃぶですが、色はちゃんとつくくらいの濃度が好ましいです。
画像の様に表面がテカるくらいに仕上がるとこの後の塗り分け作業等が楽になりますが、薄い故に少しでもかけ過ぎたり重ねすぎるとすぐに垂れたり厚ぼったくなってしまいます。あくまでも軽く塗料を一周分乗せる程度にとどめましょう。

これを全車両に吹けば表面はバッチリ! …なのですが、希釈している分乾きも遅い為、本日はもう触れなくなってしまいました。なのでこの後は下回りをちょっと進めます。

DSCN0422.jpeg
床板です。特に難しく考える事無く、全体を均一に塗装仕上げをするように心がければOKです。グレーを吹き付けます。
ただ弊社は一つのこだわりがあり、床板はこれだけで作業終了ではありません。

DSCN0425.jpeg
床板は車輌の底面であり、また内装の床でもあります。ここは内装の床の色を再現して、より実車らしく仕上げちゃいましょう!
調べた限りでは、更新前の1000系は全車特別編成と、1200系と混成した一部特別編成が存在したとの事で、それぞれで床の色が若干異なる様でした。今回は全車特別編成ですので、えんじ色に近い茶色の床に仕上げます。艦底色を基準に資料と照らし合わせて調色します。画像では文明の利器タブレットに頼りましたが、書籍や写真等印刷物でももちろんOKです。

DSCN0426.jpeg
底にあたる部分をマスキングしてから、ザザザ〜っと全体を塗り分けます。一部の床板は左右非対称ですので要注意!

DSCN0423.jpg
平行して床下機器も進めます。こちらは基本的にグレー一色ですが、車体に比べて細かな凹凸が多く、色が発色しづらい箇所があちこちにあるため要注意です。画像では一方向からさーっと吹いただけの状態をとってみました。一部分をピックアップするだけでもこんなに発色していないなんて! 後で気づいて塗り直し〜何て事が起きない様、この段階で塗り残しを無くしていきましょう。

DSCN0424.jpg
ここはメーカーによって異なりますが、ホワイトメタルで機器が成型されている場合は裏側に肉抜き穴が開いている事が多いです。ここも色が入り辛く、持って眺める際に意外と目立ってしまう箇所ですので、くれぐれも見落とさない様に気をつけます。気になる人は肉抜き穴を埋めてしまうのも有りですね。

今回はちょっと地味な絵になってしまいましたが、これも例のライン塗装を綺麗に進める為! 次回いよいよライン塗り分けに突入します! …突入します!(自分に言い聞かせる)

筆者:乗秀

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 予想より早い更新でビックリしました(笑)

塗装面の確認は大切ですよね‼
私もトラックで自作したり、改造したりとしていると必ずサフ吹き後の本塗装時でもあれ・・という部分が見つかります。
時にはシンナー漬けにして塗装落として、接着面や表面処理をやり直そうとしたらプラが耐えきれず、一から作り直しということも多々あります(笑)
ブラスキットだと手間かけの次元がまた違うでしょうね・・
文中で更新の文字があり、10年くらい前に全車引退したのでは?と不思議に思いましたが、調べてビックリ👀‼1200系との混成車は更新されたのがいるんですね🎵
思い返すと、たまに乗る機会のあった名古屋本線パノラマスーパーの混成車は明らかに新車というのに出会いました。
(96~99年頃です)
カラーリングは似合っているか微妙ですがやはり現役がいるのは嬉しいですね‼
私的にはパノラマスーパーの製作をのんびりと徹底的に作って頂き、製作記の回数も多くなる事を期待しております。
鉄道模型はNゲージで完成品をウェザリングしたりコーティング磨きをする程度ですが(しかも最近は全然遊んでません・・)
いつかはジオラマ作ったり好きな車輌を徹底的に作りたいという夢は持っているので
参考になります。
何より人生で一番楽しかった愛知在住時代、毎日乗っていた名鉄電車を思い出させて頂けます‼
現在福岡市在住ですが、生まれも静岡なので東海地方の鉄道車輌は特に思い入れも深いのです。
長々とスミマセンでした(笑)m(__)m

  by 喜代治丸

 絵日記の方のネタが切れているので・・・

コメント有り難うございます!

> 塗装面の確認
記事では偉そうに書いていますが、私自身その手のうっかりをやってしまいがちなので自戒の意味も込めております…。
プラモデルは基本的に色を剥がしてやり直すという工程は出来ない物として、キットをあらかじめ複数用意して挑まねばなりませんね。
色剥がしに関しては、ガイアノーツ社のピュアシンナーが模型用ラッカーシンナーの中でも比較的成分がマイルドなので、長時間浸けない様にだけ気をつけて使用しています。
同社からはペイントリムーバーという色剥がし専用溶剤が出ており、あまり大きくないパーツでしたらこれで対応する事もあります(この溶剤はABSを溶かしてしまうので必ず材質を調べてから使用します)。

> 手間かけの次元
実際の所、表面処理に関してはプラと大差ないと思います。
ただ当然プラよりも硬く曲がり易い真鍮で出来ている為、扱い方がプラモデルと全く異なるのが特徴でしょうか。
ハンダが使える分部品を強固に固定出来るのも真鍮ならではの個性です。
あと今回のパノラマスーパーは既に組立が終わっていた所からのスタートでしたので組立てについて全く触れる事が出来なかったのですが、部品の合わせはかなり強引に対応する場面もありますので、プラモデルよりも「これは削りまくって合わせるもの!」と言った割り切りが大事な様にも思います。
もし真鍮キットを触る機会がありましたら、是非一度組立ててみてください!

> 全車引退
私も実のところ製作を開始するまで更新色の存在を知らずにいました。
作業前に資料を集めていた際、色パターンが違う車輌がいくつも引っかかるぞと気づき、調べてやっと更新前後について知った次第です。
更新後の方が幾ばくか塗り分けし易そうですが、代表が求めているのは更新前のカラーですので、更新色は見なかった事にして作業を進めています…。
ちなみに文中で触れた内装についても更新前後でまた色が変わるとの事ですので、塗り間違えることがくれぐれも起こらないよう気をつけて進めています(もしあったらやんわりとご指摘頂ければ助かります…)。

> のんびりと
数が数なので、必然的に更新数も多くなると思います!
ブログで紹介しているだけでなく、最終的に代表の手に渡る為、手を抜く訳にいかず・・・どこまで実車に追求出来るか、色々と実験的な要素も盛り込むかもしれませんので今後ともよろしくお願い致します。

> 鉄道模型
最近は完成品に付属部品を取付けるだけで十分なクオリティに仕上がるので、手を加える箇所を探す方が大変な商品の方が多いかもしれません。
特大ストラクチャーは男のロマンですね!
最寄りの駅周辺施設の中に、数メートルサイズで大きなストラクチャーを展開してNゲージを走らせるイベントを定期的に催しており、見かける度に一度ここまで作り込んでみたいな〜と思います。
素敵な思い出をカタチに出来る日を私も心から楽しみにお待ちしております。
まずはちょろちょろ進んでいくパノラマスーパーをお楽しみ頂けましたら幸いです。

  by NAGAEアートプロダクション乗秀

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Posted on 21:52:50 «edit»

Category:製作ハウツー 名鉄パノラマスーパー

【めいてつ!】悲願!パノラマスーパーを完成させます! 第三回  

乗秀です。
エアブラシを新調しました! 感激する程に快適です。特にトリガーを引いた時の軽さは、「あれ、こんなに手応え無かったっけ?」と思ってしまうくらいです。長年使い続けているとあまり気にしていなかった部分も、新品と比べるとだいぶ痛んでいたんだなと思い知らされました…先代はなんだかんだで7年近く愛用していたので、新ブラシはもっと長持ちする様に使いたい所です。
今回もパノラマスーパーの続きに入ります! 

DSCN0147.jpg
前回プライマーを全体に吹き付ける所まで進めました。が、このまま塗装にはまだ行けません。
「継ぎ目の部分はプライマーを厚く吹くよ!」と前回書きましたが、それだけでは対応しきれないへこみが若干残っていました。単純な見逃しですが金属地そのままだと意外と見えない部分もあったりするので、見つけ次第都度対処します。

DSCN0148.jpg
パテでキズを埋める部分は共通ですが、ここで目の粗い番手のペーパーを使うと必要以上に塗膜が削れてしまってそこが段差になってしまうことがあり、そうなると元通りの面に直す事が困難となりますので、細かめな番手のペーパーでなるべくパテ部分のみを削る様に意識します。

DSCN0149.jpg
一緒に表面に乗った埃やゴミの除去も行います。これは塗装をする際逃れられない問題ですね。塗装で消える程度のキズに抑えるため2000番以上の細かな番手で行います。

DSCN0150.jpg
表面の再チェックが終わりましたら、塗装前に窓や屋上のビス穴等をマスキングテープで塞ぎます。これが今回の作業に置いて最も重要な一手間です。
完成品の中には現在も外と中とで同じ色で塗装された車輌がありますが、最近の製品はボディ色と内装色が塗り分けられることが多くなりました。もちろん弊社で塗装した製品は、ボディと内装とでしっかり塗り分けています。
パノラマスーパーの場合わずかにアイボリーがかったホワイト色のボディとクリーム色の室内の差が、実車の雰囲気を出す重要なポイントの一つになりますので、色が入り込まない様しっかりマスキングをして塗り分けます。

DSCN0151.jpg
マスキングを終えたら一旦全周を確認して、マスクの隙間や貼り忘れが無いかを再チェックします。意外とライト周りが奥まっていたりして貼り忘れる事があります……(組み込む部品で隠れる場合は気にしなくても良いです)。

DSCN0153.jpg
そんなこんなで引っ張りに引っ張ったボディ色の塗装です! エア圧を強めにして一気に吹き上げて仕上げます。ここはエアブラシの口径とエア圧、希釈度合いで作業効率が大きく変わります。特に希釈度は作業環境で最適な濃度が大きく異なりますので、何度も試し吹きをして自分なりにバッチリな濃度を追求しましょう。
丸を打っている部分は、勢いにまかせて塗装しているとうっかり塗り忘れ易い部分です。こういった奥まった角は、たとえ小さな段差でもその角度へブラシを向けないと色が入りませんので、きちんと狙います。

DSCN0154.jpg
もう一つ、屋根との境の雨樋周辺は発色が甘くなりがちです。一度全周吹いたら必ず見直して、発色しているかを確認します。

DSCN0156.jpg
全輛吹けた! やったー! ……と言いたい所ですが、表面をよく見るとプライマーを吹いた時と同様に塗料の粒や埃が。ついた瞬間の場合はカッターの刃先でついばめますが、時間が経ってしまった際は下手に触ろうとせずに完全に乾燥するまで待ち、サンドペーパーで表面を均してから再塗装しましょう。この辺りは次回詳しく解説致します。

DSCN0157.jpg
8輛並べてみました。先頭車輌の方が解説し易かったのでずっと登場していませんでしたが、ご覧の通り中間車も平行して作業しているのです! やはりコレだけの車両数があるとこの状態でも中々の迫力ですね。

次回は遂に最大の肝になるラインの塗り分けに入……るかな? 下回りの作業を先にするかもしれません。どちらを進めるかも含めて、次回までのお楽しみという事でお願いします!

DSCN0158.jpg
おまけでブログとはまた別の何かをしていたり……何らかの形で発表されると思います。
(この写真だけで何か分かったら凄いです)


筆者:乗秀

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こんばんは、ついにボディ色が入り始めましたね‼
先頭車・中間車ともに4輌ということはきっと犬山・河和線の4輌×2連ですね‼
まさに私が時々乗っていたパノラマスーパーです🎵
ドアの折戸が開く時の特別感を思い出します。
ライン塗装も楽しみにしています‼
最後の画像、EF58かなと思いましたがルーバーの数と位置が違うので画像検索で探してみました。EF55と判別しましたが、当たってます?

  by 喜代治丸

 コメント有り難うございます!

> ボディ色
ついにというかようやくというか…記事内でも何度も書いていますが、8輛もあると長いですね〜!
内容的にここから先がようやくスタート地点という気持ちがあります。
なるべく時間をかけない様に仕上げていきたい所ですね。 

> 4輌×2連
この編成は代表のこだわりです。やはりパノラマスーパーはこうでなければ! 
喜代治丸さんがリアルに体験していた車輌にどれほど近づけるかはこれから次第ですね。
応援を頂けて俄然やる気になります! ここから気合い入れて頑張ります!

> 最後の画像
うん!? ……うう〜ん!!!(何かを言いたいけど言えない)
こちらも私の頑張り次第で表に出る予定ですので、その時まで楽しみにお待ち頂ければと思います。
多分パノラマスーパーよりは先になると思います。

  by NAGAEアートプロダクション乗秀

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