カテゴリー「製作ハウツー ねんどろいど改造」の記事一覧
- 2018/08/26 【ねんど!】既存ねんどろいどを改造して「ウマ娘ゴールドシップ」を作るよ!その6【完成】
- 2018/08/14 【ねんど!】既存ねんどろいどを改造して「ウマ娘ゴールドシップ」を作るよ!その5
- 2018/08/02 【ねんど!】既存ねんどろいどを改造して「ウマ娘ゴールドシップ」を作るよ!その4
- 2018/07/21 【ねんど!】既存ねんどろいどを改造して「ウマ娘ゴールドシップ」を作るよ!その3
- 2018/07/09 【ねんど!】既存ねんどろいどを改造して「ウマ娘ゴールドシップ」を作るよ!その2
それはさておき8月も終わりです。
子供時代なら夏休みの宿題に追われている頃な訳ですが、夏にやり残した事はありませんか?
今年の夏は夏っぽい事なんにも出来なかったな。な杉山です。
ウマ娘【ねんどろいど】ゴールドシップをつくってきたわけですが、前回顔描きまで進めておりました。
今回で塗装して完成となります。
えー、完成致しました。
恐らく世にはこの一体しか無いであろう、ねんどろいどゴルシです!

塗装については、顔以外は特別な事はやっていません。
強いてあげるとするなら、ねんどろいどは小さいですからイメージの色をそのまま塗装してしまうと濃く見えてしまいます。少し薄めというか淡めに調色してやるとイメージに近づきます。


塗装する面積を考えてボディ部にはグラデーションは入れず髪のみにグラデーションを入れています。
ここは実際のねんどろいどと同じです。
あと見えませんが背中に挿す支柱部分ですがそのままだと尻尾に干渉してしまうので下の部分をカットして少々加工しています。


ねんどろいどにはキャラクターに合った小物が付いている事が多いです。
そこで、「ゴルシといえば」ということで・・・
レース観戦中などに持っていた、ルービックキューブを作って持たせてみました。


こちらはたい焼きです。
もちろん中身はシークレット(からし)で。


小物でねんどろいど度、ゴルシ度アップです!
あと今回出来なかったのですが、いつかやりたい「ぱかチューブっ!」バージョンですね。
ピースの手が入手出来たら必ずやります。
また、制服が出来ましたので他のキャラも作ってみたいですね。手を加えればあのお腹も再現出来るし。
如何でしたでしょうか。
ねんどろいどの楽しみ方として、世界に一つだけのねんどろいど「無いものは自分で作る」というのも有りなのではないでしょうか。
さて次回は何を作ろうか。お楽しみに!
筆者:杉山

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ゴールドシップそっくりで本当にかわいいです
私もオリジナルキャラクターをねんどろいどで作りたいと思っているのですが、何から始めたらいいか迷っている状態です
記事とても参考になりました
by ちょび
質問です
髪の毛などの着色は筆でやりましたか?
エナメル塗料ですか?
私もねんどろいど改造を企んでるので参考にしたいです!
by -
Re: タイトルなし
お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
ねんどろいどゴールドシップを製作した杉山と申します。
コメント頂きありがとうございます。質問の回答を致します。
塗装(細かい目や模様以外)は全てエアブラシを使って行っています。
筆塗りですと塗装膜が厚くなったり、塗りムラが出来たりなかなか綺麗に仕上げることが難しいです。
あと髪の毛にはグラデーションを入れているのですが、これもエアブラシでしか出来ない事ですね。
また塗料についてですがラッカー系の塗料を使っています。
乾燥が早く下地への食いつきが良いので他の塗料より塗装面が強いです。
どうしてもエアブラシで塗装することが前提となってしまいハードルが高くなってしまいましたね。
もし筆塗りを行う場合でも塗料はラッカー系を使う事をお勧めします。
エナメル系塗料ですと乾燥が遅いので塗りムラは出にくいですが、何日たっても乾燥せずずっとベタベタすることになります。(私も模型製作を始めたころに何日何週間たっても乾燥せずに泣いた事があります)
ムラなく塗るのは難しいですが頑張ってみてください。
ねんどろいどの改造をお考えとの事ですね。
世界に一つだけ、自分だけのキャラクターというのは良いですよ。
是非チャレンジしてみてください。
なかなか文字で説明するのは難しいですね。他にもご不明なことがありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
by NAGAEアートプロダクション
お盆まっただ中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
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さて今回もウマ娘【ねんどろいど】ゴルシを作って参ります。
前回までで造形がだいたい終わりました。
サーフェイサーを吹いてみます。
使ったサーフェイサーはボークスのGKサフです。
まだまだ表面が荒いですね。
特にPVCの改造の際に大きく問題になってくるのが、元のPVCの部分と改造に使ったパテの硬度の違いでペーパーで磨いた際に削れ具合が違い、いつまで磨いても段差が消えない問題です。

こんな感じに段差が残ってしまいます。

粗めのペーパーでゴシゴシ磨くとパテの方ばかり削れてしまいます。
ある程度まで磨いたら、細かめ(1000番以上)のペーパーで表面のサフの膜のみ削る様なイメージで優しく磨きます。
サフで段差を埋めるイメージですね。GKサフはサーフェイサー分が多く表面処理に最適です。

全体をひたすら磨いてこんな感じになりました。
表面処理と同時にスカートや帽子にモールドを彫っております。

顔が元のまんまなのでゴルシ感が出ないです。
塗装に入っていきます、顔からいきましょう。
今の顔がこちら
まず目と眉毛を消します。

溶剤で溶かすの滲んでいろが取れなくなってしまいますので、削って落とします。
こんな感じでカッターの先の背の部分を使って削ります。
力を入れすぎない様に注意です。

まだうっすら残っています。

これ以上は削りで取れないのでラッカー系の溶剤で落とします。
綿棒に含ませて拭き取ります。

綺麗になったらいよいよ目描きですが、いきなり描くのは難しいので鉛筆で下書きをします。
ねんどろいどの顔はしっかり目のモールドがある訳ではなくのっぺりしているのでアタリが付け難く、しかもそれなりに大きいので難易度高いです。
また商品化されていないキャラクターを作っているので当然なのですが、そのキャラクターが「ねんどろいど」になったらどんな顔になるのかは自分で想像するしかありません。

イラストや他のねんどろいどを見てイメージを膨らませながら、下書きをします。

いよいよ塗料をのせていきます。
エナメル塗料を使って塗装します。
今回は輪郭から塗っていきます。輪郭から塗った方がイメージが付き易いです。

修正する時は最初に目を消したときと同じ様にカッターの先で削って修正します。
エナメル溶剤でも落とせますが滲み防止の為に溶剤は使いません。

目を描く順番も人ぞれぞれですよね。
私も描く目によて順番を変えています。今回は薄い色から重ねています。

白目、ハイライト、眉毛を塗って完成です。
あ、この前のワンフェスのライブでもスペちゃんのねんどろいどのコーナーで話題になっていた下睫毛!
ゴルシは2本です。

組立てるとこうなります。
ゴルシに見えるでしょうか。ちょっと凛々しい感じのゴルシになりましたね。



次回塗装して完成となります。お楽しみに!
筆者:杉山

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台風の心配がありましたワンフェスも無事終わりました。
ご依頼頂いた方々、弊社ブースに立ち寄って頂いた皆様、ありがとうが御座いました。
8月になり一度落ち着いたかと思っていた暑い日もぶり返して参りました。
まだまだ夏は続きます、暑さに負けずに頑張って参りましょう。
さて今回もねんどろいどゴルシを進めて行きますよ。
先日のワンフェスでスペシャルウィークのねんどろいどの彩色版が発表されましたね。
大変可愛らしく今から発売が楽しみです。他のキャラの発表が無かったのが少し残念でしたが、気長に待つとしましょう。
前回で大まかに形が出ましたね。
細かい部分をつくっていきましょう。
あと残っている部分というと帽子やリボンです。
身体や髪のとき同様にパテを大まかに盛って固めます。
塗装の際は別々に塗りますのでくっつかない様にメンタムを塗って剥がし易い様にしておきます。
また穴を開けておいたり、凸部分を作っておけば後から接着する際にズレが出なくなります。

リボンについては他のねんどろいどでも良く見かけます。
大きさや形状等、使える物があればそれを使うのも全然有りです。


固まったらそれぞれ外して成形をしていきます。
おっと大事な尻尾を忘れておりました
スカートの上から2mmで穴を開けておきます。

2mmのアルミ線で軸を作ります。

軸にパテを盛ります。
固まったら成形していきます。

尻尾と言っても毛の束ですから固まりに見えない様に毛の流れ意識しながら形状を出します。

ここまできたら後一息です。
ひたすらそれぞれの形状を詰めていきます。


次回は塗装に入れるかな。お楽しみに。
筆者:杉山

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いやぁ、今年の夏は一段と暑いですね。と毎年言っている気がしますが。
夏は大好きな私ですが流石に今年の暑さは堪えます。
皆さんも体調には十分気をつけてくださいね。
さて今回もねんどろいどゴールドシップを作って参りましょう。
今回は髪の改造です。
なかなか合いそうなのが見つからなかったのですがこれなら使えそうかなーと用意したのがそに子の髪

あわよくば耳当ても使えるかも
ねんどろいどのパーツ単位で販売してくれているショップがあるので助かりました。
後ろ髪は長さと毛先の形状が違うので先端部を中心に形状を変えていきます。

前髪は全く違うのでほぼ作り直しです。
だいたいどのキャラクターを作っても一番手を入れる必要なのが前髪な気がします。
キャラの特徴が良く出る部分ですからね。

先ずは大まかにニッパーで切っていきます。

ある程度切ったらこの後のパテ盛りのイメージしながら鉛筆でアタリを付けていきます。
耳当ては芯にも使えなそうです。

パテ盛り前に削れる所全部削っておきます。
ここまで削ると、どの髪使っても同じだったなと後悔。


ウマ娘の謎の一つでもある耳。
実際耳当てが付きますし、ちらっと見えるのも嫌なので無いものとして作ります。

パテ盛り前に保護の為に顔にマスキングテープを貼っておきます。

服のとき同様大まかにエポキシパテを盛ります。


一度に決めてしまおうとせず固まって削って、形状を見てまたパテを盛ってとどんどんイメージに近づけていきます。
うま耳も作ります。

耳が付くと一気にウマ娘っぽくなりますね。

盛って削ってを繰り返して・・・
こうなりました。

帽子が無かったり顔を変えてないせいもあるかもしれませんが、これにもみあげ付ければスズカになるんじゃね


次回小物や形状をどんどん詰めていきますよ。
お楽しみに。
筆者:杉山

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7月です。今年もあっという間に半分が終わってしまいました。早いものです。
毎日暑い日が続いておりますがまだ夏は始まったばかりです。頑張っていきましょう。
さてさて前回「ねんどろいどの改造をします!」ということで改造するにあたっての材料選びの話をしましたが今回からさっそく改造に取りかかって参りましょう。
製作するのはこちら

ウマ娘プリティダービーからゴルシちゃんことゴールドシップでございます。
本家からウマ娘のねんどろいど化の発表はありましたが、それに先駆けて自分でウマ娘を作って見ようと思います。
勝負服での製作も考えましたが作った後の汎用性も考えて、今回は制服バージョンでつくっていきます。
いずれ勝負服も作ってたいですけどね。かっこいいし。
まずはその制服から取りかかって参りましょう。
使用するのはこのボディです。

選んだ理由としては
①首下のところの肌色の成型色が使える。
②襟がそのまま、とはいきませんが少しの形状変更で使えそう。
③肩の膨らんだ袖も一部形状変更で使え、腕の差し替えで色々出来そう。
という理由です。
上の画像だと右手に隠れていますが上着がスカートに入っているのかスカートの始まる位置がかなり高いです。
これに合う素体が見つからなかったのでこの辺は諦めて、丸々作る必要があります。


使用するパテはこちら

ウェーブさんのエポキシパテ軽量タイプです。
固まるのも早く硬化後に切削し易いのが特徴です。少々脆いのが気になりますが尖った形状や薄くなり易い箇所を注意すれば非常に使い易いパテです。
白とグレーの粘土状のパテを練り合わせて使います。
まずは襟の形状を変更します。
大きめに盛って固まったらカッターで形状を整えます。
腰の部分に線を引きましたがこの辺りからスカートにしたいのでここから下は切り取ります。

先ずニッパーで先の広がった部分を切り取り

線に沿ってカッターを入れてシャツの裾を短くします。

こんな感じになりました。

下に肌色が見えていますが、こんな感じで分解することができました。

よくあるパターンとして上半身と下半身の間にスカートを挟む様になっていますが、今回はこの肌色部分をスカートパーツとして使用する事にします。
そのままですと裾が広がっているのでウエストで絞まって見える様に外側を削ります。
PVCにペーパーを当てる時は大きく削る場合にも荒い目(180〜320番)は表面が毛羽立ってしまうので避けた方が良いです。

こんな感じでしょうか。もう少し削っても良い気もしますがとりあえずこれで良しとしましょう。

スカートのパテ盛りを行います。
そのままパテを盛ると下半身が外せなくなってしまうのでマスキングテープで養生し、パテの食いつきを抑えるためくっつくと困る部分にメンタム(リップクリームでOK)を塗っておきます。

硬化する前に大雑把にパテで形状を出します。
この軽量パテは硬化が早いので盛りながら細かく造形するより固まってから削って形状出すのに適しています。

パテを盛って硬化がある程度進んだら、プリーツやフリルのアタリを付けておきます。
イメージがし易くなります。

完全に硬化したらカッター、ペーパーで形状を整えます。

ざっくりとこんな感じ。
やっぱりウエストはもう少し絞りたいですね。あと、位置ももう少し上でも良い気がします。
全体を見ながら調整を行います。気が済むまで盛って削ってを繰り返します。

そういえば、ゴルシにしてはおムネが足りない・・・。
性格はおいといて(笑)、プロポーションは完璧なゴルシですからムネを大きくします。
ということでムネを大きくします。ねんどろいどなので限度はありますが。
先程まで使っていたエポキシパテでもいいのですが、食いつきに不安が残ります。
そこでこれを使います。

ガイアノーツさんの「瞬間カラーパテ ホワイト」です。
瞬間接着剤と同じ成分シアノアクリレートの為、食いつきは抜群です。
これにアルテコSSPの粉を混ぜて使います。「アルテコそのまま使えば良いじゃん」と聞こえてきそうですがアルテコの液で固めるよりも、瞬間カラーパテで固めた方が滑らかで、硬化後にスジ彫りをしても欠け難いのです。
こんな感じで混ぜて

爪楊枝で盛ります。

盛ったら硬化を待って、形状を整えます。
ねんどろいどのムネの加減って難しい。巨乳という訳ではないのでこんなもんかな。

ウエストやスカートの形状を整えて身体はこんな感じになりました。
もう少しバランスをみて調整する必要がありますが、他の部分を作りながら決めていきたいと思います。

次は頭部(主に髪)を製作していきますよ。
お楽しみに!
・・・あのヘッドギアみたいなのは何だろうか・・・気になる。
筆者:杉山

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