Admin * New entry * Up load * All archives 

ご愛願頂き有り難うございます! 模型製作代行NAGAEアートプロダクションの話題をいち早くお届け致します。

 

NAGAEアートプロダクション公式ブログ

04«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»06
カテゴリー「絵日記」の記事一覧

    n e x t »

Posted on 19:44:49 «edit»

Category:絵日記

【でかーる!】水転写式との初めての出会いです! 

乗秀です。
東京は暑くなったり寒くなったり激しいです! これだけ寒暖の差が激しいと、体調を崩す方も少なからず出るのではないでしょうか・・・かく言う私も、先日体調を崩してしまいました。今はすっかり元気ですが、皆様もくれぐれもお気をつけて下さい・・・。

お客様と打ち合わせをする際、他の模型の話からガンプラの話に移ることがあります。「今のガンプラはシールとかデカールとか使わなくても凄い完成品になるもんね〜」と言われたとき、シールはともかく水転写式デカールが付いているキットが激減している事を思い出しました。
ガンプラが塗装せずともパッケージに近い完成品に仕上がる様になって、もう随分経ちました。最近のガンプラファンの方々は、デカールに触れた事が無い方の方が多いのかもしれません。現在ではMGのver.Kaシリーズくらいにしか付属していないデカールですが、遡るとかなり昔は多用されていました。

img_0_20170514185848fd6.jpeg
その最たるポイントがMSV(モビルスーツバリエーション)シリーズです。その前から、ネタ切れを誤摩化す為に出したリアルタイプシリーズと言う従来のキットにマーキングのデカールを追加したキットが発売されており、リアル路線を受け継いだMSVシリーズはほぼ全てのキットに水転写式デカールが付属していました。
プラモデルに触れたばかりの乗秀少年は古いキットばかり触っていたので、水転写式デカールとの出会いも早かったのです。

img01_201705141854343ad.jpg
早とちりの達人な少年は、いつものノリなら「デカールの貼り方が分からず試行錯誤して大失敗」なんてことになりそうな所ですが、この時は難なく「水に数秒浸けてずらして貼る」工程をクリアしました。デカールの存在が未知過ぎたので、説明書を熟読したからですね! 偉い!(当たり前)
しかし、その直後で早速疑問に打ち当たりました。

img02_2017051418543672d.jpg
「回りの薄いフィルムみたいなのは、どうしたら良いんだ・・・?」

デカールはシールと同じく、印刷面の回りに余白があります。貼る時は気にならなかったけれど、貼った後に観ると何だか気になってしまうこの段差・・・何かしなければならないのだろうか? 説明書には貼る工程までしか記されておらず、貼った後の事はフォローされていませんでした。

img03_201705141854375c9.jpg
考えた結果、3通りの仮説を立てました。

A、完全に乾いてから余白を剥がすと文字だけが残る
B、爪楊枝等で擦ってから剥がすと文字が残る
C、アイロンで圧着するとフィルムだけ取れる




img04_2017051418543964a.jpg
推古した結果、Cを選びました。

乾かないとくっつかないって言うし、アイロンパッチの要領でイケるだろうと踏んだのでした。

img05_201705141854409ba.jpg
結果、プラは無事でしたがデカールがアイロンに溶けてくっつき、剥がすのに大変苦労しました。
親の物を勝手に使用したので、跡が残ってバレないかヒヤヒヤしながら剥がしたものです・・・。

先程の正解はどの選択肢でもなく、「上からクリアーコートをして表面の保護をする」のが正解でした。半光沢やつや消しでしたらフィルムの段差も目立ち難くなるので、下手な事をしない様にしましょう。
ちなみにAとBは他のタイプのデカールで使用する方法です(当時はそんな事もちろん分かりませんでしたが)。
Aは一部の鉄道模型の車番再現に使われるデカールとして、Bはガンプラではドライデカールとして馴染みがあるインスタントレタリングとして、それぞれ模型で活用されています!
水転写式デカールの段差を消す方法は、面が多いガンプラでは余りおススメ出来ませんが、カーモデル等で活用されるクリアコート→磨ぎだしが最適解です。弊社代表のブログにて詳細を解説しておりますので、そちらも合わせてご覧下さい。→[atelier souvenir vol.09]1/32 トラック野郎熱風5000キロ 第ニ回(記事の中盤から研ぎ出しに関する理論が解説されています。)


筆者:乗秀

NAGAEart_logo.jpg
NAGAEアートプロダクションはこちらから
スポンサーサイト

tb: (0)     com: (0)

go page top

Posted on 18:49:55 «edit»

Category:絵日記

【ふきつけ!】俺がエアブラシになるんだよ!です! 

乗秀です。そろそろホビーショウが開催されます! 今年も数々のメーカーが多くの新商品を発表するご様子ですが、皆様はもうチェックされましたか?
個人的には稀代の6輪F1マシン タイレルP34が会場にて実車展示されるとの事で(詳しくはこちらから)、キット再販も含めてそれが一番気になっています。ガンプラではリアルグレードシリーズで新たな告知があるという事で、そちらも気になる所です。

さて今回は、また模型はじめたての頃に陥りがちな道具ないない問題についてです。小学生の頃に模型を始め、ほどなくして模型誌を読む様になったのですが、そこで紹介されている道具のほとんどが小学生が買うにはあまりに高価な代物ばかり。

img01_20170504181839255.jpg
中でも特に高価なのは、やはりエアブラシ一式。エアブラシに関する思い出は以前の記事でも取り上げましたが(【ちゅうきゅう!】脱・初級モデラーを目指します! )実際の所簡易ブラシの存在を知ってから購入に踏み切るまではかなりの期間があり、それまでに「エアブラシがなくても何とかならないか」と様々な模索を続けていました。(この記事もそんな模索の一部です→【ふでぬり!】黒立ち上げに憧れました!
中でも特に忘れられないのは・・・

img02_201705041818410d1.jpg
エアブラシがないなら、自分がエアブラシになれば良いじゃない! 的な発想で、ストローで吸った塗料を息で飛ばす試みでした。

img03_20170504181842966.jpg
エアブラシや缶スプレーは、風圧で塗料を霧状に飛ばして塗装する様に出来ています。つまりこの条件さえ満たすことが出来れば同じ様な表現も不可能ではない!? と思い立ち、身近な所でストローを用いて試す事にしました。しかしこの方法、塗料をストローに留めながら息を吹き出す事がなかなか難しく、ちゃんと吸っていないとすぐに塗料が垂れてしまいます。


img04_20170504181844975.jpg
かと言って吸いすぎると誤飲してしまいます。一度口の中に入ってしまい、大変辛い思いをしたのと同時に、アクリル塗料がちょっと甘い事を学んだのでした。
ちなみに口に含んだ画材で最もマズいと思った物は墨汁です。

img05_20170504181845f2f.jpg
案の定この方法ではとてもエアブラシの様な均一な霧状に飛ばすことなどできず、残虐場面みたいな塗料の飛び散り方をしたガンプラが生まれてしまいました・・・。
この手法は絵画やイラストにおいても応用が利くので、決して挑戦自体が無駄な事はありませんが、少なくともエアブラシを目指して挑む手法ではありませんね。と、記事を書きながら「吹き出る穴をエアブラシと同じ径にしたらイケる・・・?」と考えてしまうあたり、根本は昔から変わってないなと我ながら思うのでした。


筆者:乗秀

NAGAEart_logo.jpg
NAGAEアートプロダクションはこちらから

tb: (0)     com: (0)

go page top

Posted on 19:08:35 «edit»

Category:絵日記

【ちょうごう!】二つとない自分だけの色です!? 

乗秀です。
スギ花粉に毎年やられており、例年ですと今くらいの時期になるとだんだんと楽になってくるのですが、今年は桜も含めて全体的に開花が遅かった為かまだ鼻が止まりません。
かといって閉め切ったままですと塗料の粉塵やシンナー臭が漂ってそれも辛いので、花粉と立ち向かわなくてはなりません。助けて!

今回は塗料の調色中に思い出した幼少期の思い出です。

子供の頃、様々な「特別」に憧れました。才能やセンス、漫画に出てくるアレやこれ・・・当然そんなものを持っていないからこそ憧れていた訳ですが、その中でもいつか自分でもたどり着けるかもしれないと思った特別なある物がありました。

img01_20170428184002f57.jpg
秘伝のタレです。
老舗のうなぎ屋さん等がテレビに紹介された際によく名前が挙がる、「創業から継ぎ足され続けた秘伝のタレ」。途方も無い時間と労力を要しますが、続けて行けばいつかたどり着けるだろう領域。この存在に憧れた少年は、身近なもので秘伝の何とかが作れないかと考えました。

img02_2017042818400401a.jpg
当時模型に打ち込んでいた少年が、塗料に行き着くのは自然な流れでした(?)。
もともと貧乏性な少年は、調色して使い終わった塗料を捨てる行為がとても勿体ない事と感じていました。その折にこの発想に行き着いた訳ですから、使わないけれど勿体なくて処分出来なかった塗料達を一斉に同じ瓶にぶち込み始めました。
あっという間に塗料が緑がかったダークグレーと化し、余計に使い難い色に変貌していきましたが、それでも少年は混ぜる事を止めません。使った塗料を混ぜ、自分だけの秘伝の塗料を作る事が目的なのだから! 出来た後に用途を考える事にしました。
こうして廃棄する塗料を混ぜ合わせる所までは、経験ある方もいらっしゃると思います。

img03_20170428184005098.jpg
ただ少年がいけなかったのは、種類を全く気にせず混ぜ続けた事でした。
アクリル塗料、ラッカー塗料、エナメル塗料はそれぞれ成分が異なり、基本的に混ぜて使用してはいけません。
当然クリアカラーやメタリックカラーも同じ瓶にガンガンに混ぜ続けた結果・・・

img04_201704281840066f4.jpg
ダークグレーの液体に黒いゼリーみたいな物が浮かぶ、地獄の様な塗料が出来上がりました。
所々に固まって浮いているメタリックの粒子が更に汚さを演出しており、そのまま捨てるよりも環境によくなさそうな悪魔の塗料が出来てしまったのです・・・!
この結果には流石の少年もショックを隠せない・・・

img05_20170428184007141.jpg
なんてことはなく、「これぞ秘伝の塗料」とそのまま筆塗りしていました。所々浮いている塊が混じってブツブツした表面になり、なんだかロボットの関節に使うと丁度いい気がしていたので、しばらくの間少年が作ったガンプラの関節や内部メカは、全てこの秘伝の塗料が使われたのでした・・・。

余談ですが、性質の違いは先程挙げた主要な塗料だけでなく、同じアクリル塗料でもタミヤ製とクレオス製では成分が異なる為、混ぜてはいけません。ラッカー塗料はどのメーカーのも概ね同じ性質を持っているので、基本的に調色しても問題は生じません。
皆様は塗料の性質をしっかり学んだ上で秘伝の塗料を作りましょう! ・・・作りません?

筆者:乗秀

NAGAEart_logo.jpg
NAGAEアートプロダクションはこちらから

tb: (0)     com: (0)

go page top

Posted on 18:37:36 «edit»

Category:絵日記

【ふくせい!】知恵を絞って体を張ります! 

乗秀です。
皆様は模型製作に限らずとも、壁や難関に打ち当たった経験は御座いますか? 今までのスタイルが通用せず、やり方から模索しなければならない状況・・・何かしら心当たりがあるのではと思います。
乗秀は模型に絞った上でも相当な数の壁を感じたことがあり、長い間苦しんだないし苦しんでいる事が少なからず御座います。


img01_201704201806277f2.jpg
「同じ形状の部品を複数揃える」こともその中の一つであり、特に少年時代においてはいかなる作業よりも苦手としておりました。同じ型紙から切り出した部品なのに、それぞれで角度や長さが違う・・・なんてことは、とても良くありました。
今ならばレジンキャストを用いた複製が真っ先に頭に浮かびますが、小学生でその技術はおろかシリコンやレジンを触った事すらなかったので、とても選択肢に加えることが出来ませんでした。
そんなとき、模型誌にて新たな複製方法を知ります。

img02_20170420180629f76.jpg
バキュームフォームです。
熱したプラ板と型になる部品を真空状態にすると、貼り付いた勢いで型と同じ形状になる・・・という複製方法で、かたどれる形状にある程度の制限が発生しますが、中身が空洞になる為レジン複製と比べて重量をおさえられるメリットも御座います。大きな部品の複製等には実に有用な手段です。
この手法に目を付けたのは、上記のメリットの他に、「その辺で買える物で機材が作れる」と模型誌に掲載されていたからです! 

img03_20170420180631ca3.jpg
しかしよく内訳を見てみると、(それなりに予算があれば)その辺で買える物で作れるという事に気づき、3000円のMG一つ買うのも命がけ(誇張無し)な少年に余裕で万単位になる材料集めが出来る筈もなく、また悩む事になります。

img04_20170420180632f9d.jpg
熟考した結果、「熱したプラ板を部品に押さえつければいけるんじゃないの」と思い切り簡素な方法を思いつきました。
大きめにカットしたプラ板をトースターであぶり、縮みきらないうちに取り出して部品に直接圧しあてるというもの。
この方法なら、自宅にあるトースターを使えば良いだけの話なので予算の問題はクリアー!

img07_20170420180647675.jpg
早速実践しますが、それはもう辛いの一言でした。
縮みきらずちゃんと伸びる程度にプラ板に熱を加える塩梅がシビアなのはもちろん、プラ板もかなり熱くなっている上に溶けたプラが指にこびりついてなかなか取れなくなるので、熱さと戦いながらのトライアンドエラーを繰り返しました。
そして何度も挑戦を繰り返して、遂に綺麗に型を取ることが出来ました!

img06_20170420180645d8a.jpg
部品にピタリと密着し、形状をくっきり出したプラ板を見つめながら、こう思いました。

「これ、どうやって中の部品取り出すんだ?」

img05_20170420180633f38.jpg
結局真ん中から切りました。
切った部分の繋ぎ直し&プラが回りきらなかった部分の補強造形&凹みの開口等を行いながら、「もう1コ初めから作った方が速かったな・・・」と思ったのでした。

今回のケースは笑って話せるレベルの内容ですが、失敗が利かない・失敗したくないという場合もあると思います。
もし複製でお悩みの際は、ぜひ弊社にお問い合せ下さい!


筆者:乗秀

NAGAEart_logo.jpg
NAGAEアートプロダクションはこちらから

tb: (0)     com: (0)

go page top

Posted on 20:51:25 «edit»

Category:絵日記

【たたかい!】来るべき日の為に備えます! 

乗秀です。いつもブログを御覧頂きまして有り難うございます。
絵日記をあげて拍手を頂くたび、「こんなへなちょこな絵でも見てくれる人がいるんだ」と救われます・・・! 感謝してもしきれません。
そんな事を思いながら過去の記事を読み返して、ふと思いました。

「一体当時の自分は何を目的にこんな無謀な改造を繰り返したんだ?」

技術を身につける事? いや、少なくとも当時の自分には、改造そのものはあくまで手段であり目的ではありませんでした。練習と割り切っておらず、常に(間違った方向に)全力投球。創作意欲のままにやっていたのは間違いありませんが、何かしら矛先があった筈です。
暫く考えて、思い出しました。

img01_20170409202543767.jpg
戦う為です。大マジです。
当時の模型バイブルは過去に何度も触れた【プラモ狂四郎】。この漫画の中では「プラモデルの出来を競う為、シミュレータを通して戦う」という設定があり、プラモデルなら何でもOKという「コアブースターVS X-WING」みたいなめちゃくちゃな組み合わせも受け入れる懐の深い作品でした。
この漫画に感化された少年は、「今は無理だけど、いつか必ずプラモデルを戦わせる日が来る!」と信じてあらゆる改造(?)に打ち込んでいたのでした。
そのため、見た目に反映されない数々の改造もこっそりと施していたのです。ガンプラの前に打ち込んでいたのがミニ四駆だったので、見た目<性能 みたいな所もあったのかもしれません。

img02_20170409202544b3c.jpg
戦いの最中に、脚を滑らせたら致命的! と思ったので、脚の裏に薄く切った消しゴムを貼り滑り止めを作成!
グリップ力が保持されるだけでなく、ゴムの分脚が重くなり倒れ難くもなるので、観賞用に仕上げても意外と有効なテクニックかもしれません。

img03_20170409202546018.jpg
相手から受けた攻撃に耐える為、裏側から補強! ミニ四駆の余り部品にあった金属の重りを貼り付けて、強度の向上を図りました。
漫画ではやられたと思ったら無事だった的なパターンが多かったので、それに影響されてこんな細工を施したのだと思います。表から貼り付けない所がポイントです。

img04_2017040920254714f.jpg
今でも「なんでこんな事したんだ」と忘れられない改造がこれ! 胸を押すと首が飛ぶギミックを搭載!
これも意外性を狙った必殺技として考案したのだと思います。以前コンテストで入賞したお話を書いたことがありましたが、まさしくその時の作品に組み込んだギミックです。(参考→【にこいち!】はじめてコンテストに出した思い出です!
作品アピールにこの必殺技の事は書かなかったので(明かしたら必殺技の意味が無くなるから)この部分が審査に影響したかどうかは不明ですが、もしかすると審査員の方が触った時に首が飛んで驚かせてしまったかもしれません。

img05_20170409202548944.jpg
そんなこんなで思いつく限りのギミックを考案して来るプラモシミュレーションの日に備えましたが、当然未だにその日はやって来ず、ギミックを搭載したガンプラは今でも実家の何処かに眠っていると思います。果たして今後もギミックを発揮する日は訪れるのでしょうか・・・。
皆様は現実と虚構が混ざらない範囲で、自由に楽しく模型ライフをエンジョイしましょう!


筆者:乗秀

NAGAEart_logo.jpg
NAGAEアートプロダクションはこちらから

tb: (0)     com: (0)

go page top