Posted on 11:49:00 «edit»
まいどっ!!
はじめちゃんです。
やはり映画ばっかり見まくっている訳ですが、最近は戦争をテーマにした作品を見ております。
国産映画では日本のいちばん長い日、硫黄島からの手紙、連合艦隊司令長官山本五十六
海外映画では、地獄の黙示録、フューリーあたりを見ました。
ここ最近で気になっているのは11日公開のミッドウェイです。
調査に20年かかった大作との触れ込みですが内容はどんなもんでしょうか。
空母4隻航空機300機の大被害を受け太平洋戦争における分岐点になった戦いを描いた今作
結果は史実として出ておりますが私個人的には歯がゆく思います。
そのあたりのストーリーがどのように描かれているのか気になります。
是非映画館で見てみたいです。
さて、今回はスーパーマンの続きです。
前回まではこちら
顔の基本的な塗装を終えた所まででした。
早速続けていきたいと思いますっ!!

前回の最後でクリアーで眼の保護をしておりましたので光彩を描き入れました。
クリアーで保護したのは細い線で光彩を描き込むので失敗して太くなった際に修正しやすくする目的です。
瞳をエナメル塗料で描いたのでその上を保護しておかないと失敗時に修正出来なくなってしまいます。
この段階でついでに俳優さんの写真と見比べるて修正していきました。
眉毛をもう少し凛々しく加筆
まつ毛と目の粘膜部を塗装しました。

顔の塗装が終わりました。
照明の加減を変えたら血管が見える様になりましたので、ついでに載せておきます。
狙った感じに調整出来ました。
次は衣装の塗装です。
スーツ部とマント部で色味の違う赤なので
先ずはマントからいきます。

1色目の塗装を完了した写真です。
所々黒く見えますが、実は下地に黒を塗装した上にメタリックの赤を塗装して
明るい所はしっかり発色、暗い所は下地の黒を残してという塩梅で塗装しました。

ツヤを落としてサテン地っぽくしてみました。
ですが、なんかイメージと違います。
裏地の方はこれでいいかもしれませんが、表面はなんか違う気がします。

クリアーレッドを上掛けしてみました。
そうそうこんなイメージです。
この色味でツヤを落として仕上げます。

続いてスーツの塗装です。
下地としてシルバーを塗装しておきました。
この上にクリアーブルーで濃淡をいれて塗装していきます。

影になる部分は濃く、明るい所は薄くを念頭に置いて、ムラにならない様に注意して全体を塗装します。
クリアーカラーは扱いが難しい塗料なのでムラになると修正が非常に厄介です。
一ヶ所に塗料が乗り過ぎない様に少しづつ塗装しました。

ブーツです。
ここもマントと同じ要領で黒下地の部分部分で黒を残してメタリック赤塗装です。

ブーツの塗装の間にメタリックブルー部が乾燥していましたので
スーツの黒ラインを塗装しました。
前回書いた様に鎖帷子のようなモールドが入っておりますのでマスキングしても漏れる可能性があります。
修正が非常に大変なクリアー塗装の修正は出来るだけ回避したいので黒ラインは筆塗しました。
息を止めてモールドを見定めてはみ出さないように慎重に…しかし大胆に塗っていきます。
かなり緊張する工程ですが、なんとか無事完了です。

胸の’S'’マークだけはマスキングして塗装しました。
漏れが無い様に慎重になんどもモールドの上を擦ってマスキングテープを馴染ませてあります。
失敗したらしたでその時だ!って思いきりでやりましたが、運よく漏れませんでした。
マーク内の黄色部は塗装指示だと黄色でしたが、映画の写真では黄色っぽいゴールドの様に見えましたので
その様な色を調色して筆塗しました。
周囲の黄色部は’S'の様にハッキリとしたモールドでは無かったので筆塗です。
写真資料を見て塗装すれば問題無いと思います。

同じ黄色ゴールドでベルトも塗装しました。
これにて塗装完了です。




如何でしょうか。
これにてスーパーマン完成です。
美少女フィギュアとはまた違った塗装法で中々新鮮でした。
実際の俳優さんと見比べると…うーんな感じもありますが
最初にお伝えした’暖かい目’で見て頂けると幸いです。
以上スーパーマンでした。
来週もぜぇってぇ見てくれよなっ!!!!!!!!1
筆者:神宮司

NAGAEアートプロダクションはこちらから
↓はじめちゃんのやる気スイッチです。
はじめちゃんです。
やはり映画ばっかり見まくっている訳ですが、最近は戦争をテーマにした作品を見ております。
国産映画では日本のいちばん長い日、硫黄島からの手紙、連合艦隊司令長官山本五十六
海外映画では、地獄の黙示録、フューリーあたりを見ました。
ここ最近で気になっているのは11日公開のミッドウェイです。
調査に20年かかった大作との触れ込みですが内容はどんなもんでしょうか。
空母4隻航空機300機の大被害を受け太平洋戦争における分岐点になった戦いを描いた今作
結果は史実として出ておりますが私個人的には歯がゆく思います。
そのあたりのストーリーがどのように描かれているのか気になります。
是非映画館で見てみたいです。
さて、今回はスーパーマンの続きです。
前回まではこちら
顔の基本的な塗装を終えた所まででした。
早速続けていきたいと思いますっ!!

前回の最後でクリアーで眼の保護をしておりましたので光彩を描き入れました。
クリアーで保護したのは細い線で光彩を描き込むので失敗して太くなった際に修正しやすくする目的です。
瞳をエナメル塗料で描いたのでその上を保護しておかないと失敗時に修正出来なくなってしまいます。
この段階でついでに俳優さんの写真と見比べるて修正していきました。
眉毛をもう少し凛々しく加筆
まつ毛と目の粘膜部を塗装しました。

顔の塗装が終わりました。
照明の加減を変えたら血管が見える様になりましたので、ついでに載せておきます。
狙った感じに調整出来ました。
次は衣装の塗装です。
スーツ部とマント部で色味の違う赤なので
先ずはマントからいきます。

1色目の塗装を完了した写真です。
所々黒く見えますが、実は下地に黒を塗装した上にメタリックの赤を塗装して
明るい所はしっかり発色、暗い所は下地の黒を残してという塩梅で塗装しました。

ツヤを落としてサテン地っぽくしてみました。
ですが、なんかイメージと違います。
裏地の方はこれでいいかもしれませんが、表面はなんか違う気がします。

クリアーレッドを上掛けしてみました。
そうそうこんなイメージです。
この色味でツヤを落として仕上げます。

続いてスーツの塗装です。
下地としてシルバーを塗装しておきました。
この上にクリアーブルーで濃淡をいれて塗装していきます。

影になる部分は濃く、明るい所は薄くを念頭に置いて、ムラにならない様に注意して全体を塗装します。
クリアーカラーは扱いが難しい塗料なのでムラになると修正が非常に厄介です。
一ヶ所に塗料が乗り過ぎない様に少しづつ塗装しました。

ブーツです。
ここもマントと同じ要領で黒下地の部分部分で黒を残してメタリック赤塗装です。

ブーツの塗装の間にメタリックブルー部が乾燥していましたので
スーツの黒ラインを塗装しました。
前回書いた様に鎖帷子のようなモールドが入っておりますのでマスキングしても漏れる可能性があります。
修正が非常に大変なクリアー塗装の修正は出来るだけ回避したいので黒ラインは筆塗しました。
息を止めてモールドを見定めてはみ出さないように慎重に…しかし大胆に塗っていきます。
かなり緊張する工程ですが、なんとか無事完了です。

胸の’S'’マークだけはマスキングして塗装しました。
漏れが無い様に慎重になんどもモールドの上を擦ってマスキングテープを馴染ませてあります。
失敗したらしたでその時だ!って思いきりでやりましたが、運よく漏れませんでした。
マーク内の黄色部は塗装指示だと黄色でしたが、映画の写真では黄色っぽいゴールドの様に見えましたので
その様な色を調色して筆塗しました。
周囲の黄色部は’S'の様にハッキリとしたモールドでは無かったので筆塗です。
写真資料を見て塗装すれば問題無いと思います。

同じ黄色ゴールドでベルトも塗装しました。
これにて塗装完了です。




如何でしょうか。
これにてスーパーマン完成です。
美少女フィギュアとはまた違った塗装法で中々新鮮でした。
実際の俳優さんと見比べると…うーんな感じもありますが
最初にお伝えした’暖かい目’で見て頂けると幸いです。
以上スーパーマンでした。
来週もぜぇってぇ見てくれよなっ!!!!!!!!1
筆者:神宮司

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↓はじめちゃんのやる気スイッチです。
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Posted on 11:52:20 «edit»
まいどっ!!
はじめちゃんです。
ここ最近は石坂浩二主演の金田一シリーズにハマっています。
よっしゃ!わかった!のセリフで頓珍漢な推理を繰り広げる等々力警部がいい味を出していますね。
恐らく矢部謙三のよっしゃ!わかった!の元ネタでしょうか。ポーズも同じなので間違いないでしょう。
古い映画と言えど面白い発見がありますので刺激に事足りません。
次は古谷一行の金田一も見てみようかと思います。
さて今回は前回もちょっとだけアナウンスしていたフィギュアを作ってみたいと思います。
見よう見真似での挑戦なので(挑戦と言わせてください!)生暖かい目で見守って頂けると幸いです。
それでは行ってみましょう!!

今回選んだキットはこちら!
ドラゴン 1/9 スーパーマン です。
塗装済み完成品版と未塗装キット版とある様でお値段は3倍くらい違うようです。
それでは中身の紹介からいきましょう。

見たまんまの構成ですね。
上半身のパーツがブリスターに入っているのは完成品版は自分で組み立てる仕様だからなのでしょうか。
台座と本体を繋ぐ金属棒は残念ながら錆びておりました。

仮組してみました。
メーカーHPにある通りCADで云々書いてありましたのでかなりカッチリしております。
しっかりしたダボがあるので軸は通さなくても問題なさそうです。
パーツの噛み合わせが凄くタイトなので下処理の段階で少し緩めに調整しておかないと
塗膜の厚みで嵌らない事態が発生しそうです。

それでは早速下処理から…
HPにはプラスチックと書いてあったのですが、これプラなんですか?
PVCより硬めではありますが、少し弾力があります。
これは下地処理が大変な素材では…
で、写真では見難いのですが首→耳とかけてパーティングラインが走っております
この処理をしないといけないのですが、どうやって磨くんだ?これ
フィギュアで良く使われるレジンであれば処理は簡単なのですが
この謎の素材、磨いても思ったように処理できません。
樹脂を溶かす程に強力な溶剤を綿棒に付けて擦ってみましたが
少し溶けただけであまり効果はありませんでした。
これは地道に目の細かい紙やすりで磨くパターンでしょうか…

色々試した結果、400番位のペーパーで処理をします。
表面が荒れるので荒れた箇所は溶剤で撫でてまろやかにします。
これでなんとか処理が出来るようです。
ちなみに凹凸の少ない顔の処理で約30分かかりました。
スーツには鎖帷子のようなモールドが入っております。
そのモールドを跨いでパーティングラインが入っております。
しかも全身…
気が遠くなりそうですね。
ここまでやってしまったら最後までやるしかありませんね。

スーツの処理をしている様子です。
さすがにこの細かいモールドを紙やすりで磨くのは無理があります。
かといってカッターの背でカンナがけもできませんので、何かいい方法は無いかと考えました。
リューターのヤスリビットの一番細い奴です。
モールドの凹凸をなぞる様にヤスリを当ててみたら、意外とすんなり綺麗になってくれました。
これで処理は楽になるぞとやる気がでてきました。

一通り処理が終わったので、傷チェックでプライマーを吹いておきます。
プライマーもどれが食いつくか分からなかったので、ソフビ用塗料のクリアーとクレオスのサフで実験しました。
サフじゃ剥がれちゃうかなぁと思いましたが意外にも剥がれる事がありませんでしたので
キズ埋め効果も期待できるこちらを下地に使います。
写真はサフ後の写真です。
成形色の段階では見難かった傷等が見やすくなり、パーティングラインの見落とし箇所が見つかりますので
ここで更に処理をしておきます。

下処理がおわりましたので、顔の塗装から進めて行きます。
写真は基本の肌色を塗装しました。
このあとあれやこれやいじくって最終的な肌の色味にしますので
この段階では色味に拘っていません。
薄茶色(旧肌色)をそのまま下地色として塗装してあります。
マネキンみたいな肌感ですね。

歌舞伎役者ではありません。
前処理として顔や拳に血管を書き込みました。
太い細いを意識して書き込んでおります。

続いて髭の剃り跡の前段階で髭の生える辺りに、青を塗装します。
まばらに適当に塗装してあります。

肌の赤みを出したい箇所に赤を塗装しました。
唇もこの後に調整するので、かなり真っ赤に発色させて適当に塗装しました。
なんでしょ。怪物みたいな風体ですよね。
アメリカのメタルバンドとかにこういうメイクの人いそう…

更にもう一段階キモくしていきます。
肌のシワとか陰になる箇所に濃い目の茶色を塗装しました。
これにて下準備は終わりです。
それでは肌の仕上げ塗装に入りましょう。
ここで実際の俳優さんの写真を見て肌の色を調色します。
最初はキャラクターフレッシュを使って調色したのですが、
試し吹きしたところ影色の上に乗ると隠蔽しきれていないのかすごく気持ち悪い肌色になってしまったので
薄茶色をベースにあれやこれや混ぜて調色しました。

拳の写真です。
最初に描き込んだ血管が薄っすら見えるのが分かるでしょうか。
肌の塗装は全体を均一にベタ吹きするのでは無く、箇所箇所で濃い薄いのムラになるように
塗装していきました。
太い血管や下に骨があって皮膚の薄い箇所は塗装も薄目にって感じです。

顔も基本塗装が出来ました。
首元を見て頂くと血管が薄っすら見えるのが分かるでしょうか。
真っ赤だった唇も肌の色を薄っすら載せる事でマイルドになりました。
別段ピンクを塗装したわけではありません。
髭の剃り跡もなんとなく青っぽく見えるかと思います。
鼻にかかっていた髭の青は調整の段階で塗りつぶしてあります。
下準備が割と適当だったのはそのあとの肌の塗装で調整できるからです。
では続いて目の塗装に移ります。

気持~ち青グレーを入れた白で塗りました。
瞼との際が適当なのもこの後の粘膜やまつ毛の塗装で調整するので
はみださない程度に適当に塗ってあります。

白目の乾燥を待つ間に髪の毛の塗装に移ります。
ベース色で暗い黄色をベタ塗りしました。

眉毛の塗装を忘れてました。

髪の毛の2色目でタミヤの墨入れ塗料ダークブラウンを塗装しました。
希釈済みのシャブシャブ塗料なので濃淡の調整がしやすいです。
根元や重なる箇所等暗くなるところはしっかり濃い目
トップ等日が当たる箇所は下地のイエローを透過させる感じで塗りました。

白目が乾燥したようなので、目の塗装に戻ります。
一段階目として瞳の塗装です。
俳優さんの目の色を見て調色した色を塗装しました。

瞳の形を整えて黒目を入れました。
私は筆で黒目を入れるのが苦手なので
爪楊枝の先端を入れたいサイズになる箇所で平らにカットした物をスタンプに使って黒目を入れております。
邪道かもしれませんが、スタンプに適切な量の塗料を付ければ
左右の瞳孔のサイズが極端に違うというケースはなくなるのでお勧めです。
塗料の量が多すぎると、ぐじゃーと広がりますし、少ないとスタンプ出来ないので
御注意ください。
さてこれで基本部分の塗装は完了です。
この後は目の光彩を入れて顔の仕上げに入りますのでその前に全体をセーブする為に
クリアーを吹いておきます。
と、今回は此処までです。
次回は顔の細部の仕上げとスーツの塗装へと移ります。
次回もぜぇってぇ見てくれよなっ!!!!!!!!1
筆者:神宮司

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はじめちゃんです。
ここ最近は石坂浩二主演の金田一シリーズにハマっています。
よっしゃ!わかった!のセリフで頓珍漢な推理を繰り広げる等々力警部がいい味を出していますね。
恐らく矢部謙三のよっしゃ!わかった!の元ネタでしょうか。ポーズも同じなので間違いないでしょう。
古い映画と言えど面白い発見がありますので刺激に事足りません。
次は古谷一行の金田一も見てみようかと思います。
さて今回は前回もちょっとだけアナウンスしていたフィギュアを作ってみたいと思います。
見よう見真似での挑戦なので(挑戦と言わせてください!)生暖かい目で見守って頂けると幸いです。
それでは行ってみましょう!!

今回選んだキットはこちら!
ドラゴン 1/9 スーパーマン です。
塗装済み完成品版と未塗装キット版とある様でお値段は3倍くらい違うようです。
それでは中身の紹介からいきましょう。

見たまんまの構成ですね。
上半身のパーツがブリスターに入っているのは完成品版は自分で組み立てる仕様だからなのでしょうか。
台座と本体を繋ぐ金属棒は残念ながら錆びておりました。

仮組してみました。
メーカーHPにある通りCADで云々書いてありましたのでかなりカッチリしております。
しっかりしたダボがあるので軸は通さなくても問題なさそうです。
パーツの噛み合わせが凄くタイトなので下処理の段階で少し緩めに調整しておかないと
塗膜の厚みで嵌らない事態が発生しそうです。

それでは早速下処理から…
HPにはプラスチックと書いてあったのですが、これプラなんですか?
PVCより硬めではありますが、少し弾力があります。
これは下地処理が大変な素材では…
で、写真では見難いのですが首→耳とかけてパーティングラインが走っております
この処理をしないといけないのですが、どうやって磨くんだ?これ
フィギュアで良く使われるレジンであれば処理は簡単なのですが
この謎の素材、磨いても思ったように処理できません。
樹脂を溶かす程に強力な溶剤を綿棒に付けて擦ってみましたが
少し溶けただけであまり効果はありませんでした。
これは地道に目の細かい紙やすりで磨くパターンでしょうか…

色々試した結果、400番位のペーパーで処理をします。
表面が荒れるので荒れた箇所は溶剤で撫でてまろやかにします。
これでなんとか処理が出来るようです。
ちなみに凹凸の少ない顔の処理で約30分かかりました。
スーツには鎖帷子のようなモールドが入っております。
そのモールドを跨いでパーティングラインが入っております。
しかも全身…
気が遠くなりそうですね。
ここまでやってしまったら最後までやるしかありませんね。

スーツの処理をしている様子です。
さすがにこの細かいモールドを紙やすりで磨くのは無理があります。
かといってカッターの背でカンナがけもできませんので、何かいい方法は無いかと考えました。
リューターのヤスリビットの一番細い奴です。
モールドの凹凸をなぞる様にヤスリを当ててみたら、意外とすんなり綺麗になってくれました。
これで処理は楽になるぞとやる気がでてきました。

一通り処理が終わったので、傷チェックでプライマーを吹いておきます。
プライマーもどれが食いつくか分からなかったので、ソフビ用塗料のクリアーとクレオスのサフで実験しました。
サフじゃ剥がれちゃうかなぁと思いましたが意外にも剥がれる事がありませんでしたので
キズ埋め効果も期待できるこちらを下地に使います。
写真はサフ後の写真です。
成形色の段階では見難かった傷等が見やすくなり、パーティングラインの見落とし箇所が見つかりますので
ここで更に処理をしておきます。

下処理がおわりましたので、顔の塗装から進めて行きます。
写真は基本の肌色を塗装しました。
このあとあれやこれやいじくって最終的な肌の色味にしますので
この段階では色味に拘っていません。
薄茶色(旧肌色)をそのまま下地色として塗装してあります。
マネキンみたいな肌感ですね。

歌舞伎役者ではありません。
前処理として顔や拳に血管を書き込みました。
太い細いを意識して書き込んでおります。

続いて髭の剃り跡の前段階で髭の生える辺りに、青を塗装します。
まばらに適当に塗装してあります。

肌の赤みを出したい箇所に赤を塗装しました。
唇もこの後に調整するので、かなり真っ赤に発色させて適当に塗装しました。
なんでしょ。怪物みたいな風体ですよね。
アメリカのメタルバンドとかにこういうメイクの人いそう…

更にもう一段階キモくしていきます。
肌のシワとか陰になる箇所に濃い目の茶色を塗装しました。
これにて下準備は終わりです。
それでは肌の仕上げ塗装に入りましょう。
ここで実際の俳優さんの写真を見て肌の色を調色します。
最初はキャラクターフレッシュを使って調色したのですが、
試し吹きしたところ影色の上に乗ると隠蔽しきれていないのかすごく気持ち悪い肌色になってしまったので
薄茶色をベースにあれやこれや混ぜて調色しました。

拳の写真です。
最初に描き込んだ血管が薄っすら見えるのが分かるでしょうか。
肌の塗装は全体を均一にベタ吹きするのでは無く、箇所箇所で濃い薄いのムラになるように
塗装していきました。
太い血管や下に骨があって皮膚の薄い箇所は塗装も薄目にって感じです。

顔も基本塗装が出来ました。
首元を見て頂くと血管が薄っすら見えるのが分かるでしょうか。
真っ赤だった唇も肌の色を薄っすら載せる事でマイルドになりました。
別段ピンクを塗装したわけではありません。
髭の剃り跡もなんとなく青っぽく見えるかと思います。
鼻にかかっていた髭の青は調整の段階で塗りつぶしてあります。
下準備が割と適当だったのはそのあとの肌の塗装で調整できるからです。
では続いて目の塗装に移ります。

気持~ち青グレーを入れた白で塗りました。
瞼との際が適当なのもこの後の粘膜やまつ毛の塗装で調整するので
はみださない程度に適当に塗ってあります。

白目の乾燥を待つ間に髪の毛の塗装に移ります。
ベース色で暗い黄色をベタ塗りしました。

眉毛の塗装を忘れてました。

髪の毛の2色目でタミヤの墨入れ塗料ダークブラウンを塗装しました。
希釈済みのシャブシャブ塗料なので濃淡の調整がしやすいです。
根元や重なる箇所等暗くなるところはしっかり濃い目
トップ等日が当たる箇所は下地のイエローを透過させる感じで塗りました。

白目が乾燥したようなので、目の塗装に戻ります。
一段階目として瞳の塗装です。
俳優さんの目の色を見て調色した色を塗装しました。

瞳の形を整えて黒目を入れました。
私は筆で黒目を入れるのが苦手なので
爪楊枝の先端を入れたいサイズになる箇所で平らにカットした物をスタンプに使って黒目を入れております。
邪道かもしれませんが、スタンプに適切な量の塗料を付ければ
左右の瞳孔のサイズが極端に違うというケースはなくなるのでお勧めです。
塗料の量が多すぎると、ぐじゃーと広がりますし、少ないとスタンプ出来ないので
御注意ください。
さてこれで基本部分の塗装は完了です。
この後は目の光彩を入れて顔の仕上げに入りますのでその前に全体をセーブする為に
クリアーを吹いておきます。
と、今回は此処までです。
次回は顔の細部の仕上げとスーツの塗装へと移ります。
次回もぜぇってぇ見てくれよなっ!!!!!!!!1
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