Posted on 23:39:33 «edit»

上野国立西洋美術館にて公開中の、システィーナ礼拝堂500年祭記念 ミケランジェロ展―天才の軌跡へ行ってきました。
国立西洋美術館は常設展がとても安価で、学生時代は良く利用していました。
システィーナ礼拝堂は、世界一小さな国として知られるバチカンにある礼拝堂で、ボッディチェリやギルランダイオなどの当時の著名な画家達が、旧約聖書をモチーフにしたフレスコ画を壁一面に描いた事でも有名です。
中でも最も目を引くのが、天井一面を埋め尽くす巨大な天井画であり、それを手がけた画家こそがミケランジェロです。
企画展の題名通り、システィーナ礼拝堂500年を記念した展示で、内容はシスティーナ礼拝堂を背景に、画家としてのミケランジェロを掘り下げていくプログラムとなっています。
ミケランジェロは画家というより彫刻家や建築家の側面が強い上、手がけた絵画作品はどれも持ち出せないものばかり(大きすぎる!)ですので、複製画やスケッチ等が中心の展示になっていました。
今回の展示の中でミケランジェロの作家性を強く感じる作品は、上記画像の広告にも使われている、クレオパトラの素描です。
自害の間際を描いたとされる素描は、実は表と裏で別の表情が描かれており、彼女の壮絶な最期が伺い取れる一作となっています。
大きな作品ではありませんが、込められたメッセージが強烈に伝わる作品ですので、一見の価値ありです!
展示は11月17日まで開催されていますので、是非とも行ってみて下さい!
おまけ

考える人。
筆者:乗秀
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