Posted on 21:45:16 «edit»
乗秀です。
グラデーションを塗装するときは、必ずと言っていい程エアブラシを使用します。力加減の調節こそ訓練が必要ですが、一度覚えればあらゆる範囲のグラデーション表現が可能となります。
こんな時に思い出すのが、エアブラシを持っていなかった頃の試行錯誤です。

プラモデルを作り始めた頃、模型誌に掲載されていたのはいわゆるMAX塗りと呼ばれる塗装がされたモデルが大半でした。限りなく黒に近いグレーを下地に、発色させたい色を重ね塗りしていく手法で、プラモデルとは思えない程の重厚感や立体感が出る事で一世を風靡しました。
雑誌で見る度にその独特の雰囲気に憧れましたが、この塗装はエアブラシが必須となり、当時の乗秀はエアブラシを持っていませんでした。

エアブラシを持っていなくてもそれらしい雰囲気には作れないか? と考え、「グラデーションは色の濃淡の並びで表現されているから順番通りに色を並べれば同じ様に見えるのではないか?」と思い立ちます。水彩絵の具ではにた様なことが出来たので、これをプラモデルにそのまま持って行けば何とか行けるかもしれない! 思い立ったら吉日です。

一度作業を始めれば、あとはひたすら根気との勝負! 水彩絵の具と違い隣り合った色がいまいち馴染まなかったり、混ぜ合わせるにつれて段々色が濁ってきたり、乾燥の速さに手間取ったりと、ラッカー塗料の性質に振り回しながらも作業を進めます。
何日もかけて格闘し、いよいよ完成ーーー!

完成したガンプラは、混ざった色とぼこぼこの筆ムラで何ともおどろおどろしい作品に仕上がりました。筆塗りの経験がろくにない故に誕生した前衛的なタッチは、狙ったイメージとのあまりの落差に大ショック!

イメージをお伝えするとゴッホの絵画っぽい感じでした。
筆塗りを綺麗に仕上げようとすると、ある意味エアブラシ以上に熟練した技術が必要です。筆塗りの奥深さを思い知りながら、更なる向上を目指したあの頃でした・・・。
今でも筆塗りでMAX塗りを再現する自信は無いなぁ。
筆者:乗秀

NAGAEアートプロダクションはこちらから
グラデーションを塗装するときは、必ずと言っていい程エアブラシを使用します。力加減の調節こそ訓練が必要ですが、一度覚えればあらゆる範囲のグラデーション表現が可能となります。
こんな時に思い出すのが、エアブラシを持っていなかった頃の試行錯誤です。

プラモデルを作り始めた頃、模型誌に掲載されていたのはいわゆるMAX塗りと呼ばれる塗装がされたモデルが大半でした。限りなく黒に近いグレーを下地に、発色させたい色を重ね塗りしていく手法で、プラモデルとは思えない程の重厚感や立体感が出る事で一世を風靡しました。
雑誌で見る度にその独特の雰囲気に憧れましたが、この塗装はエアブラシが必須となり、当時の乗秀はエアブラシを持っていませんでした。

エアブラシを持っていなくてもそれらしい雰囲気には作れないか? と考え、「グラデーションは色の濃淡の並びで表現されているから順番通りに色を並べれば同じ様に見えるのではないか?」と思い立ちます。水彩絵の具ではにた様なことが出来たので、これをプラモデルにそのまま持って行けば何とか行けるかもしれない! 思い立ったら吉日です。

一度作業を始めれば、あとはひたすら根気との勝負! 水彩絵の具と違い隣り合った色がいまいち馴染まなかったり、混ぜ合わせるにつれて段々色が濁ってきたり、乾燥の速さに手間取ったりと、ラッカー塗料の性質に振り回しながらも作業を進めます。
何日もかけて格闘し、いよいよ完成ーーー!

完成したガンプラは、混ざった色とぼこぼこの筆ムラで何ともおどろおどろしい作品に仕上がりました。筆塗りの経験がろくにない故に誕生した前衛的なタッチは、狙ったイメージとのあまりの落差に大ショック!

イメージをお伝えするとゴッホの絵画っぽい感じでした。
筆塗りを綺麗に仕上げようとすると、ある意味エアブラシ以上に熟練した技術が必要です。筆塗りの奥深さを思い知りながら、更なる向上を目指したあの頃でした・・・。
今でも筆塗りでMAX塗りを再現する自信は無いなぁ。
筆者:乗秀

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