Posted on 12:21:39 «edit»
乗秀です。
飯田線、塗装に入ろうか迷いましたが、先に準備する部品ややり残し等が出てきましたので先にそちらを処理してから塗装に入る事にしました。
先ずはこのキットを作るに際してとても重要な点を(今更ですが)押さえます。

このキットには台車や動力と言った「走行に際して必要な」部品の一切が抜けております。またパンタグラフも無い為それぞれを揃えなければならず、購入当時は「こんな昔の部品まだ市場に出回っているのかな」と少々心配でしたが、さすがはGREEN MAX製! ほぼ全て指定の部品を揃えられました。
(ほぼについての詳細は後ほど解説します。)

何輛かは指定の台車が2つ有り、購入当時はどちらの仕様にするか決めていなかったので、両方用意しています。DT13、TR23という台車なのですが、一見殆ど違いがありません。よく見ると画像で記述している通り車輪周りに若干の差異があり、調べた限りではDT13を履いていたのが原形であり、飯田線に入線後の改装でTR23に交換された様です。
飯田線晩年の仕様再現ですので、本製作ではTR23に統一して使用します。

床下機器はキットに付属しており、説明書通りに取付ければ問題ありません。「水タンクが付く方がクハ用」と覚えておけば間違えないですね。(水タンクにすごいヒケが出来てますね・・・。)

接着の際は接着面を平らにならす事が大事です。歪んだまま接着すると接地面が足りず走行中に外れてしまう事がありますので、ここはしっかりくっつけておきたい所。

走行時の粘りを上げる為、どのキットも共通で重りを入れます・・・が、この重り抑えが大体綺麗にはまりません。

原因はこのピン跡! 初期にも苦しめられましたが、これまたすごい厚さです。一瞬どこかにはめ込むのかと思ってしまったくらいです。これをカットすればぴったりはまりますので、カッターでさくっと取ってしまいましょう。

台車は床板にぱちんとはめるだけですので、とても簡単です。同じ行程を4輛行えば、足回りは完成です。
カプラーはTNカプラーに換装予定ですので外してあります・・・。

後は動力台車の用意で、これは本当にはめるだけで終わりという代物なのですが、ここで先程の「ほぼ」が出てきます。
乗秀が部品を揃えた当時、動力車をクハユニ83と定めて黒のDT16台車を履いた動力車を探したのですが、完全一致する物が市場に残っておらず止むなくグレーのDT16台車を履いた動力車で代用しました。形状・機能においては全く問題ありませんが、色が違うのはネックです。

なので、バラしてリペイントする事にします。
台車は動力部から簡単に外せる様になっています。

前後の爪で引っかかっている部分を外すと、ギアと金属製の受けと車輪とでばらけますので、絶対に部品をなくさない様に保管します。

そしてリペイントですが、ここで活躍するのがそめQミッチャクロン! Nゲージの台車はABSやPOMで作られており、そのままラッカー系塗料で塗装すると剥がれてしまいます。先にミッチャクロンで下地を作っておく事で、割れない塗膜を作る事が出来ます。

組立て直せば、バッチリ黒台車になりました。色が合わない! という時はこのように対応すれば確実です。

いよいよボディとの合体ですが、説明書に加工と記載されていない場合でも、そのままでは入らない場合があります。その際は合う様に切り取る等して加工しなければなりません。Nゲージに限らず鉄道模型は「市販部品がそのまま入るとは限らない」が普通の世界ですので、この様な加工は要所要所で要求されます。

あと最初の頃に触れ忘れてしまいましたが、この台車が入る様にボディ裏側の台車受けを加工する必要があります。これは車種毎に加工箇所が異なり、クハユニ83はちょうど段差が付く所あたりを5mmほどカットすると綺麗にはまる様になりました。

そんなこんなで、動力車の方も準備ができました。後は塗装を進めるのみ!

・・・と行きたい所ですが、どうしても気になる箇所が出てきたためそこをなんとかします。
クモハ車の前面ステップは屋根と一体成型になっており、四角い固まりになっています。ここまで加工したのに、ここだけいかにもプラって言う状態のまま仕上げるのはちょっと・・・。

という事で、ボナファイデプロダクト製の屋上ステップを用意しました!
穴を開けて取付けるだけで、シャープな屋上ステップになる優れものです。

モールドされたステップを削り取り、取付け加工をします。ここまで金属に変わると、なんだかHOゲージっぽくなってくる様な気もしますね!

作業が必須だったのはクモハ車2輛でしたが、それ以外の2輛だけプラパーツのままというのもあれですので、全部交換! これにてボディの加工も(何か他に見つからない限りは)終了!
次回作業でいよいよ塗装に突入! 完成が楽しみですね。ただそろそろ絵日記も久しぶりにやりたいとも思っていますので、間にそっちを挟むかもしれません。宜しくお願いします!
筆者:乗秀

NAGAEアートプロダクションはこちらから
飯田線、塗装に入ろうか迷いましたが、先に準備する部品ややり残し等が出てきましたので先にそちらを処理してから塗装に入る事にしました。
先ずはこのキットを作るに際してとても重要な点を(今更ですが)押さえます。

このキットには台車や動力と言った「走行に際して必要な」部品の一切が抜けております。またパンタグラフも無い為それぞれを揃えなければならず、購入当時は「こんな昔の部品まだ市場に出回っているのかな」と少々心配でしたが、さすがはGREEN MAX製! ほぼ全て指定の部品を揃えられました。
(ほぼについての詳細は後ほど解説します。)

何輛かは指定の台車が2つ有り、購入当時はどちらの仕様にするか決めていなかったので、両方用意しています。DT13、TR23という台車なのですが、一見殆ど違いがありません。よく見ると画像で記述している通り車輪周りに若干の差異があり、調べた限りではDT13を履いていたのが原形であり、飯田線に入線後の改装でTR23に交換された様です。
飯田線晩年の仕様再現ですので、本製作ではTR23に統一して使用します。

床下機器はキットに付属しており、説明書通りに取付ければ問題ありません。「水タンクが付く方がクハ用」と覚えておけば間違えないですね。(水タンクにすごいヒケが出来てますね・・・。)

接着の際は接着面を平らにならす事が大事です。歪んだまま接着すると接地面が足りず走行中に外れてしまう事がありますので、ここはしっかりくっつけておきたい所。

走行時の粘りを上げる為、どのキットも共通で重りを入れます・・・が、この重り抑えが大体綺麗にはまりません。

原因はこのピン跡! 初期にも苦しめられましたが、これまたすごい厚さです。一瞬どこかにはめ込むのかと思ってしまったくらいです。これをカットすればぴったりはまりますので、カッターでさくっと取ってしまいましょう。

台車は床板にぱちんとはめるだけですので、とても簡単です。同じ行程を4輛行えば、足回りは完成です。
カプラーはTNカプラーに換装予定ですので外してあります・・・。

後は動力台車の用意で、これは本当にはめるだけで終わりという代物なのですが、ここで先程の「ほぼ」が出てきます。
乗秀が部品を揃えた当時、動力車をクハユニ83と定めて黒のDT16台車を履いた動力車を探したのですが、完全一致する物が市場に残っておらず止むなくグレーのDT16台車を履いた動力車で代用しました。形状・機能においては全く問題ありませんが、色が違うのはネックです。

なので、バラしてリペイントする事にします。
台車は動力部から簡単に外せる様になっています。

前後の爪で引っかかっている部分を外すと、ギアと金属製の受けと車輪とでばらけますので、絶対に部品をなくさない様に保管します。

そしてリペイントですが、ここで活躍するのがそめQミッチャクロン! Nゲージの台車はABSやPOMで作られており、そのままラッカー系塗料で塗装すると剥がれてしまいます。先にミッチャクロンで下地を作っておく事で、割れない塗膜を作る事が出来ます。

組立て直せば、バッチリ黒台車になりました。色が合わない! という時はこのように対応すれば確実です。

いよいよボディとの合体ですが、説明書に加工と記載されていない場合でも、そのままでは入らない場合があります。その際は合う様に切り取る等して加工しなければなりません。Nゲージに限らず鉄道模型は「市販部品がそのまま入るとは限らない」が普通の世界ですので、この様な加工は要所要所で要求されます。

あと最初の頃に触れ忘れてしまいましたが、この台車が入る様にボディ裏側の台車受けを加工する必要があります。これは車種毎に加工箇所が異なり、クハユニ83はちょうど段差が付く所あたりを5mmほどカットすると綺麗にはまる様になりました。

そんなこんなで、動力車の方も準備ができました。後は塗装を進めるのみ!

・・・と行きたい所ですが、どうしても気になる箇所が出てきたためそこをなんとかします。
クモハ車の前面ステップは屋根と一体成型になっており、四角い固まりになっています。ここまで加工したのに、ここだけいかにもプラって言う状態のまま仕上げるのはちょっと・・・。

という事で、ボナファイデプロダクト製の屋上ステップを用意しました!
穴を開けて取付けるだけで、シャープな屋上ステップになる優れものです。

モールドされたステップを削り取り、取付け加工をします。ここまで金属に変わると、なんだかHOゲージっぽくなってくる様な気もしますね!

作業が必須だったのはクモハ車2輛でしたが、それ以外の2輛だけプラパーツのままというのもあれですので、全部交換! これにてボディの加工も(何か他に見つからない限りは)終了!
次回作業でいよいよ塗装に突入! 完成が楽しみですね。ただそろそろ絵日記も久しぶりにやりたいとも思っていますので、間にそっちを挟むかもしれません。宜しくお願いします!
筆者:乗秀

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