2017年12月の記事一覧
- 2017/12/09 第2回【たまごオスプレイひこーき オスプレイ】の巻
- 2017/12/07 【さにとら】ニッサン サニートラックをつくるよ!その4【完成】
- 2017/12/05 【ぐりーんっ!】たまには違うものをば…
- 2017/12/03 【とやまちほう!】ブラスキットを作ろう 第1回
- 2017/12/01 第1回【たまごひこーき オスプレイ】の巻!
Posted on 19:09:48 «edit»
こんばんは〜よこぽんです!
いよいよ今年もあと少しです。弊社も沢山のお客様に支えられて今年も突っ走ってまいりました。
来年も更なる飛躍を目指して邁進致しますのでご支援の程よろしくお願い致します。
ちょっと気の早い挨拶となってしまいましたが、皆様にとっても来年が良い年であります様に!!
それでは、製作の紹介に参りましょう。
前回の基本色を塗装した全パーツのチェックから入っております。
埃が乗ってしまっている様な気になる箇所に再度ペーパーをあてております。

乾燥後、マスキングに入ります。
思ったよりもオスプレイって塗り分けあるのねって感じでした。

ここも順番に明るい色から濃い色と塗装していきます。

本体の2色目の塗装です。
このように、マスキングして塗装、マスキングして塗装と重ねて進めていきます。

そして、全体のエアブラシ塗装が終わったらいよいよマスキング剥がしです。
実はこの作業、自分は好きな方なのです。
マスキングが剥がれたら塗り分け塗装のイメージがはっきり分かりますからね。
あまり、マスキングが得意ではない方はこの作業、あまり好きではないそうですが。

そのマスキング剥がしで塗装が漏れてしまった所をタッチアップします。

この塗装したパーツの固まりを見て頂くとお分かり頂けると思いますが、それなりに色数が多い分、塗装漏れも多少増えましたね。
こまごまとしたタッチアップがまだまだかかりそうですので本日はここまでに致します。

次週は、タッチアップを終えた状態のそれぞれのパーツにスミ入れ、デカール貼りと進めて参ります。
それでは、次回最終回のオスプレイ、お楽しみに!!
筆者:横山

NAGAEアートプロダクションはこちらから
いよいよ今年もあと少しです。弊社も沢山のお客様に支えられて今年も突っ走ってまいりました。
来年も更なる飛躍を目指して邁進致しますのでご支援の程よろしくお願い致します。
ちょっと気の早い挨拶となってしまいましたが、皆様にとっても来年が良い年であります様に!!
それでは、製作の紹介に参りましょう。
前回の基本色を塗装した全パーツのチェックから入っております。
埃が乗ってしまっている様な気になる箇所に再度ペーパーをあてております。

乾燥後、マスキングに入ります。
思ったよりもオスプレイって塗り分けあるのねって感じでした。

ここも順番に明るい色から濃い色と塗装していきます。

本体の2色目の塗装です。
このように、マスキングして塗装、マスキングして塗装と重ねて進めていきます。

そして、全体のエアブラシ塗装が終わったらいよいよマスキング剥がしです。
実はこの作業、自分は好きな方なのです。
マスキングが剥がれたら塗り分け塗装のイメージがはっきり分かりますからね。
あまり、マスキングが得意ではない方はこの作業、あまり好きではないそうですが。

そのマスキング剥がしで塗装が漏れてしまった所をタッチアップします。

この塗装したパーツの固まりを見て頂くとお分かり頂けると思いますが、それなりに色数が多い分、塗装漏れも多少増えましたね。
こまごまとしたタッチアップがまだまだかかりそうですので本日はここまでに致します。

次週は、タッチアップを終えた状態のそれぞれのパーツにスミ入れ、デカール貼りと進めて参ります。
それでは、次回最終回のオスプレイ、お楽しみに!!
筆者:横山

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Posted on 22:54:22 «edit»
どうも杉山です。
毎日寒いですね。
今年も残り一ヶ月を切りました。一日一日大切にしたいものです。
さて、サニトラですが今回で完成させますよ!
とまあ、前回までほぼボディ関係の作業しかしておりませんでしたが・・・
足回りと内装はウレタンの硬化待ち中にほぼ終わってしまいました。
これと言って特別な事は何もしていません。


強いて言えば実車の写真を確認しながら材質を考えて色味や光沢具合を変える、と言った事ぐらいでしょうか。
金属は金属らしく光沢を出したり、樹脂は樹脂らしくツヤ消しにしたりといった感じです。
さて、残りは本当に細かい所ばかりです。
まずはこちらのアンテナ。

太いしメッキでぼってりしていてシャープに見えません。というかアンテナに見えません。

そこでボディに取付ける部分2カ所とアンテナの棒部分の切り分けます。
ボディに取付ける部分に0.5mmの穴をあけ洋白線を通します。

メッキを落とそうと漂白剤に漬け込みましたが全く落ちませんでしたので、カッターに先で慎重に削り落とし黒く塗装しました。

随分シャープしなりましたね。
次はナンバープレートです。
キットのパーツですと厚さが1mmくらいあり大変厚ぼったく見えます。

0.5mmプラ板を同じ大きさに切り出し白く塗装します。

デカールを貼って最後にウレタンコートして完了です。
こちらはワイパーです。

市販されているエッチング製のディテールアップパーツを利用してよりリアルに仕上げます。
が、なにぶん古い車ですのでぴったり来るエッチングパーツがありません。

そこで基部はそのまま利用してブレードの部分だけ切り取り、エッチングに交換しました。違和感が出ない様に基部の部分もギリギリまで裏を削って薄く見せる様加工しています。
さてお待たせ致しました。
サニートラックの完成です。







何とも言えない懐かしい感じが漂います。
汚したり、錆びてボロボロにしたりが良く似合う車だと思いますが(私の記憶でもそっちのイメージばかりです)今回は新車同様のぴかぴか仕様で作ってみました。
大変キットの出来もよく、作りやすさも程良い感じになっています。
ストレートで作っても良いですが、最小限のディテールアップで更にグッと見栄えが良くなります。
新車仕様も良いけど汚したくもなる・・・。
なかなか罪な車です。
これを汚すのは勿体ないので汚しver.をもう一台つくるかな。キットは初期後期合わせてまだ3つ持ってるしね!
まあそれは追々やるとして、次は何を作ろうか!
お楽しみに!
筆者:杉山

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毎日寒いですね。
今年も残り一ヶ月を切りました。一日一日大切にしたいものです。
さて、サニトラですが今回で完成させますよ!
とまあ、前回までほぼボディ関係の作業しかしておりませんでしたが・・・
足回りと内装はウレタンの硬化待ち中にほぼ終わってしまいました。
これと言って特別な事は何もしていません。


強いて言えば実車の写真を確認しながら材質を考えて色味や光沢具合を変える、と言った事ぐらいでしょうか。
金属は金属らしく光沢を出したり、樹脂は樹脂らしくツヤ消しにしたりといった感じです。
さて、残りは本当に細かい所ばかりです。
まずはこちらのアンテナ。

太いしメッキでぼってりしていてシャープに見えません。というかアンテナに見えません。

そこでボディに取付ける部分2カ所とアンテナの棒部分の切り分けます。
ボディに取付ける部分に0.5mmの穴をあけ洋白線を通します。

メッキを落とそうと漂白剤に漬け込みましたが全く落ちませんでしたので、カッターに先で慎重に削り落とし黒く塗装しました。

随分シャープしなりましたね。
次はナンバープレートです。
キットのパーツですと厚さが1mmくらいあり大変厚ぼったく見えます。

0.5mmプラ板を同じ大きさに切り出し白く塗装します。

デカールを貼って最後にウレタンコートして完了です。
こちらはワイパーです。

市販されているエッチング製のディテールアップパーツを利用してよりリアルに仕上げます。
が、なにぶん古い車ですのでぴったり来るエッチングパーツがありません。

そこで基部はそのまま利用してブレードの部分だけ切り取り、エッチングに交換しました。違和感が出ない様に基部の部分もギリギリまで裏を削って薄く見せる様加工しています。
さてお待たせ致しました。
サニートラックの完成です。







何とも言えない懐かしい感じが漂います。
汚したり、錆びてボロボロにしたりが良く似合う車だと思いますが(私の記憶でもそっちのイメージばかりです)今回は新車同様のぴかぴか仕様で作ってみました。
大変キットの出来もよく、作りやすさも程良い感じになっています。
ストレートで作っても良いですが、最小限のディテールアップで更にグッと見栄えが良くなります。
新車仕様も良いけど汚したくもなる・・・。
なかなか罪な車です。
これを汚すのは勿体ないので汚しver.をもう一台つくるかな。キットは初期後期合わせてまだ3つ持ってるしね!
まあそれは追々やるとして、次は何を作ろうか!
お楽しみに!
筆者:杉山

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Posted on 21:04:32 «edit»
まいどっ!
昨年の健康診断から1年で7kgも成長したはじめちゃんです。
体重の数値を2度見、いえ3度見直しましたが数値は変わりませんでしたね。
4度も見直せば…変わる訳ありませんよね(笑
煙の出るタバコからアイコスに変えてから暫く経ちました。
身体に何か変化があるかなと思いましたが、特に目立った変化はありませんね。
ただ先日試供品のタバコを街で貰ったので試しに吸ってみましたが
不味くて吸えませんでした。
今まで長年うまいうまいと吸っていたタバコが不味いと思えるなんて日が来るとは…
アイコス自体も以前のタバコ程の本数を吸わないので、そのうち無くても過ごせるようになるかもしれませんね。
さて今回は新しい製作を始めます。
先日出かけたお店でこんなものを見かけたので買ってみました。

立体パズルの量産型ザク!
今でこそ細かく設定が作られていてザクⅡなんて名前ですが
子供の頃はただのザクだった気がします。
ザクⅡというと後々発表された高機動型ザクがザクⅡだったやうな…
一番好きなモビルスーツはザクなので買ってしまいました。

こちらはミニミニアニマルキットのかえるです。
製作に必要な材料が入っていて簡単にジオラマの様なものが作れます。
他に犬もありましたが、犬は幼少期に少々ありまして…
突然吠えられてビックリしてちびってしまった経験が…(笑
それ以来犬は苦手なのでカエルにしてみました。
早速ザクから作ってみたいと思います。

箱からゴチャーっとピースを出しました。
あれ?組立説明書が入っていないぞ?と探しましたが見つかりません。
そりゃその筈です。だってこれパズルですもの。
立体パズル初挑戦の私は勝手が掴めず最初はどうしたものかと思いましたが
実際に手を動かしてみたら直に勝手が分かりあれよあれよと言う間に…

完成してました。
10分程ではありましたが、完全に没頭しておりました。
これは非常に面白いアイテムです。
完成後にはオブジェとして飾れるのもいいですね。
他にもシリーズは出ていますので、今後別のも買ってみます。
因に…

完成後にザクを飾るベースはザクマシンガンのマガジンの形という徹底ぶり!
小憎い演出にニヤリとするアイテムでした。

続きましてはミニミニアニマルキットの製作です。
写真はキットのパーツです。
ベース、草、石、木、ワイヤー、ビーズと必要なものが全て同梱されています。
嬉しい事にボンドまで!
早速取りかかります。

説明書の一部を切り抜いて厚紙に貼りますとありましたので
その通り厚紙に貼り付けました。
何かの時に使えるかも?
とYシャツを買った時に入っていた大判の厚紙を取っておいたのが役に立ちました。

糊が乾いたら切り取って終わりです。
こいつを枝にボンドでくっつけます。

続いては蓮の葉っぱの製作なのですが、ごめんなさい。
葉っぱはお湯で柔らかくして形を作る指示があったのですが
こいつがなかなか厄介で柔らかくなってもすぐに冷めてしまって
形が作れないので、完成後の写真だけです。

付属のワイヤーを3本づつ指定の長さにカットしました。
蓮の茎の部分になるワイヤーです。

こいつを束ねてよじって両端を曲げて茎の完成です。
こいつを先程の葉っぱにくっつけます。

随分肉厚ですね。
指定の大きさに切り分けて形を作るのですが、指定の半分の量で作るくらいが
丁度の量だったのかもしれません。
その後は完成写真を参考に石や枝・ビーズ・草をベースに配置してボンドでくっつけて行きます。
草は海藻か何かのようで袋を開けると乾物屋の臭いがします。
何の臭いだろうと直接臭いを嗅いだら咳き込むくらい昆布の様な臭いがします(笑

完成したものがこちらです。
直径10cm位の大きさではありますが実に上手く各アイテムが配置されており
かわいらしい仕上がりではありませんか!
雑貨屋さん等ではこういった置物が安価で販売されていたりしますが
自分で作るって所がポイントだと思います。
量産品にはない魅力があります。
また、自分で作った物なので妙な愛着も湧きます。
業務と一見関係無さそうに思えますが、ジオラマの製作では役に立つのではないかと思います。
このキットも他にシリーズがでておりましたので、また別のに挑戦してみたいと思います。
次回は真面目なキット製作を予定しております。
次もぜぇってぇ見てくれよなっ!!!!1
筆者:神宮司

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昨年の健康診断から1年で7kgも成長したはじめちゃんです。
体重の数値を2度見、いえ3度見直しましたが数値は変わりませんでしたね。
4度も見直せば…変わる訳ありませんよね(笑
煙の出るタバコからアイコスに変えてから暫く経ちました。
身体に何か変化があるかなと思いましたが、特に目立った変化はありませんね。
ただ先日試供品のタバコを街で貰ったので試しに吸ってみましたが
不味くて吸えませんでした。
今まで長年うまいうまいと吸っていたタバコが不味いと思えるなんて日が来るとは…
アイコス自体も以前のタバコ程の本数を吸わないので、そのうち無くても過ごせるようになるかもしれませんね。
さて今回は新しい製作を始めます。
先日出かけたお店でこんなものを見かけたので買ってみました。

立体パズルの量産型ザク!
今でこそ細かく設定が作られていてザクⅡなんて名前ですが
子供の頃はただのザクだった気がします。
ザクⅡというと後々発表された高機動型ザクがザクⅡだったやうな…
一番好きなモビルスーツはザクなので買ってしまいました。

こちらはミニミニアニマルキットのかえるです。
製作に必要な材料が入っていて簡単にジオラマの様なものが作れます。
他に犬もありましたが、犬は幼少期に少々ありまして…
突然吠えられてビックリしてちびってしまった経験が…(笑
それ以来犬は苦手なのでカエルにしてみました。
早速ザクから作ってみたいと思います。

箱からゴチャーっとピースを出しました。
あれ?組立説明書が入っていないぞ?と探しましたが見つかりません。
そりゃその筈です。だってこれパズルですもの。
立体パズル初挑戦の私は勝手が掴めず最初はどうしたものかと思いましたが
実際に手を動かしてみたら直に勝手が分かりあれよあれよと言う間に…

完成してました。
10分程ではありましたが、完全に没頭しておりました。
これは非常に面白いアイテムです。
完成後にはオブジェとして飾れるのもいいですね。
他にもシリーズは出ていますので、今後別のも買ってみます。
因に…

完成後にザクを飾るベースはザクマシンガンのマガジンの形という徹底ぶり!
小憎い演出にニヤリとするアイテムでした。

続きましてはミニミニアニマルキットの製作です。
写真はキットのパーツです。
ベース、草、石、木、ワイヤー、ビーズと必要なものが全て同梱されています。
嬉しい事にボンドまで!
早速取りかかります。

説明書の一部を切り抜いて厚紙に貼りますとありましたので
その通り厚紙に貼り付けました。
何かの時に使えるかも?
とYシャツを買った時に入っていた大判の厚紙を取っておいたのが役に立ちました。

糊が乾いたら切り取って終わりです。
こいつを枝にボンドでくっつけます。

続いては蓮の葉っぱの製作なのですが、ごめんなさい。
葉っぱはお湯で柔らかくして形を作る指示があったのですが
こいつがなかなか厄介で柔らかくなってもすぐに冷めてしまって
形が作れないので、完成後の写真だけです。

付属のワイヤーを3本づつ指定の長さにカットしました。
蓮の茎の部分になるワイヤーです。

こいつを束ねてよじって両端を曲げて茎の完成です。
こいつを先程の葉っぱにくっつけます。

随分肉厚ですね。
指定の大きさに切り分けて形を作るのですが、指定の半分の量で作るくらいが
丁度の量だったのかもしれません。
その後は完成写真を参考に石や枝・ビーズ・草をベースに配置してボンドでくっつけて行きます。
草は海藻か何かのようで袋を開けると乾物屋の臭いがします。
何の臭いだろうと直接臭いを嗅いだら咳き込むくらい昆布の様な臭いがします(笑

完成したものがこちらです。
直径10cm位の大きさではありますが実に上手く各アイテムが配置されており
かわいらしい仕上がりではありませんか!
雑貨屋さん等ではこういった置物が安価で販売されていたりしますが
自分で作るって所がポイントだと思います。
量産品にはない魅力があります。
また、自分で作った物なので妙な愛着も湧きます。
業務と一見関係無さそうに思えますが、ジオラマの製作では役に立つのではないかと思います。
このキットも他にシリーズがでておりましたので、また別のに挑戦してみたいと思います。
次回は真面目なキット製作を予定しております。
次もぜぇってぇ見てくれよなっ!!!!1
筆者:神宮司

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Posted on 14:59:54 «edit»
乗秀です。新作、始めます!
前回はプラキットで飯田線を製作致しましたので、今回はブラスキットを作っていきます。プラと違いブラスを触った事が無い方が多くいらっしゃると思いますので、なるべく丁寧に解説出来ればと思います。


画像出典:Wikipedia
今回製作するのはこちら、富山地方鉄道14760形電車です。富山地方鉄道創立50周年にあたる1979年に誕生した車輌で、富山の県鳥である雷鳥をイメージしたカラーリングが特徴です。
この車輌は人気があり、弊社でも何回かご依頼を頂いた事が御座います。完成品をギャラリーにて掲載しておりますので、完成イメージとしてご覧頂ければと思います。→富山地鉄14760形電車

キットはボディのみが入っており、足回りや屋根機器は別途揃える必要があります。とりあえず今日はハンダ付け作業のみで進めますので、キットに入っているものだけで進めていきます。

まずブラスキット製作にあたり注意点! ハンダは必ずヤニ無しのものを選び、フラックス液を同時に揃えてください。
ハンダ工作は学校でしか…という方が触った事があるハンダは、電子基板で主に使うヤニが入ってるハンダです。ヤニ入りは基盤の様な他にハンダがついてしまってはいけない箇所の点付けに適したハンダですが、模型工作では面で接合する箇所ばかりですので、ヤニ無しが最適です。
また、ヤニ無しハンダはフラックスが無いとまともにつきません。必ずセットでご用意してください。

画像では、最低限ここまでは揃えておきたい道具を並べました。HOゲージでは更にアングル固定治具も出しますが、今回は割愛します。
・ハンダごて・・・言うまでもないですね! 温度調整が出来るタイプがおすすめです。
・フラックス入れ・・・フラックスは強酸性ですので、反応しないガラス等の容器を用意します。
・アルミクリップ・・・アルミはハンダに反応しないため、部品の押さえに最適です。
・ハンダ吸い取りリボン・・・ハンダがはみ出してしまった場合に。用途は後述で解説します。
・ベーク板・・・耐熱性が高くハンダ作業に最適。
・ピンセット・・・プラモデルでも使いますね。ブラス工作でも大活躍です。
写しておりませんが、金属用のプライヤーがあるとなお工作がスムーズにはかどります。

いよいよ製作開始! Nゲージのブラスキットはガレージキットも含めて様々なメーカーから発売されていますが、概ねボディのディティールが刻印された外側とドアやサッシ等の内側に分かれており、手つかずの状態では写真の様に繋がっている場合が多いです。

まずは一番外側のランナーをカットします。一見本体の造型の様にも見えますが、カットしても問題無い部位です。キットによってはどこまでが使う部品か分かり辛いものがある為、必ず実車資料と照らし合わせて確認しましょう。


ボディが繋がっているキットの場合、折り込むだけで外と内がぴったり合う様に出来ています。
ボディに限らず部品を曲げる際は、一カ所でなく全体に均一な力がかかる様にゆっくり曲げましょう。この様な時にプライヤーがあると大変便利です。
また、一度曲げた部品を開くと曲がっている箇所が折れて外れてしまいます。極力1回で曲げ加工を済ませられる様慎重に進めましょう。

折り込んだ後はいよいよハンダ…の前に、気をつけなければならない所があります。そう、内側には台車を押さえる為の固定治具が刻印されており、今の段階でここを曲げておかなければなりません。以前この作業を忘れてハンダ付けを行ってしまい、曲げて起こそうにもハンダが流れてしまって動かせなくなってしまった、という経験があります…。

いよいよハンダ付けです。折って重ねるタイプのキットは要所要所にハンダを流す為の穴が設けられており、まずはそこに合わせてハンダを流していきます。
ハンダ付けしたい箇所にフラックスを付着させます。フラックスを付ける際、爪楊枝は割り箸等の木製の棒で行うとやりやすくなります。

ハンダごての先端部にフラックスを「少量」含ませて、先程の箇所にこてをあてます。「じゅっ!」と音がしますので、目視で流れた事を確認したらすぐにこてを離しましょう。
問題無ければ1秒くらいでハンダ付け出来ますが、上手く流れない場合に大量のハンダを含ませたり長時間こてをあてたりはしない様にしましょう。前者はハンダの無駄やこの後のキサゲ処理が大変になりますし、後者は熱のかかり過ぎでブラスが歪む可能性がある為です。
ハンダが流れない際は、流す向きやこての角度、部品表面の問題等が考えられますので、原因の把握を間違えない様にしましょう。良くあるのはロストワックス(型に流し込んで成型されたブラス部品)の表面についた蝋が邪魔をしてハンダがつかないことで、これは表面をしっかり磨けば解決します。

キットの○部分が流し終えたら、接合面にも薄くハンダを流します。一応○部分だけでも部品は止まりますが、断面をどこかに引っ掛けてめくれたり隙間が浮いたりしてしまわない様、しっかり流しておくと後々楽です。

妻板はキットによって固定方法が異なります。大体ボディ側に固定治具が設けられている事が多いですが、妻板側にボディと上手く噛み合う様段差が設けられていて、そこに合わせてハンダ固定する場合も御座います。今回は後者でしたので、ずれない様慎重に流しました。

そして良くある事故、いらない所についちゃったハンダ! モリモリに盛り上がっちゃったハンダ!
削ってしまえば問題ありませんが、もっと楽する為にあの道具を使います。

ハンダ吸い取りリボンにフラックスをしみ込ませて患部にあてます。その上からハンダごてで熱を通すと、見る見るうちにリボンにハンダが吸われていきます。

ハンダを離すと、ハンダの盛り上がりが無くなりました。ただわずかに表面にハンダが残ってしまう為、次回行うキサゲ(下地処理)で完全に消します。

ランボードを取付ければ、ハンダ作業は終了です! 接着やパテ成型等は、必ずハンダ作業と分けて行います。こての熱でパテや接着剤が焼けてしまう為です。

このキットは前面が熱に弱いホワイトメタル製ですので、ハンダは使わず接着で取付けますが…かなり矯正が必要だと言う事が判明しました。こいつはあかん!
次回、このずれまくり顔面の矯正をしながら、この後の作業を進めていきます。
筆者:乗秀

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前回はプラキットで飯田線を製作致しましたので、今回はブラスキットを作っていきます。プラと違いブラスを触った事が無い方が多くいらっしゃると思いますので、なるべく丁寧に解説出来ればと思います。


画像出典:Wikipedia
今回製作するのはこちら、富山地方鉄道14760形電車です。富山地方鉄道創立50周年にあたる1979年に誕生した車輌で、富山の県鳥である雷鳥をイメージしたカラーリングが特徴です。
この車輌は人気があり、弊社でも何回かご依頼を頂いた事が御座います。完成品をギャラリーにて掲載しておりますので、完成イメージとしてご覧頂ければと思います。→富山地鉄14760形電車

キットはボディのみが入っており、足回りや屋根機器は別途揃える必要があります。とりあえず今日はハンダ付け作業のみで進めますので、キットに入っているものだけで進めていきます。

まずブラスキット製作にあたり注意点! ハンダは必ずヤニ無しのものを選び、フラックス液を同時に揃えてください。
ハンダ工作は学校でしか…という方が触った事があるハンダは、電子基板で主に使うヤニが入ってるハンダです。ヤニ入りは基盤の様な他にハンダがついてしまってはいけない箇所の点付けに適したハンダですが、模型工作では面で接合する箇所ばかりですので、ヤニ無しが最適です。
また、ヤニ無しハンダはフラックスが無いとまともにつきません。必ずセットでご用意してください。

画像では、最低限ここまでは揃えておきたい道具を並べました。HOゲージでは更にアングル固定治具も出しますが、今回は割愛します。
・ハンダごて・・・言うまでもないですね! 温度調整が出来るタイプがおすすめです。
・フラックス入れ・・・フラックスは強酸性ですので、反応しないガラス等の容器を用意します。
・アルミクリップ・・・アルミはハンダに反応しないため、部品の押さえに最適です。
・ハンダ吸い取りリボン・・・ハンダがはみ出してしまった場合に。用途は後述で解説します。
・ベーク板・・・耐熱性が高くハンダ作業に最適。
・ピンセット・・・プラモデルでも使いますね。ブラス工作でも大活躍です。
写しておりませんが、金属用のプライヤーがあるとなお工作がスムーズにはかどります。

いよいよ製作開始! Nゲージのブラスキットはガレージキットも含めて様々なメーカーから発売されていますが、概ねボディのディティールが刻印された外側とドアやサッシ等の内側に分かれており、手つかずの状態では写真の様に繋がっている場合が多いです。

まずは一番外側のランナーをカットします。一見本体の造型の様にも見えますが、カットしても問題無い部位です。キットによってはどこまでが使う部品か分かり辛いものがある為、必ず実車資料と照らし合わせて確認しましょう。


ボディが繋がっているキットの場合、折り込むだけで外と内がぴったり合う様に出来ています。
ボディに限らず部品を曲げる際は、一カ所でなく全体に均一な力がかかる様にゆっくり曲げましょう。この様な時にプライヤーがあると大変便利です。
また、一度曲げた部品を開くと曲がっている箇所が折れて外れてしまいます。極力1回で曲げ加工を済ませられる様慎重に進めましょう。

折り込んだ後はいよいよハンダ…の前に、気をつけなければならない所があります。そう、内側には台車を押さえる為の固定治具が刻印されており、今の段階でここを曲げておかなければなりません。以前この作業を忘れてハンダ付けを行ってしまい、曲げて起こそうにもハンダが流れてしまって動かせなくなってしまった、という経験があります…。

いよいよハンダ付けです。折って重ねるタイプのキットは要所要所にハンダを流す為の穴が設けられており、まずはそこに合わせてハンダを流していきます。
ハンダ付けしたい箇所にフラックスを付着させます。フラックスを付ける際、爪楊枝は割り箸等の木製の棒で行うとやりやすくなります。

ハンダごての先端部にフラックスを「少量」含ませて、先程の箇所にこてをあてます。「じゅっ!」と音がしますので、目視で流れた事を確認したらすぐにこてを離しましょう。
問題無ければ1秒くらいでハンダ付け出来ますが、上手く流れない場合に大量のハンダを含ませたり長時間こてをあてたりはしない様にしましょう。前者はハンダの無駄やこの後のキサゲ処理が大変になりますし、後者は熱のかかり過ぎでブラスが歪む可能性がある為です。
ハンダが流れない際は、流す向きやこての角度、部品表面の問題等が考えられますので、原因の把握を間違えない様にしましょう。良くあるのはロストワックス(型に流し込んで成型されたブラス部品)の表面についた蝋が邪魔をしてハンダがつかないことで、これは表面をしっかり磨けば解決します。

キットの○部分が流し終えたら、接合面にも薄くハンダを流します。一応○部分だけでも部品は止まりますが、断面をどこかに引っ掛けてめくれたり隙間が浮いたりしてしまわない様、しっかり流しておくと後々楽です。

妻板はキットによって固定方法が異なります。大体ボディ側に固定治具が設けられている事が多いですが、妻板側にボディと上手く噛み合う様段差が設けられていて、そこに合わせてハンダ固定する場合も御座います。今回は後者でしたので、ずれない様慎重に流しました。

そして良くある事故、いらない所についちゃったハンダ! モリモリに盛り上がっちゃったハンダ!
削ってしまえば問題ありませんが、もっと楽する為にあの道具を使います。

ハンダ吸い取りリボンにフラックスをしみ込ませて患部にあてます。その上からハンダごてで熱を通すと、見る見るうちにリボンにハンダが吸われていきます。

ハンダを離すと、ハンダの盛り上がりが無くなりました。ただわずかに表面にハンダが残ってしまう為、次回行うキサゲ(下地処理)で完全に消します。

ランボードを取付ければ、ハンダ作業は終了です! 接着やパテ成型等は、必ずハンダ作業と分けて行います。こての熱でパテや接着剤が焼けてしまう為です。

このキットは前面が熱に弱いホワイトメタル製ですので、ハンダは使わず接着で取付けますが…かなり矯正が必要だと言う事が判明しました。こいつはあかん!
次回、このずれまくり顔面の矯正をしながら、この後の作業を進めていきます。
筆者:乗秀

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Posted on 18:25:00 «edit»
こんばんは〜よこぽんです。
冬の到来によってお鍋がおいしい季節になりましたね〜
皆様はどんなお鍋が好きでしょうか?私個人では、すき焼きとか石狩鍋、アンコウ鍋等が真っ先に出てきますね。
さて、それはさておき、またまた多摩市でカモを見かけたのでパシャ!

見ているだけでなぜにこんなにほっこりするんでしょう?

こちらの1枚は、なんと、近くのお寺さんの池にいたコイなのです!
体長1m近くはあるのではないでしょうか。ものすごく金色に光っていて綺麗でしたね〜

こちらは、恒例のグリナード永山屋上の展示物です。
クリスマスに向けてドンドンゴージャスに仕上がっていきますのでまた画像をご紹介しますね〜


では、そろそろ本題に入ります。
実は、このたまごひこーきもさくっと出来るかななんて考えていた1点だったのですが
実際組んでいきますと合わせ目のずれやモールドの彫り直し等やる事が思ったよりも濃いのです。
従って、前回の近衛兵同様、数回にて製作を進めさせて頂きます。
まずは、接着した箇所の段差がひどい場合等にはこのように、パテにて成形致します。

つぎに、モールドの彫り直しです。接着にてモールドが無くなったりした箇所を復活させます。
やはり、完成後の仕上がりを考えると手間を惜しまずチェックしておきましょう!

彫り直しに関しては皆様ごとに使いやすい工具を使うと思いますが、ここではこのようにしております。
まずはカッターでラインを弱めになぞり、溝からカッターがずれないようにしてからV字形に溝を作っております。
あくまでもスミを流しやすくする為とラインをはっきり見せるためですので市販のケガキ針等で進めても全く
問題ありません。

説明書には色の番号指定がありますのでそのように塗装すれば問題無いのですが、実機とにらめっこして
もうちょっと色味に拘りたかったので調色しちゃいました。
ここも自分だけという表現のオリジナル性があって楽しいですよね。
右の画像は、ネットでいろいろ調べた結果、自分的に色味が気に入りましたので参考とさせて頂きました。

順番に薄い色〜濃い色と塗装します。


まずは、一通り基本色を塗装した状態です。
この一つの固まりで全パーツとなります。あらら、キャノピーは除いてましたね。

それでは、今回はここまでです。
次回はマスキングからの塗り分けに進みます!
筆者:横山

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冬の到来によってお鍋がおいしい季節になりましたね〜
皆様はどんなお鍋が好きでしょうか?私個人では、すき焼きとか石狩鍋、アンコウ鍋等が真っ先に出てきますね。
さて、それはさておき、またまた多摩市でカモを見かけたのでパシャ!

見ているだけでなぜにこんなにほっこりするんでしょう?

こちらの1枚は、なんと、近くのお寺さんの池にいたコイなのです!
体長1m近くはあるのではないでしょうか。ものすごく金色に光っていて綺麗でしたね〜

こちらは、恒例のグリナード永山屋上の展示物です。
クリスマスに向けてドンドンゴージャスに仕上がっていきますのでまた画像をご紹介しますね〜


では、そろそろ本題に入ります。
実は、このたまごひこーきもさくっと出来るかななんて考えていた1点だったのですが
実際組んでいきますと合わせ目のずれやモールドの彫り直し等やる事が思ったよりも濃いのです。
従って、前回の近衛兵同様、数回にて製作を進めさせて頂きます。
まずは、接着した箇所の段差がひどい場合等にはこのように、パテにて成形致します。

つぎに、モールドの彫り直しです。接着にてモールドが無くなったりした箇所を復活させます。
やはり、完成後の仕上がりを考えると手間を惜しまずチェックしておきましょう!

彫り直しに関しては皆様ごとに使いやすい工具を使うと思いますが、ここではこのようにしております。
まずはカッターでラインを弱めになぞり、溝からカッターがずれないようにしてからV字形に溝を作っております。
あくまでもスミを流しやすくする為とラインをはっきり見せるためですので市販のケガキ針等で進めても全く
問題ありません。

説明書には色の番号指定がありますのでそのように塗装すれば問題無いのですが、実機とにらめっこして
もうちょっと色味に拘りたかったので調色しちゃいました。
ここも自分だけという表現のオリジナル性があって楽しいですよね。
右の画像は、ネットでいろいろ調べた結果、自分的に色味が気に入りましたので参考とさせて頂きました。

順番に薄い色〜濃い色と塗装します。


まずは、一通り基本色を塗装した状態です。
この一つの固まりで全パーツとなります。あらら、キャノピーは除いてましたね。

それでは、今回はここまでです。
次回はマスキングからの塗り分けに進みます!
筆者:横山

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