Posted on 20:59:07 «edit»

乗秀です。早いもので、もう年の瀬です! 皆様、年末のご予定は如何ですか? 私は大掃除とか大掃除とか大掃除ですね! 普段からやっておくべきですね、ハイ。
まずはじめに、私の更新は今回が年内最後となります。今年も
そんなこんなで、ちょっと早いですがお年玉の使い道を思い返していたとき、当時回っていた模型取扱店の事を思い出しました。

お年玉は子供にとって年内最初にしていきなり最高のイベント! 心が弾まぬ筈等無い! 勿論少年も、何割か親に貯金してもらい(貯金してもらった分がどうなったのかは未だに良く分かりません)残りを有意義に使うべくお正月の街を走り回ります。

当時のルートは三カ所あり、「ちょっとだけ模型を置いているおもちゃ屋」「充実の大型模型店」「小型模型店」にそれぞれ回っていました。おもちゃ屋はゲームも置いていたのでそっち方面を、大型模型店は大概激混みなのでそんなときは小型模型店へ足を運びます。

そのお店は絵に描いた様な路面店で、大人が通れるかも怪しい隙間を塗って店内奥のカウンターまでたどり着く様に出来ていました。上も下もキットが山積みで、種類だけなら大型模型店にも張り合えるんじゃないかと思えるくらいです。

品揃えも陳列も正直言って子供向けではなく、気になったキットが最上段に積まれていると、お店の人に声をかけて取ってもらう他ありません。脚立が欲しいと常々思っていましたが、今思うと置かなかったのではなく置けなかったのでしょう。

このお店が重宝したのは、キットや工具等の品揃えだけではなく、おもちゃ屋や大型模型店ではやっていなかったプラ板や棒の単品売りや、各部品の単品売りを行っていた事でした。特にシールやキットの部品は、当時の少年の活動圏内ではこの店舗でしか売っていなかったので、改造やぶっ壊したときの補填にたいへん助けてもらいました。

しかし月日が経つにつれて、おもちゃ屋は古本屋に変わり、大型模型店は更地と消えて、小型模型店はテナントビルへ変わってしまい、少年の取り巻く環境から模型が激減してしまいました。その影響もあり、一旦模型から離れてしまう時期が生まれてしまいました…。
当時の事を思い出して、ちょっとセンチメンタルな気分になりました。しかし昨今の模型店激減問題は、日本全国で問題になっている事を考えると、ただ懐かしんでいる場合ではないと思わされてしまいます。私にはお店の商品を買う以外の事は何も出来ませんが、どうか今ご健在の模型店の皆様には末永く健在であって頂きたいと思います。

……と言うのも、実は弊社工房は現在進行形で周囲に模型店が皆無なのです。塗料が一本足りなくなるだけで致命的! バイクを所有しているスタッフは愛車をかっ飛ばして買い求めに走ります。
通販の流通が発達しているのは有り難いのですが、こうちょっとこれ欲しいなと思った時にちょっと足を伸ばすだけで買えるそんな環境も大事なんだなと日々痛感するこの頃でした。お正月休みの間に買いだめよう……。
筆者:乗秀

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