2018年02月の記事一覧
- 2018/02/27 【せんすい!】 ゆ1號を作る③
- 2018/02/25 【SDウイングガンダムゼロカスタム】製作③の巻
- 2018/02/23 【めいてつ!】悲願!パノラマスーパーを完成させます! 第二回
- 2018/02/21 【わんふぇす!】2018冬お疲れ様でした。
- 2018/02/19 【とみか!】ミニカーバス(エルガ)を京王バスにフルリペイントするよ! その6
- 2018/02/17 【せんすい!】 ゆ1號を作る②
- 2018/02/15 【ひょうげん!】ガンプラ以外のプラモデルが気になった頃です!
- 2018/02/13 【SDウイングガンダムゼロカスタム】製作再開②の巻
- 2018/02/11 【模型総合病院】製品に無いカラーリングを再現!【その15】
- 2018/02/09 【とみか!】ミニカーバス(エルガ)を京王バスにフルリペイントするよ! その5
はじめちゃんです。
日に日に暖かくなっていくのを感じる今日この頃
みなさん如何お過ごしですか?
そろそろ花粉も飛んでくるんでしょうか。
私はアレルギー性鼻炎で年中鼻の具合が悪いので
花粉症もあまり関係ありません。
さて今回こそまるゆのラストです。
さっそく始めましょう!

艦底の塗装をしました。
カラーの写真がないので完全に自分のイメージや好みでの調色になりますね。
赤をベースに艦底色を適当に足して、少しくすんだ色味にしてみました。

乾燥したら上面の色を塗装する為にマスキングしていきます。
凸凹のある面に真っすぐに喫水線を入れるのは難しいかもしれません。
始点と終点を見定めて、えいや!っとマスキングテープを貼りました。
慣れないうちは何度も貼り直してみて始点側終点側から真っすぐなラインで貼れているか
確認しながら慎重にやれば意外と簡単です。
再度の膨らんでる箇所、左右で合計4カ所はマスキングテープが追従しないので
このまま塗装すると塗料の漏れを起こしかねない箇所です。

マスキングテープの浮いている所は思い切って切れ込みを入れました。
この後切れ込みの上から短いマスキングテープでラインを覆えば
吹きこぼれはほぼ無くなります。
鉄道模型の扉を跨ぐラインの塗装の時と同じ要領です。

続いて上面のグレーを塗装します。
写真では何の事かサッパリでしょうが、実はこの塗料
中の塗料が固着して蓋が回りません。
こういった事って結構起こりますが、無理に開けようとして手が痛くなったり
イライラしますよね。

手元にあったゴムバンドです。
こいつを使って瓶と蓋に力がダイレクトに伝わる様にします。

こんな感じでゴムバンドを巻き付けて、瓶と蓋が滑らないようにした状態で
蓋を回すと…
あら!簡単に蓋が開きました。
冷蔵庫の中の調味料の蓋など開かなくなった時に覚えていると便利な裏技ですよ。

上面の塗装の後に甲板の塗装も完了しました。
適当に切ったマスキングテープでマスキングしました。
面倒な箇所は後に筆でタッチアップします。

現状で塗料の乾燥した部品を組み付けていきます。
艦橋に日の丸のデカールを貼れば、取りあえずの完成です。

その前に貼り線をします。
写真は模型店で手に入る、金属製の糸です。
艦船の貼り線や大戦機のアンテナ線の表現などアイデア次第で色々使えます。

これをポイントポイントで瞬間接着剤で接着すれば完成です。
それっぽくなったでしょ。
これにて息抜きの予定で初めて意外とかかったまるゆは完成です。
次回はトラックの続きに戻ります。
次回もせぇってぇ見てくれよなっっ!!!!!!1
筆者:神宮司

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参考になりました‼
何か艦船モノ作りたくなりました‼
気張らず気楽にチャレンジしてみようかなと思わせてくれた、楽しくてとても参考になるブログでした。
潜水艦は馴染みなかったですが、独特のシルエットでカッコいいですね。意外と飾ったら戦艦や駆逐艦よりもオシャレかなと思います。
私も先日、娘にバンダイのドラえもんを作ってあげましたが、スケルトンボディがいいというのでせっかくだから内部メカはキチンと塗って、ここまでやったらシールなんか使えるか💢と口もマスキングして塗り分けてと結局イタレリトラック休んでフル塗装になりました・・
テレビ横に妙にリアルなドラえもんが鎮座しています(笑)楽しくていい息抜きになりました‼
次回はトラック再開という事なので私もテンション上げて取り掛かります✌
by 喜代治丸
喜代治丸さんへ
毎度毎度コメントを頂きまして有り難うございます。
こんな稚拙な内容にも関わらず見て頂いているかと思うと
有り難い反面恥ずかしくもあります(笑
気楽な気持ちで始めた潜水艦でしたが、意外と手間が…
パーツ数で考えると全然大した事ない筈でしたが…
艦船の模型も面白いので、是非是非挑戦してみてください!
バンダイのドラえもんは内部メカが再現されていて、モデラーとしては
中身まで見せて作りたくなりますよね。わかります。
そこまで手間をかけて製作した作品なら娘さんも大喜びだったのでないですか。
息抜きしながらトラックも製作してください。
完成の暁には是非拝見させて頂きたく思います。
by NAGAEアートプロダクション 神宮司
来週からはいよいよ東京も暖かくなってくるみたいですね。
春は気候的に気持ちよく好きな季節ですが、ただ、花粉症というやつは><
では、前回缶スプレーのサーフェイサーを吹いてありますので本日は基本の白を塗装します。
ここでも、設定集のちょっと赤紫がかった白を調色しております。

実は、ここでもパテのヒケで少しヘコんだ箇所を数点見つけているのでまたパテを盛って整形しています。

ここで、サーフェイサーを吹く前に加工した部分の紹介です。
まずは、ここ!やはりウイングは薄く加工したいですね〜カッターの背等で削って加工しましょう!

見た目が大分かわりましたね〜

次に、バスターライフルの砲身の穴開けです。
ここも外せない部分となりますね。

フレームの色を吹いて…あ!

塗装表面がざらついている!!ゴミが乗ってしまっていた様です。
細かいペーパーで表面を均して基本色吹き付け。

ここでウイング等の白パーツにグラデーションをかけています。
画像では飛んでしまっていますが綺麗な赤薄紫っぽいグレーがはいっているのですよ。

現在の進行状態です。パテ加工や肉抜き穴加工、形状シャープ化等で思ったより進んでいませんがお許し下さい。

次週は、塗り分け、グラデーションからの組立を考えております。お楽しみに!!
筆者:横山

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色の剥離ひとつとっても8輛分もあるとかなりの時間を要します。そういう点では進捗状況の割に更新回数が多くなる傾向になってしまいそうですが、どうかご容赦下さい。
それでは本日の作業に入りましょう。

前回は車体のみの作業でしたので、今回は下回りも平行して進めます。と言ってもこちらは塗装されていない状態での保管でしたので、新品と変わらない作業になります。
ホワイトメタルのパーツを磨いていきます。これは表面を美しく仕上げる為だけでなく、型から抜く際の離形剤(ろう)が表面に付着しており、このまま塗装すると擦るだけで色が剥がれてしまう為です。
ウェイトの様な単純な面のパーツはサンドペーパーで磨きます。

床下機器等の複雑な形状のパーツは、前回色剥がしでも使用したワイヤーブラシで磨きます。表面を撫でる程度で十分です。当て過ぎると形状が変わってしまいますので要注意!

一通りホワイトメタルを磨き終えたら、前回色落としした車体とセットで洗浄を行います。
洗浄にはマッハ製のブラスクリーンを使用し、表面に付着している汚れや錆の元を落とします…が、この洗浄液は模型用の洗浄剤の中でもかなり臭いがキツい方に入ります。換気はもちろんの事、周囲に配慮して使用しましょう。

洗い方は簡単、薬液にパーツを浸けて柔らかな毛の筆で表面を撫でるだけです。この撫でる行為が重要で、軽く触る程度で十分洗浄力を発揮するのです。

ホワイトメタルのパーツもじゃらじゃら入れて洗っていきます。筆にあたっていない部分は表面の汚れが落ちませんので要注意! ちなみに暫く浸けておくと薬液と反応して金属地がくすんでくる場合がありますが、塗装には問題ありませんのでご安心を。

この作業をするとどの位綺麗になるかと言いますと、このくらい綺麗になります。今回はかなり分かり易い写真が撮れましたが、洗浄前の金属地の状態次第で見た目が大きく変わりますので、あくまで目安という事でお願いします…。

洗浄が完了し、乾燥しましたらいよいよ塗装…の前のプライマーがけです。プライマーはフジモデルやマッハ模型のシールプライマーを使用します。プライマーの中でもかなり強力な塗膜を作り上げますので、鉄道模型の塗装には必須と言っても過言ではありません!
ちなみに弊社でも何度かお問い合わせ頂きましたが、シールプライマーは通常の模型用ラッカーシンナーで希釈すると、成分が分離して悲しい事になります。そこで画像で並べているガイアノーツ製ツールウォッシュのような強力なシンナーで希釈すると、成分が壊れる事無くしっかり希釈出来ます。是非覚えておきましょう!

車体が大きいので一部分だけですが、まず表面のプライマーがけが終わりました。写真では分かり辛くなっちゃいましたが、シールプライマーには黄色の着色がうっすらされているので、一目でプライマーを吹いたかどうか分かるのも有り難いポイントです。

プライマーがけの際よく行っているのは、ハンダ付け等でできた継ぎ目処理部分に厚めにかける事です。このシールプライマーは強固な塗膜を作ってくれるので、その粘度で細かなキズを埋める効果があります。ちょっと厚めに吹く事で、継ぎ目をしっかり消す補助をしてくれる訳ですね。

そんなこんなで裏側もプライマーがけした後に内装色で塗装し終えました。色味は実写資料に合わせた淡めのクリーム色です。
裏側の塗装の際の注意点は、アングルの周辺にしっかり色を乗せる事です。特に意識せずにさーっと吹いていくと、吹き難い角度(特に上面)に色が乗らず、組立てた後に窓から色が乗ってない部分が見えてしまう…なんて事があります。裏側だから適当でも良いや…と妥協せず、しっかり塗装しましょう。
今回は以上となります。次回はいよいよ外側の塗装に入ります! 平行して下回りもどんどん進めて行きますので、よろしくお願いします。
筆者:乗秀

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今年も真冬の寒さを押しのける熱気の中、弊社ブースにたくさんのお客様がいらっしゃいました。当日ブースにお越し頂いた皆様、本当にありがとうございました。
会場の雰囲気をカメラに収めてきましたので、当日の様子をご紹介します!

今年の弊社ブースの様子はこんな感じでした。フィギュア・メカ系とスケール系とで展示品を分け、それぞれのジャンルに興味があるお客様がじっくり見られる様に配置を考えました。

まずはスケール系の展示品です。今回は例年と趣向を変え、カーモデルを多めに持ち込みました。中には「あれ? これどこかで…」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この中には久方ぶりに社外へ出した展示作例もあります。

もちろん例年通り雑誌掲載作例や、弊社ギャラリーに掲載されているもの、そしてスタッフブログでハウツー講座を交えながら製作した作例も展示! 今回は例年よりオールジャンル感を出した展示スペースとなりました。



もちろんフィギュアやメカものもバッチリ展示! オールジャンルかつ新しいキットも古いキットも何でもおまかせというNAGAEアートプロダクションのポリシーを表す展示内容ですね。
今回も大盛況のうちに膜を卸す事が出来ました! 繰り返しますが、弊社スペースにお越し頂いた皆様に心より感謝を申し上げます。お預かりさせて頂いたキットは一流の完成品に仕上げてお渡し致しますので、楽しみにお待ち下さい!

そして当日お願いしようか迷って…とチラシを手に取って頂けた皆様! こちらをお手持ちでしたら3月31日まで製作料金が10%割引となります!
またとない機会ですので、ぜひお問い合わせ下さい!

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昨日はワンフェスでしたね。

天候にも恵まれ大変多くのお客様にきて頂く事ができました。
ご依頼頂いた方々、弊社ブースに立ち寄って頂いた皆様、ありがとうが御座いました。



今年も大盛況でした。
さてさて前回敢えなく色を落とす事になってしまった京王バスですが気を取り直して塗装して参ります。
シールプライマーを吹いてボディ色を塗装してライン塗装です。
前回説明し忘れていましたがドア等の段差のライン塗装です。
そのまま押さえただけでは段差の大きい部分では浮いてしまい色漏れの原因になります。

押さえたうえで段差の部分を一度マスキングをカッターで切ります。
しっかり押さえた後で小さく切ったマスキングテープを別に貼ります。

これで塗装漏れの防止になります。段差や深い溝の時に効果を発揮します。
前回塗装落としの原因になった斜線部の塗装です。

前回はなんとかマスキングで再現しようとしましたが上手くいきませんでした。

そこで斜線部分のみ自作のデカールにて再現したいと思います
デカールで再現する事により均一かつ綺麗な直線が出せます。

自作なので多少のギザギザは出てしまいますが、塗装より断然綺麗に再現出来ました。

最初からこのやり方でやっておけば良かったですね。
この調子でどんどん進めて行きます。
これで次回ようやく車内に進めます。お楽しみに。
では最後にワンフェスのキャンペーンのお知らせです。

会場でお配りしたパンフレットをお持ちのお客様は製作料金10%OFFのキャンペーン中です!期間は来月の3月31日までです。是非この機会にご利用下さい。
筆者:杉山

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はじめちゃんです。
一日生活していて音楽が耳に入らない事ってほぼありませんよね。
立ち寄ったカフェで流れているジャズ然り
コンビニで流れているヒット曲然り
色々あると思います。
曲名やアーティスト名が分からなくても、ネットで調べると
コンビニの店内でかかっている曲の一覧が出てきたりと調べる手段はあります。
私が少年の頃はネット環境なんてなかったので、周囲の人に
「今の曲知ってる?」って聞くくらいしか曲名を知る手段はありませんでした。
知ってる人がいない分からずじまいになってしまいます…
先日、長年の謎だった曲がありまして
試しに思いつくキーワードをいれて検索してみました。
天気予報 ピアノ
すると同じ様な疑問をもった人がヤフー知恵袋にて質問していました。
もしかしてこれですか?という返答があり
その曲を調べてみたら、まさしくその探していた曲だったのです。
この曲
物悲しいフレーズが何度も繰り返される曲で、天気予報以外でも
CMでもかかっていたようです。
懐かしい人もいるかもしれませんので、一度聞いてみてください。
同じ思いをした人もいるかもしれませんね。
さて前置きが長くなりましたが、今回もまるゆです。
前回まではこちら
基本工作が終わったところまででした。
早速続けて行きます。

付属のエッチングの手すりがうまく接着出来ず、グズグズやってるうちに
写真の様な無様な事に…
正直な所、艦船のエッチングパーツは苦手です。
手すりの端は既に取れていますし、甲板の形に合わせて丸くする箇所は最初に間違えて接着してしまい
外してやり直したので金属疲労で千切れています(笑
これを直すところから始めます。
前回同様手すりの支柱の位置に穴を開けていきます。

面積が狭い箇所なので、慎重に穴をあけます。
0.3mmのバイスを使用しています。
全て開け終わったらここに真鍮線を適当な長さでカットして差し込んでいきます。

適当な。本当に適当なプラ板の木っ端です。
手すりの高さが2mmでしたので、その2mmを計る為に使用します。

プラ板をガイドにカットしていけば、ほぼ均一な長さで揃えることが出来ます。

片側はカットが終わりました。
これなら、穴の深さがバラバラでも表に出る支柱は長さが揃いますね。

もう反対側も同様にカットするのですが、こちら側は先程の側が邪魔になりますので
面倒でも一本刺してカット一本刺してカットを繰り返しました。
ちょっと疲れてきたよ…

支柱が刺せたら、手すりを取付けます。
ここは0,2mmの針金を使用しています。
真っすぐな形状ならそのまま真鍮線を使用しましたが、途中で鬼門の丸い部分がありますので
細い真鍮線と言えどそれなりに硬度がありますので、柔らかい針金を使用しています。
実はここも苦労した場所です。
端から接着していくと、カーブの部分を綺麗に曲げながら接着できず
出来たとしても力を加えますので接着箇所が剥がれるという始末…
やり方を変えねばなりませんでした。
解決法はカーブに合わせて予め針金を曲げておき、カーブの部分を中心に接着をする手順です。
これでうまく接着出来ました。
と言っても気づいたらこの加工だけで2時間…
両手でピンセットを持って押さえておいて接着しての繰り返しは辛い作業でした。
これで大方の加工は終わりましたのでサフを吹いて下地を綺麗にしていきます。
今回は金属のパーツを使用していますので、通常使用するサフでは金属に塗装が出来ません。
金属には金属用のプライマーが必要なのです。
そこで、

こいつの出番です。
レジンキット用のサフ・プライマーなので一発で問題解決!
本来はレジン用なのでプラには使用しないでください云々…
タミヤのサフにもプライマー成分が含まれていたような…
まぁプライマーが入ったやつならいいんじゃないでしょうか(笑
あまり深く考えていません。

プライマーの乾燥を待つ間に別の作業を。
機銃です。
なんとなくシルエット的に機銃に見えますが、銃口は塞がれていますので
ここだけでもそれっぽくしてあげたいです。

銃身を切り離しました。

ストックの材料の中から適当な径の真鍮パイプをカットして接着しました。
銃口・銃身の再現にぴったりですね。
ロボットものや戦闘機にも使えますので、色々な径のパイプをストックしておくと
いざという時に役立ちますYo

そんなこんなでプライマーが乾きました、
接着剤の垂れた跡等がみえますので綺麗にして塗装へと移ります。
と、今回はここまでとなります。
塗装→組立と進む予定でしたが手すりの作り直しに時間がかかりましたね。
次回こそは塗装へと進みますので、次回で完成予定であります。
次回もぜぇってぇ見てくれよなっ!!!!!!!!!!1
筆者:神宮司

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今回は模型失敗エピソードではなく、模型に対する興味の持ち方がちょっと変わった時の事を思い出したので、それについて書こうと思います。

これまでの絵日記をご覧になった方はそうだろうなと思われそうですが、ガンプラにお熱だった乗秀少年は裏を返すとガンプラにしか興味がありませんでした。戦闘機や戦車、車やバイク等のプラモデルは幸い身近な模型店できちんと取り扱いがあったのですが、創作上のロボットに情熱を燃やしていた少年の視界に入る事はほぼ無く、専らガンプラを作り続けてきたのです。
そんな時に転機が訪れます。

模型店でいつも通り新しいキットを物色していたとき、珍しく付き添ってくれた姉が「こっちの方が面白そうじゃん」と指を指したプラモデルがありました。

なんとそれは1/25のおでん屋台! マイクロエースから現在も再販がかかる超ロングセラーキットです。一方で「プラモデルブームの頃に抱き合わせで買わされた思い出のキット」にもちょくちょく挙げられるそうです。

実際に作るとこじんまりとしていながらも、おでんの具材やお酒等の細かなアイテムがふんだんに盛り込まれたとても楽しいキット構成になっています。
それまで少年の視界に全く入っておらず存在すら気づかなかったそのキットに、どういうわけか目をつけた姉はそのままおでんをお買い上げ。そして時間をかけてじっくりと製作を始めました。

プラモデルはSDガンダムしか知らないだろう姉に「何か教えるよ!」と出しゃばりたい少年でしたが、姉は数枚も上手でした。合いの悪い部品は「ぼろい屋台だから立て付けが悪いんだよ」と開き直ってそのままくっつけ、手持ちのアクリルガッシュでムラを作りつつ古ぼけた雰囲気を出しながらプラ地そのままの上から彩色し、時折黄色や赤の原色と言った突拍子もない色を乗せながら部品の上で茶色と混ぜ合わせて色の調子を変えていく…一見めちゃくちゃな工程に見えますが、狙っている「使い込んだ味のある屋台」へ確実に近づいていきます。

特に気合いを入れていたのはおでんだね。当時UVレジンなんて物は無かったので、ニスを流しておでん汁を再現しながらリアルなおでんだねを塗り分けていきました。元々美術を専攻していたので、食べ物らしさを出す彩色なんかはお手の物。
こうして時間をかけた完成品は、実物をそのまま小さくした様なリアルなおでん屋台に仕上がっていました。模型経験は自分の方が長いのに悔しい! と思いながらも、ガンプラでは中々味わえない「実際に存在する物を目指していく」という模型の醍醐味を、殆ど模型を作らない姉から学ぶ事になったのでした。


それからはガンプラ以外の模型……主に屋台シリーズにも手を出す様になり、不慣れな手つきでおいしそうなたこ焼きを目指してたこ焼き屋台を作ったりしたのでした。
ジャンル構わず模型全般を買いあさる様になったのは入社後でしたが、この時の経験があったから様々なジャンルの模型を受け入れられたのでは、と今になって思います。
模型の世界は「え、こんなのあるの!?」という商品がモリモリ出てくる奥深い世界です。特定のジャンルを突き詰めるのも一つの道ですが、色々なジャンルに寄り道をして新しい発見を繰り返していくというのも、模型ライフを充実させるひとつになるかもしれませんね。皆さん、これからもどんどん模型を楽しんじゃいましょう!
筆者:乗秀

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いやぁ笑ってしまいました‼
私もプラモ始めはガンダムでしたが、そんな時期ありました‼(笑)
自分は箱庭シリーズの茅葺き農家作りました‼
いとこの兄ちゃんからもらったNゲージで遊ぶ時にジオラマ代わりに線路脇に置いてました。
懐かしいですねぇ。このブログ読んで記憶が甦りました‼ありがとうございます。
あと子供時分にゲゲゲの鬼太郎のプラモがあって鬼太郎なら鬼太郎の家、ねずみ男は何だっけかなぁ・・ジオラマめいたオマケがついていて部屋の一角を段ボールで仕切って秘密基地と言って鬼太郎ワールドにふけった記憶があります・・(笑)
当時はプラモデルは模型でなくてそれが遊びでした。
たまに贅沢なおやつもビッグワンガムでしたし(笑)(笑)
by 喜代治丸
追伸です。
一時期ですが愛知県に在住していた時期があり、パノラマスーパーはとても馴染み深い車両です。私の住んでいた路線は全車指定席の特急だったのでたまにしか乗れる機会がなかったのですが前面展望席に当たるととても嬉しかったです‼
運転席の信号音や操作音が席まで聞こえて
乗り物好きには堪らなかった事を覚えています。
製作記、楽しみにしております‼
by 喜代治丸
コメントありがとうございます!
コメントありがとうございます! 返信が遅くなってしまいまして申し訳御座いませんでした。
> そんな時期
ノスタルジックなキット達って、スケール物ではありますがカッチリ作らなくても良い(むしろカッチリ作ると違和感?)おおらかなところがあって、手を出し易い所が良いですね。
キット自体にも工夫がされていて、芝生を再現する為に種を蒔いて芽吹かせるなんて商品もありました。茅葺き農家がまさにそれだった記憶があります。
この手のキットは忘れた頃にぽろっと再生産される事もあるので、また見かけたらのんびり作って楽しみたい所です。
> 鬼太郎ワールド
そういった身の回りの物も活かしたジオラマって本当に楽しいですね。
プラモデルを作り込む! という楽しみ方は経験を重ねてから始めたもので、私は以前の記事でも書きましたが「いつか来るプラモデル同士の戦いに向けて鍛える」というめちゃくちゃな方向で気合いを入れていました。
もちろん部屋全体を基地に見立てて、整備や戦いの様子を空想しながら再現してみたりもして…玩具とも言いがたい色んな方向で楽しんでいました。
鬼太郎プラモデルは妖怪自動車に心惹かれていますが、未だに現物に巡り会えず…いつか入手したいです。
> ビッグワンガム
ビッグワンガムなんてお高いものなかなか買ってもらえず指をくわえてみていました…。
私の頃は晩年の商品に親しんでおり、ウェブで画像を検索してみると「マジで食玩!?」と思うくらい精巧な作例がちらちら出てきて、こちらも今になって欲しくなってしまいます。
最近ですとスーパーミニプラシリーズというバンダイの商品でかっこいいロボットがいくつも出ている様で、いくつかは現物を触った事がありますが、こちらも可動機構がよく考えられていて「やっぱりマジで食玩!?」と驚かされました。
>パノラマスーパー
当時のリアルな記憶が蘇った様で嬉しく思う反面、その思い出に負けない作品に仕上げねばとプレッシャーも感じてきました…!
前面の展望車、実際に乗ってみたかったものです。
色んな思いを込めながら、今後も製作していきますので、どうぞよろしくお願い致します!
by NAGAEアートプロダクション乗秀
やはり、2月が一番冷え込むかな?と思う今日この頃です。
なんか、今年は1月の方が寒かった気がしますが…
さて、本日もSDガンダムの続きでお許し下さい。
前回まででパテ盛りが終了しているのでその続きからです。
まずはパーティングラインをカッターの背で削ります。

次に、パテを盛った部分の削りは320か400番のペーパーでまず削ってから600か800番くらいで仕上げます。
もちろんサーフェイサーを吹く前提で話しております。

一通り、ペーパーを当て終わったパーツ画像です。

次に、鋭利だと子供に危険なので先端を丸めているアンテナパーツをシャープに仕上げましょう。
ニッパー等で形出しをしてペーパーで仕上げます。

処理が終わった全パーツの画像がこちら。

全パーツを缶スプレーにてサフ吹きします。
またまた、日中にテラスにてサフ吹きが出来ませんでしたので塗装ブース前での画像となりますがお許し下さい。
換気や塗装粉等を考慮するとやはり外で吹きたいですね。

こちらは全パーツ、サフが吹き終わった状態です。

次週は塗装〜塗り分けと進める予定ですのでお付き合い下さい。
それでは、本日はこの辺で…
筆者:横山

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今回は塗装替えの案件で最も多い鉄道模型から、作例をご紹介します!

お預かりした車輌はこちら、EH500系電気機関車です。国内屈指の牽引力を誇る、日本の物流を支える重要な電気機関車ですね。
今回はお客様のご希望により、こちらをEH800系のカラーにリペイント致します! 外見上は似ている箇所が多い両機ですが、塗装は全くと言っていい程異なっており、全塗装は必須です。
更に今回はプラスチック製の車輌ですので、金属製の車輌よりも塗膜の剥離が難しく、扱いを間違えてしまうとボディを溶かしてしまったり破損してしまったりする、色落とし一つをとっても技術と経験が必要な作業となります。そしてボディに入る銀とグレーのラインは塗装での再現が非常に困難…お預かりした段階から手強い案件だとわかる内容でした。
そうした難しさを把握した上で、これまで培ってきた技術を注ぎ込みます!

そして完成した車輌がこちらです! 全く異なる雰囲気に変わった事が一目で分かりますね。

白帯は塗装で、銀帯(返っている箇所はグレー)をデカールで印刷して貼り込み、EH800のカラーを再現しました。部位ごとに最適な表現方法を選ぶ事が重要です。

JRFマークと号車番号もデータを作成して再現しました。インレタやデカールとして一般販売されていないマークも弊社におまかせ頂ければ、ご覧の通りに再現致します!


手すりは金属に置き換えて再現。PSモデル(プレステージモデル。一部に金属を使用したTOMIX製のハイエンド製品)の様なシャープさも出ました。

弊社におまかせ頂ければ、今回の様な大規模なリペイントもご覧の通りの仕上がりでご提供致します!
もちろん鉄道模型だけでなく、ミニカーやフィギュア等でも「この色があればな…」と思うお品物が御座いましたら、是非お気軽にお問い合わせ下さい!

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ワンフェスもいよいよ来週に近づいて参りました。
準備で大忙しの毎日です。
さてさて今回も京王バスを進めて行きましょう。
前回でボディの塗装が終わりました。

・・・が、改めて見ますとやはりどうにも気に入らないのです。
特に横の斜線の部分が・・・スケール的に塗装でやるのは難しいとは思っていましたが、このまま進めるのはどうにも納得できないのです。
という事で一層綺麗に仕上げる為にここで一旦断念してやり直したいと思います。
いざ!どぶ漬け!!
樹脂製でなくダイキャスト製なので失敗してもどぶ漬けし放題!

・・・悲しい・・・より綺麗に作る為とは言えこの作業はやはり悲しいものです。
振り出しに戻りました。

さて、気を取り直して再塗装していきます。
肝はライン塗装ですね。今までこのスケールのバスのリペイントに二の足を踏んでいた部分ですからどうにか攻略したいものです。
算段はあります!
今回は進むどころか戻ってしまいましたが、リベンジです。
続きを楽しみにして頂いていた皆さんには申し訳ないのですが今後にご期待を。
筆者:杉山

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