FC2ブログ
Admin * New entry * Up load * All archives 

ご愛願頂き有り難うございます! 模型製作代行NAGAEアートプロダクションの話題をいち早くお届け致します。

 

NAGAEアートプロダクション公式ブログ

08«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»10
このページの記事一覧

    

Posted on 22:47:16 «edit»

Category:製作ハウツー ガンダムMk-II/ガルバルディベータ

【目指せRGテイスト!】ガンダムMk-II VS ガルバルディベータを作ります! 第一回 

乗秀です。いよいよ今回から本格的に製作ハウツーに入ります!
今回はガンダムMk-2からです。当初は制作過程を細かく載せずにすぐ完成まで持って行こうと思っていましたが、ハウツーの第一回ということでプラモデル工作の基本からおさらいという形でなるべく細かく説明しようと思います。
とはいえリアルグレード(以下RG)は大変優秀なキットで、合わせ目消しや擦り合わせ等が全くと言っていい程ございません。なので、「RGを作るにあたって必要なポイント」に絞ってご紹介出来ればと思います。
この様な記事は初めて製作しますので、説明が不十分な点があるかもしれません。良く分からない点や気になる点等ございましたら、コメント欄にてご質問頂ければと思います。

それでは、製作に入って行きましょう!


ステップ1 部品の切り出しと切り口の処理


CIMG7695.jpg
プラモデルで絶対外せない、ランナーからの切り出し作業。切り出した跡をなるべく残さない様にカットして行きたい所ですが、ここで注意すべきポイントがございます。
部品自体がそれなりに強度がある場合はそこまで気にしなくてもいいのですが、RGは繊細かつ薄い部品が多数使われています。こうした部品をいきなりゲート(ランナーと部品を繋いでいる細い部分)ギリギリでカットしようとすると、ニッパーに掛かった力が部品に伝わってしまい、破損したり切りすぎてえぐれてしまったりする可能性があります。
特にクリアーパーツは他のプラスチックと比べて柔軟性が無い為、ひび割れや白化の原因になります。


CIMG7696のコピー
壊れてしまいそうな部品は、まず部品より外側のゲートごと切り出します。こうすることで部品に掛かる力が軽減され、安全に切り出すことが出来ます。少々面倒でも破損した際の修復の手間を考えると、安全をとる方が得策です。

CIMG7697のコピー
ランナーから部品を切り出してから、ゲートを部品ギリギリの所でカットします。中には薄くてニッパーの力だけで曲がってしまいそうな部品もありますが、その場合はこの状態でカッターを使いゲートを削ぎ落とせばより安全に処理が出来ます。

CIMG7699.jpg
カッターで切り口を処理します。最後にペーパー掛けで平滑にしますので、特に小さな部品はあまりぎりぎりまで攻めない方が安全ですね。


CIMG7723.jpg
部品の中には表面にパーティングライン(型の合わせで発生する線)が出ているものがあります。最近のプラモデルはパーティングラインが目立たない様に成型されているものが多く、タミヤ製のカーモデルなどはモールドの奥に入っていたりします(すごい!)。
しかし成型の都合上パーティングラインを完全に失くすという事は出来ない為、出ている場合はカッターの背で削ぎ落とします。


CIMG7724.jpg
この作業は力を入れずに刃を45度ほど寝かせて行います。「シュッシュッ」と軽快な音と共に鰹節の様な削りカスが出て来たら丁度いい力加減です!
このとき気をつけたいのは、部品がカーブしている場合です。ずっと同じ方向に平らなカッターを当て続けると、当てている部品も平らになってしまいます。少しずつ当てる角度や方向を変えて、表面のカーブを崩さない様に気をつけましょう。


ステップ2 モールドを彫る


RGのガンプラは大変複雑なモールドや段差が造形されており、プラ地のままスミを流すだけでとても引き締まった姿になります。しかし塗装を重ねていくとモールドが段々ゆるくなってしまい、スミが流れにくくなってしまいます。
ここは塗装をすると埋ってしまうかな・・・と思った繊細な所は、事前に対応して行きます!

CIMG7700.jpg
RGの特徴でもある薄い装甲が重なり合った様な造形は、スミを流さなくても奥行が出ますがスミを流した方がよりシャープに仕上がります。
このような箇所は段差が付いているだけで実際にモールドが彫られてはいません。カッターやケガキ針等でモールドをなぞり、彫りを入れて行きます。その際、くれぐれも力を入れない様にご注意を! 力をかけすぎると彫った箇所ががびがびになったり彫りがズレたりしてしまいます。何度か回数を分けて、綺麗かつ確実に彫りましょう。

CIMG7702.jpg
実際どのくらい効果があるか、彫りを入れた部品(左)とそうでない部品(右)をスミ入れして比較してみます。
流したままだと大差ないのですが・・・

CIMG7703.jpg
軽く拭き取ってみるとこれだけ差がでます。右はスミが少し残りながらも擦れ気味なのに対して、左の方がきちんと残っています。
現状ではプラ地そのままなので右のスミ表現もちゃんと見えますが、この後サーフェイサーをかけて調色した白を塗装すると考えると、多少なりともカドがゆるくなってしまうので、綺麗に残りにくくなってしまいます。
この作業は保険的意味合いが強いのですが、やるかやらないかで大きな差がでます!

CIMG7701.jpg
スジ彫りの道具はカッターやケガキ針のほか、ダイヤモンドヤスリや精密ノミ、画像にはありませんがエッチングソー等様々なツールが使えます。面積や彫る面に応じて、道具を使い分けて行きましょう!


ステップ3 ペーパー掛け


カッターでの処理を終えたら、サンドペーパーをかけて行きます。ガンプラですと800〜1000程度の番手が楽ですが、状況に応じてもっと荒い番手を選びます。
サンドペーパーをかけるポイントは、先程処理をした切り口とパーティングライン跡は絶対外せませんが、他にもいくつかポイントがあります。

image01_20161001211252421.jpg
まずはカド(エッジ)出しです。
特にガンプラに多く見られるのですが、プラモデルは安全基準上本来のカドよりも少しゆるく成型されていたり、一段カドが多くなっていてカドが引っかからない様になっています。この具合はキットのメーカーや製造された時期によって差が有ります。
大きくカドが落ちている場合はパテ等で造形しなければなりませんが、1/144のガンプラでしたら大体当て木をしたサンドペーパーで面を磨けばカドを出す事が出来ます。
RGは非常にシャープに成型されており、この作業はあまり必要ではありませんが、意識するだけでも仕上がりが変わってきますので覚えておくとgoodです!

image02_2016100122055793b.jpg
これも重要なのが、部品のめくれを矯正する事です。
前途のパーティングラインと同様の原因なのですが、型がかみ合う間は本来の形状よりもめくれた様に広がっています。これは継ぎ目以外にも「完全な直角は型から離型出来ない」という金型の都合であえて設けられている側面もあります。どの部品も直角ではなく、よ〜く見るとわずかに角度が付いているのですね。
このままだとまっすぐなラインになっていないので、ここも当て木をしてまっすぐに直します。図ではオーバーに書いてありますが、実際はごくわずかなめくれですので、容易にとることが出来ます。

CIMG7712のコピー
もう一つ大事なのは、ヒケの除去です! 赤丸でかこっている部分にがっつり出ています。
ガンプラの様な可動するメカキットでは絶対と言っていい程切り離せない厄介なやつです。
なぜ何も無い筈の表面にこんな凹凸が出来るのかと言いますと・・・

CIMG7713のコピー
秘密は裏にあります。差し込みピンやモールド等の凸部分が樹脂を引っ張ってしまい、反対側を凹ませてしまっているのです!
昔のキットでは、これ穴じゃないの? と思う程大きなヒケもありました。現在ではそのような露骨なヒケは影を潜めましたが、可動箇所の増加や造形の複雑化により上記の様な細かなヒケがあちこちに出る様になりました。

CIMG7721.jpg
最近のガンプラでしたら表面をペーパー掛けするだけで綺麗にとることが出来ます。
指でなぞってわかる程の大きなヒケの場合は、パテを盛ってから磨きましょう。


CIMG7722のコピー
ペーパー掛けを終えた状態です。ヒケが綺麗に無くなりました。
余談ですが、MGのZZガンダムでは大きくて厚い羽根を一つの部品で成型するため、中にガスを充填させて膨らませて、ヒケを発生させない成型法が採用されています。すごい!


ステップ4 仮組


接着を必要としないRGは、擦り合わせや合わせ目消しの工程を省けます。
部品を磨き終えたら、きちんと部品が合うかどうかや、可動等に不具合が無いか確認の仮組みを行います。

CIMG7704.jpg
仮組みの際は部品を止めるピンを1、2本残して切り飛ばしてからはめます。こうすることで、仮組後の分解が容易になるだけでなく部品をこじ開けて破損させる危険を回避することが出来ます。
ちなみに画像の赤い部分は、Zガンダムをご視聴の方は「これは!」と思う脱出機能付きコクピットです。組立ててしまうと完全に見えなくなってしまう所ですが、こういった所を再現する所がさすがRGですね! 「プラモデル」だけでなく「モビルスーツ」を作っている気分になれます。

CIMG7706.jpg
RGシリーズ最大の特徴である、切り離しただけで可動するフレームですが、同時に最も注意して扱わなければならない部品でもあります。
この関節は切り離した直後はとても硬く、下手に力を入れると細い部分が壊れてしまう恐れがあります。まず説明書を見て、どこがどう曲がるか確認してからゆっくりと動かして行きましょう。不安な場合は、ドライヤー等で温めてから動かすとスムーズに曲がります。
基本的にはこのフレームにメカ部分をつけて、装甲をはめていく様になります。

CIMG7709.jpg
仮組みをして可動範囲や干渉部位をチェック!
今回最大の懸案だった「蹴りが綺麗に決まるか」を確認したくて先行して胴体周りを組立てた所、問題無いどころかとてもしっかりした強度で蹴りの姿勢が取れることが分かりました。RGは繊細故に強度が不安だったのですが、挟み込みや多重の軸可動により無理なくしっかりとした可動が取れる設計で、これはいい意味で予想外でした。もしかしてこの蹴りをする為の設計なのかも?
(マニアックな話ですが、MGver1.0ではサイドアーマーがぽろぽろとれてしまい、MGver2.0ではほとんど胴体が回らずスムーズに蹴りポーズがとれませんでした。)



長くなってしまいましたが、第一回はここまでとさせて頂きます。
Mk-2は素組ですので紹介を交えながら、サクサク進めて行きます!

筆者:乗秀

NAGAEart_logo.jpg
NAGAEアートプロダクションはこちらから
スポンサーサイト



go page top

 コメント 

go page top

 コメントの投稿 
Secret

go page top

 トラックバック 
トラックバックURL
→http://nagaeart.blog.fc2.com/tb.php/195-e1ec2985
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

go page top