Posted on 19:07:20 «edit»
乗秀です。
弊社NAGAEアートプロダクションの得意技といえば、弊社代表が編み出したウレタンコートからの研ぎ出しによる鏡面仕上げが挙げられます。もちろん弊社スタッフは入社時にこの業を叩き込まれる訳ですが、当然ながら一日二日で習得できる技術ではないのでできるようになるまで、長い間自分との戦いになります。
特に私はこうした鏡面仕上げを目指して模型を作った経験が乏しいので、人一倍時間を費やした感があります・・・いや、待てよ。遠い昔に、一度だけチャレンジしたような・・・。
お話は模型少年だった時代にさかのぼります!

模型を始めて数年、ウレタンクリアーという存在は知らなかったものの、研ぎ出しという行程は模型誌で学びました。クリアーを重ねて、表面の凹凸を磨きだすことでつやつやのボディに仕上がり、デカールの段差も消えるという魔法の業。当時少年が作る模型といえば、ロボットものとおでんや焼き鳥の屋台みたいなくたびれた雰囲気の、綺麗に仕上げるという目標からは遠い物ばかりでしたが、このテクニックに憧れないはずがなくカーモデルという物に挑戦してみる気が湧きました。

しかし問題が立ちはだかります。クリアーはスプレーがあるのでそれを使うつもりでしたが、コンパウンドという商品を触ったことがなければ興味を抱いたこともなく、更に近所にはどこにも取り扱いがなかったのでした。
かつて透明になると信じたクリアスプレーを買った大型模型店(→「【とうめい!】クリアスプレーのおもひで。」より)は、その頃になると閉店してしまい、模型関連の商品を入手することが困難になってしまっていたことも問題の一つでした。
せめてお店があるうちに買っていれば良かったのですが、今更言っても後の祭り。どうにか入手する手だてを考えなければ・・・。

そこでふと思い出しました。
以前CDの裏面に傷を入れてしまい再生できなくなってしまったとき、クラスの担任の先生に相談したところ「歯磨き粉で磨けば傷が消える」と教わりました。
そう! 歯磨き粉には研磨剤が入っています。コンパウンドとどの程度性質が違うかは定かでないのですが、やってみなければわからない!

早速ドラッグストアで専用に買ってきた歯磨き粉を布に含ませて、クリアコートまで進めた車のボディ(多分ランエボのどれかでした)を磨くことに!
「角を攻めすぎて色がとれる」「サンドペーパーを強く当てすぎて傷が消えない」等の研ぎ出しでありがちな失敗については雑誌の記事で書かれていたので、細心の注意を払って仕上げたボディを、いよいよ研ぎ出す!

ちなみに買った歯磨き粉はこんな感じの物でした。セール品でした。

ひとふた撫でして、あら不思議! クリーム部分に隠れていた塩がボディの表面で大暴れ! ごっつい傷が大量に走る大惨事になりました。
それまで慎重に作業を進めていたボディが、一瞬でおシャカに・・・近所でお目当ての商品が手に入らないからと言って、よく調べずに手近な代用品で済ませようとしちゃいけませんね。
この後「磨けると聞いてメラニンスポンジで表面をこすったらつや消し仕上げになっちゃった事件」も発生しましたが、いずれにしても使ったことがないアイテムをぶっつけで使うとろくなことがありません。塗装一つをとってもいきなり本体に吹かず、プラ板に試し吹きをするくらいの慎重さで挑みましょう!
筆者:乗秀

NAGAEアートプロダクションはこちらから
弊社NAGAEアートプロダクションの得意技といえば、弊社代表が編み出したウレタンコートからの研ぎ出しによる鏡面仕上げが挙げられます。もちろん弊社スタッフは入社時にこの業を叩き込まれる訳ですが、当然ながら一日二日で習得できる技術ではないのでできるようになるまで、長い間自分との戦いになります。
特に私はこうした鏡面仕上げを目指して模型を作った経験が乏しいので、人一倍時間を費やした感があります・・・いや、待てよ。遠い昔に、一度だけチャレンジしたような・・・。
お話は模型少年だった時代にさかのぼります!

模型を始めて数年、ウレタンクリアーという存在は知らなかったものの、研ぎ出しという行程は模型誌で学びました。クリアーを重ねて、表面の凹凸を磨きだすことでつやつやのボディに仕上がり、デカールの段差も消えるという魔法の業。当時少年が作る模型といえば、ロボットものとおでんや焼き鳥の屋台みたいなくたびれた雰囲気の、綺麗に仕上げるという目標からは遠い物ばかりでしたが、このテクニックに憧れないはずがなくカーモデルという物に挑戦してみる気が湧きました。

しかし問題が立ちはだかります。クリアーはスプレーがあるのでそれを使うつもりでしたが、コンパウンドという商品を触ったことがなければ興味を抱いたこともなく、更に近所にはどこにも取り扱いがなかったのでした。
かつて透明になると信じたクリアスプレーを買った大型模型店(→「【とうめい!】クリアスプレーのおもひで。」より)は、その頃になると閉店してしまい、模型関連の商品を入手することが困難になってしまっていたことも問題の一つでした。
せめてお店があるうちに買っていれば良かったのですが、今更言っても後の祭り。どうにか入手する手だてを考えなければ・・・。

そこでふと思い出しました。
以前CDの裏面に傷を入れてしまい再生できなくなってしまったとき、クラスの担任の先生に相談したところ「歯磨き粉で磨けば傷が消える」と教わりました。
そう! 歯磨き粉には研磨剤が入っています。コンパウンドとどの程度性質が違うかは定かでないのですが、やってみなければわからない!

早速ドラッグストアで専用に買ってきた歯磨き粉を布に含ませて、クリアコートまで進めた車のボディ(多分ランエボのどれかでした)を磨くことに!
「角を攻めすぎて色がとれる」「サンドペーパーを強く当てすぎて傷が消えない」等の研ぎ出しでありがちな失敗については雑誌の記事で書かれていたので、細心の注意を払って仕上げたボディを、いよいよ研ぎ出す!

ちなみに買った歯磨き粉はこんな感じの物でした。セール品でした。

ひとふた撫でして、あら不思議! クリーム部分に隠れていた塩がボディの表面で大暴れ! ごっつい傷が大量に走る大惨事になりました。
それまで慎重に作業を進めていたボディが、一瞬でおシャカに・・・近所でお目当ての商品が手に入らないからと言って、よく調べずに手近な代用品で済ませようとしちゃいけませんね。
この後「磨けると聞いてメラニンスポンジで表面をこすったらつや消し仕上げになっちゃった事件」も発生しましたが、いずれにしても使ったことがないアイテムをぶっつけで使うとろくなことがありません。塗装一つをとってもいきなり本体に吹かず、プラ板に試し吹きをするくらいの慎重さで挑みましょう!
筆者:乗秀

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