Posted on 19:36:28 «edit»
乗秀です。ちょっと時間かかってしまいましたが飯田線を進めます!

前回の記事との間で、ベンチレータのパーツ等の処理も合わせて、ボディの下地処理仕上げを行っていました。Nゲージとはいえ、5輛分有るとなかなか時間がかかります。
ということで、今回からは塗装パートへ入ります!

さぁボディに本体色を塗って〜・・・とする前に。より実車の雰囲気を出す為、室内の色を先に塗装します。HOゲージでは完成品でもちらほら塗装されているモデルが有りますが、Nゲージでは知っている限りでは殆ど有りません。照明を入れないとあまり分かり辛い部分では有りますが、やるかやらないかで雰囲気が変わりますのでおすすめです。

室内色を塗った後はボディ外側を塗装します。内側から窓をマスキングしなければなりませんが、よほど複雑な形状でない限りは簡単なマスキングですので、そこまで神経を遣う作業では有りません。

貼り終えるとこんな感じに。窓以外に、裾部分や屋上機器の穴等色が吹き込むと困る部分は全て抑えましょう。

さぁいよいよボディの塗装です! カラーは長年弊社で使われてきた専用の横須賀色(スカ色)を株分けした物を使用します。市販のカラーよりも実車らしい雰囲気に合わせた色味に調整してあります。
ここでご注意して頂きたいのは、「実車に塗られた色そのまま」に合わせている訳ではない、という所です。模型のスケールに合わせて、「このサイズで適切に見える色」を作っています。実車で使用されている色をそのまま再現すると、完成品が遠目から眺めたイメージとは異なる事が有るのです(最も露骨に出るのはぶどう色)。

先ずはクリーム色をドバー! 発色の問題や乾燥云々で一番時間がかかったパートです。

塗装の際に避けて通れないのが、埃やハウスダストの問題です。こればかりはいくら気をつけていても、不意に飛んできて付着してしまいます・・・。
埃が付着して、塗膜に入り込んでしまった場合は無理に取ろうとせず、乾燥後に目の細かいサンドペーパーで磨き取りましょう。その後に薄く希釈した塗料をさっとひと吹きすれば、埃もペーパー跡も綺麗に消えます。

埃の除去が確認出来たら、塗り分けに入ります。
この後の行程の説明の為、いきなりべたーっとマスキングテープを乗せています。

この様にテープを乗せると、当然凹凸に追従しませんので隙間だらけになります。
鉄道模型は直線の塗り分けが非常に多いので、綺麗にマスキングしたい所です。しかしここでこのテープを力任せに押さえ込んで、凹凸に合わせようとすると、弾力で浮いてきてしまったり長さが足りず抑える事すら出来なかったりもします。

そこでおすすめなのが、端っこカット作戦です。段差になる凹凸部分に合わせて、テープの端をカットします。

カットした部分をぴったり貼り込み、切った隙間を小さなマスキングテープで塞ぎます。これだけで密着性は格段に上がり、何もせず押さえ込むよりもしっかり抑えてくれます!

手すり部分は手すりの長さに合わせた隙間を作る様にしてカット、隙間から手すりが出てくる様に貼り込みます。その上から先程と同様に小さなテープで覆ってあげれば、塗装漏れの可能性をぐっと抑える事が出来ます。

側面から覗き込んでみると、無理無く密着しているのが分かるかと思います。塗装の前に念のため軽く抑え直せばより確実です!

そして塗り分けた物がこちらになります。色が漏れがちな隙間部分もくっきり! この方法はどのジャンルの模型にも応用出来ますので、是非活用してください。
次回は屋根やゴム周りの塗り分けを攻めていく予定です。
筆者:乗秀

NAGAEアートプロダクションはこちらから

前回の記事との間で、ベンチレータのパーツ等の処理も合わせて、ボディの下地処理仕上げを行っていました。Nゲージとはいえ、5輛分有るとなかなか時間がかかります。
ということで、今回からは塗装パートへ入ります!

さぁボディに本体色を塗って〜・・・とする前に。より実車の雰囲気を出す為、室内の色を先に塗装します。HOゲージでは完成品でもちらほら塗装されているモデルが有りますが、Nゲージでは知っている限りでは殆ど有りません。照明を入れないとあまり分かり辛い部分では有りますが、やるかやらないかで雰囲気が変わりますのでおすすめです。

室内色を塗った後はボディ外側を塗装します。内側から窓をマスキングしなければなりませんが、よほど複雑な形状でない限りは簡単なマスキングですので、そこまで神経を遣う作業では有りません。

貼り終えるとこんな感じに。窓以外に、裾部分や屋上機器の穴等色が吹き込むと困る部分は全て抑えましょう。

さぁいよいよボディの塗装です! カラーは長年弊社で使われてきた専用の横須賀色(スカ色)を株分けした物を使用します。市販のカラーよりも実車らしい雰囲気に合わせた色味に調整してあります。
ここでご注意して頂きたいのは、「実車に塗られた色そのまま」に合わせている訳ではない、という所です。模型のスケールに合わせて、「このサイズで適切に見える色」を作っています。実車で使用されている色をそのまま再現すると、完成品が遠目から眺めたイメージとは異なる事が有るのです(最も露骨に出るのはぶどう色)。

先ずはクリーム色をドバー! 発色の問題や乾燥云々で一番時間がかかったパートです。

塗装の際に避けて通れないのが、埃やハウスダストの問題です。こればかりはいくら気をつけていても、不意に飛んできて付着してしまいます・・・。
埃が付着して、塗膜に入り込んでしまった場合は無理に取ろうとせず、乾燥後に目の細かいサンドペーパーで磨き取りましょう。その後に薄く希釈した塗料をさっとひと吹きすれば、埃もペーパー跡も綺麗に消えます。

埃の除去が確認出来たら、塗り分けに入ります。
この後の行程の説明の為、いきなりべたーっとマスキングテープを乗せています。

この様にテープを乗せると、当然凹凸に追従しませんので隙間だらけになります。
鉄道模型は直線の塗り分けが非常に多いので、綺麗にマスキングしたい所です。しかしここでこのテープを力任せに押さえ込んで、凹凸に合わせようとすると、弾力で浮いてきてしまったり長さが足りず抑える事すら出来なかったりもします。

そこでおすすめなのが、端っこカット作戦です。段差になる凹凸部分に合わせて、テープの端をカットします。

カットした部分をぴったり貼り込み、切った隙間を小さなマスキングテープで塞ぎます。これだけで密着性は格段に上がり、何もせず押さえ込むよりもしっかり抑えてくれます!

手すり部分は手すりの長さに合わせた隙間を作る様にしてカット、隙間から手すりが出てくる様に貼り込みます。その上から先程と同様に小さなテープで覆ってあげれば、塗装漏れの可能性をぐっと抑える事が出来ます。

側面から覗き込んでみると、無理無く密着しているのが分かるかと思います。塗装の前に念のため軽く抑え直せばより確実です!

そして塗り分けた物がこちらになります。色が漏れがちな隙間部分もくっきり! この方法はどのジャンルの模型にも応用出来ますので、是非活用してください。
次回は屋根やゴム周りの塗り分けを攻めていく予定です。
筆者:乗秀

NAGAEアートプロダクションはこちらから
スポンサーサイト
« 【あくやくっ!】もーすとのーとりあすばうんてぃはんたーいんざぎゃらくしー その弐 | 生物のほっこり画像で御楽しみ下さい! »
トラックバック
| h o m e |