Posted on 16:47:29 «edit»
乗秀です。飯田線、続きます。

前回で青の塗り分けまで終わりました。塗り分けは単純な物ですが、5輛もあると大変!
今回で主要な塗り分けに決着をつける予定です。

まず屋根の塗り分けです。ぐるっとテープを回して終わりですので、最も簡単な箇所かも知れません。
配管が跨ぐ部分は色漏れが起こりやすいので、前回のカット戦法を駆使して漏れを極力抑えます。

屋根はガイアノーツ製のダークグレーで塗り分けます。鉄道模型の塗料と言えばグリーンマックスカラーかマッハカラーかとお考えの方が多くいらっしゃる様ですが、同社では灰色9号やねずみ色1号と言った鉄道屋根及び床下機器の主要なカラーが揃っていますので、是非押さえておきましょう。もちろん他にも便利な色が沢山出ていますよ!

続いてパンタ車のランボードをマスキングして、ねずみ色1号で塗り分けます。

ほかの機器も同色で塗り分けますが、マスキングするには厄介な形状ですので、筆塗りで対応します。

屋根の塗り分けが完了しました。
これで塗装終わりだーい! と言いたい所ですが、一見綺麗に塗り分けられた様に見えても良くチェックすると・・・

テープで押さえきれなかった、モールドの隙間に青の色漏れが! 次に塗り分ける箇所がすぐそばなので、先にこの色漏れを修正します。このような箇所は筆で直します。

たまにマスキングテープの境目にゴミが咬んでいて、剥がすとごみごと塗膜の一部を持っていかれてしまう事があります。こんな時も慌てずに修正しましょう。

カドをきっちり押さえていても、中にはこのように忍び込んでしまう事も・・・もちろん筆でちょんと色を挿して修正!
これ以外に、直線がずれてしまったり色漏れが起こってしまった場合は、筆でなく再度マスキングしてエアブラシで吹き直した方が綺麗に仕上がります。要所に合わせて道具を使い分けましょう!

残すは乗降扉と前後面にある、窓枠に入ったHゴムの塗り分け! 小さく規則的ですが、意外と形が崩れやすく難しい塗り分けポイントです。その上殆どの鉄道車輌に存在しますから、なるべく綺麗に仕上げられる様になりたい所ですね。
中でもカドのアール部分のマスキングは合わせ難いので、今回は革製品等に穴を開けるポンチを用いて円形のマスキングテープを切り出しました。

ポンチで抜いた円を中心に十字にカットして、それぞれのカドのアールに合わせて貼ります。これだけで綺麗なHゴムが一発で表現出来るのです!

直線部分は普通にマスキングテープを貼りますが、必ず端をカットしてから使います。マスキングテープは一見綺麗に縁が切られている様に見えて、実は結構ガタガタなのです。もちろん他の箇所でも大変有効です!

マスキングを終えた状態です。部分的な塗装とはいえ、エアブラシから出る塗料は見た目以上にあちこち飛び散りますので、マスキングする範囲は大きめに取っておいた方が安全です。

ここからは「ポンチなんか無いよ」という方向けの方法です。
直線を押さえる所は同じですが、カドの部分は色が乗らない様にわざと隠して、エアブラシをさっと吹きます。極力塗膜で段差を作らない様に気をつけましょう。

テープを剥がしてから、色が欠けたカドの部分だけを筆で挿してカドを形作ります。直線から筆で引こうとするよりも簡単に仕上げられます。塗った後に塗膜の段差が目立ってしまった場合は、そこを細かい番手のサンドペーパーで磨いてからもう一度筆でなぞれば綺麗になります。

ここまででボディの塗り分けが終了! ここでようやく、裏側から貼り込んでいたテープを剥がします。

テープで押さえられていた部分の塗膜が、ガビガビになっています。裏側を塗装する際避けては通れない問題ですので、さっと対処します。

大きなガビガビはカッターでこそぎ落とします。内側をなぞる様に刃を当てて、極力力を加えない様にそっとカットします。

小さなガビガビは爪楊枝でぐるっと擦るだけで綺麗に落ちます。プラですとカッターで造形を切ってしまいかねませんので、大きな箇所以外はこの方法で処理した方が安全ですね。

そんなこんなで、とうとう塗り分けが完了しました!
次回、いよいよ床板と合体! ・・・の前に、ちょっとした作業を挟もうか悩んでいます。
いずれにせよ終わりが見えてきましたので、ラストスパートに向けてがんばります!
筆者:乗秀

NAGAEアートプロダクションはこちらから

前回で青の塗り分けまで終わりました。塗り分けは単純な物ですが、5輛もあると大変!
今回で主要な塗り分けに決着をつける予定です。

まず屋根の塗り分けです。ぐるっとテープを回して終わりですので、最も簡単な箇所かも知れません。
配管が跨ぐ部分は色漏れが起こりやすいので、前回のカット戦法を駆使して漏れを極力抑えます。

屋根はガイアノーツ製のダークグレーで塗り分けます。鉄道模型の塗料と言えばグリーンマックスカラーかマッハカラーかとお考えの方が多くいらっしゃる様ですが、同社では灰色9号やねずみ色1号と言った鉄道屋根及び床下機器の主要なカラーが揃っていますので、是非押さえておきましょう。もちろん他にも便利な色が沢山出ていますよ!

続いてパンタ車のランボードをマスキングして、ねずみ色1号で塗り分けます。

ほかの機器も同色で塗り分けますが、マスキングするには厄介な形状ですので、筆塗りで対応します。

屋根の塗り分けが完了しました。
これで塗装終わりだーい! と言いたい所ですが、一見綺麗に塗り分けられた様に見えても良くチェックすると・・・

テープで押さえきれなかった、モールドの隙間に青の色漏れが! 次に塗り分ける箇所がすぐそばなので、先にこの色漏れを修正します。このような箇所は筆で直します。

たまにマスキングテープの境目にゴミが咬んでいて、剥がすとごみごと塗膜の一部を持っていかれてしまう事があります。こんな時も慌てずに修正しましょう。

カドをきっちり押さえていても、中にはこのように忍び込んでしまう事も・・・もちろん筆でちょんと色を挿して修正!
これ以外に、直線がずれてしまったり色漏れが起こってしまった場合は、筆でなく再度マスキングしてエアブラシで吹き直した方が綺麗に仕上がります。要所に合わせて道具を使い分けましょう!

残すは乗降扉と前後面にある、窓枠に入ったHゴムの塗り分け! 小さく規則的ですが、意外と形が崩れやすく難しい塗り分けポイントです。その上殆どの鉄道車輌に存在しますから、なるべく綺麗に仕上げられる様になりたい所ですね。
中でもカドのアール部分のマスキングは合わせ難いので、今回は革製品等に穴を開けるポンチを用いて円形のマスキングテープを切り出しました。

ポンチで抜いた円を中心に十字にカットして、それぞれのカドのアールに合わせて貼ります。これだけで綺麗なHゴムが一発で表現出来るのです!

直線部分は普通にマスキングテープを貼りますが、必ず端をカットしてから使います。マスキングテープは一見綺麗に縁が切られている様に見えて、実は結構ガタガタなのです。もちろん他の箇所でも大変有効です!

マスキングを終えた状態です。部分的な塗装とはいえ、エアブラシから出る塗料は見た目以上にあちこち飛び散りますので、マスキングする範囲は大きめに取っておいた方が安全です。

ここからは「ポンチなんか無いよ」という方向けの方法です。
直線を押さえる所は同じですが、カドの部分は色が乗らない様にわざと隠して、エアブラシをさっと吹きます。極力塗膜で段差を作らない様に気をつけましょう。

テープを剥がしてから、色が欠けたカドの部分だけを筆で挿してカドを形作ります。直線から筆で引こうとするよりも簡単に仕上げられます。塗った後に塗膜の段差が目立ってしまった場合は、そこを細かい番手のサンドペーパーで磨いてからもう一度筆でなぞれば綺麗になります。

ここまででボディの塗り分けが終了! ここでようやく、裏側から貼り込んでいたテープを剥がします。

テープで押さえられていた部分の塗膜が、ガビガビになっています。裏側を塗装する際避けては通れない問題ですので、さっと対処します。

大きなガビガビはカッターでこそぎ落とします。内側をなぞる様に刃を当てて、極力力を加えない様にそっとカットします。

小さなガビガビは爪楊枝でぐるっと擦るだけで綺麗に落ちます。プラですとカッターで造形を切ってしまいかねませんので、大きな箇所以外はこの方法で処理した方が安全ですね。

そんなこんなで、とうとう塗り分けが完了しました!
次回、いよいよ床板と合体! ・・・の前に、ちょっとした作業を挟もうか悩んでいます。
いずれにせよ終わりが見えてきましたので、ラストスパートに向けてがんばります!
筆者:乗秀

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