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NAGAEアートプロダクション公式ブログ

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Posted on 11:52:20 «edit»

Category:製作ハウツー スーパーマン

【鋼漢】スーパーマン製作① 

まいどっ!!

はじめちゃんです。
ここ最近は石坂浩二主演の金田一シリーズにハマっています。

よっしゃ!わかった!のセリフで頓珍漢な推理を繰り広げる等々力警部がいい味を出していますね。
恐らく矢部謙三のよっしゃ!わかった!の元ネタでしょうか。ポーズも同じなので間違いないでしょう。

古い映画と言えど面白い発見がありますので刺激に事足りません。
次は古谷一行の金田一も見てみようかと思います。

さて今回は前回もちょっとだけアナウンスしていたフィギュアを作ってみたいと思います。
見よう見真似での挑戦なので(挑戦と言わせてください!)生暖かい目で見守って頂けると幸いです。

それでは行ってみましょう!!

DSCN9812a_20200829102739324.jpg

今回選んだキットはこちら!
ドラゴン 1/9 スーパーマン です。

塗装済み完成品版と未塗装キット版とある様でお値段は3倍くらい違うようです。

それでは中身の紹介からいきましょう。

DSCN9813b.jpg

見たまんまの構成ですね。

上半身のパーツがブリスターに入っているのは完成品版は自分で組み立てる仕様だからなのでしょうか。
台座と本体を繋ぐ金属棒は残念ながら錆びておりました。

DSCN9814a_202008291027396fe.jpg

仮組してみました。
メーカーHPにある通りCADで云々書いてありましたのでかなりカッチリしております。
しっかりしたダボがあるので軸は通さなくても問題なさそうです。
パーツの噛み合わせが凄くタイトなので下処理の段階で少し緩めに調整しておかないと
塗膜の厚みで嵌らない事態が発生しそうです。

DSCN9815a_20200829102738dca.jpg

それでは早速下処理から…
HPにはプラスチックと書いてあったのですが、これプラなんですか?
PVCより硬めではありますが、少し弾力があります。
これは下地処理が大変な素材では…

で、写真では見難いのですが首→耳とかけてパーティングラインが走っております
この処理をしないといけないのですが、どうやって磨くんだ?これ
フィギュアで良く使われるレジンであれば処理は簡単なのですが
この謎の素材、磨いても思ったように処理できません。

樹脂を溶かす程に強力な溶剤を綿棒に付けて擦ってみましたが
少し溶けただけであまり効果はありませんでした。
これは地道に目の細かい紙やすりで磨くパターンでしょうか…

DSCN9816a_20200829102738ea2.jpg

色々試した結果、400番位のペーパーで処理をします。
表面が荒れるので荒れた箇所は溶剤で撫でてまろやかにします。

これでなんとか処理が出来るようです。
ちなみに凹凸の少ない顔の処理で約30分かかりました。

スーツには鎖帷子のようなモールドが入っております。
そのモールドを跨いでパーティングラインが入っております。
しかも全身…
気が遠くなりそうですね。
ここまでやってしまったら最後までやるしかありませんね。

DSCN9826a.jpg

スーツの処理をしている様子です。
さすがにこの細かいモールドを紙やすりで磨くのは無理があります。
かといってカッターの背でカンナがけもできませんので、何かいい方法は無いかと考えました。

リューターのヤスリビットの一番細い奴です。
モールドの凹凸をなぞる様にヤスリを当ててみたら、意外とすんなり綺麗になってくれました。
これで処理は楽になるぞとやる気がでてきました。

DSCN9837a.jpg

一通り処理が終わったので、傷チェックでプライマーを吹いておきます。
プライマーもどれが食いつくか分からなかったので、ソフビ用塗料のクリアーとクレオスのサフで実験しました。
サフじゃ剥がれちゃうかなぁと思いましたが意外にも剥がれる事がありませんでしたので
キズ埋め効果も期待できるこちらを下地に使います。

写真はサフ後の写真です。
成形色の段階では見難かった傷等が見やすくなり、パーティングラインの見落とし箇所が見つかりますので
ここで更に処理をしておきます。

DSCN9838a_20200829102741180.jpg

下処理がおわりましたので、顔の塗装から進めて行きます。

写真は基本の肌色を塗装しました。
このあとあれやこれやいじくって最終的な肌の色味にしますので
この段階では色味に拘っていません。
薄茶色(旧肌色)をそのまま下地色として塗装してあります。
マネキンみたいな肌感ですね。

DSCN9839a_202008291027421ca.jpg

歌舞伎役者ではありません。
前処理として顔や拳に血管を書き込みました。
太い細いを意識して書き込んでおります。

DSCN9840a_202008291027444ad.jpg

続いて髭の剃り跡の前段階で髭の生える辺りに、青を塗装します。
まばらに適当に塗装してあります。

DSCN9841a_20200829102745503.jpg

肌の赤みを出したい箇所に赤を塗装しました。
唇もこの後に調整するので、かなり真っ赤に発色させて適当に塗装しました。

なんでしょ。怪物みたいな風体ですよね。
アメリカのメタルバンドとかにこういうメイクの人いそう…

DSCN9842a_202008291027472c0.jpg

更にもう一段階キモくしていきます。
肌のシワとか陰になる箇所に濃い目の茶色を塗装しました。

これにて下準備は終わりです。
それでは肌の仕上げ塗装に入りましょう。

ここで実際の俳優さんの写真を見て肌の色を調色します。
最初はキャラクターフレッシュを使って調色したのですが、
試し吹きしたところ影色の上に乗ると隠蔽しきれていないのかすごく気持ち悪い肌色になってしまったので
薄茶色をベースにあれやこれや混ぜて調色しました。

DSCN9845a.jpg

拳の写真です。
最初に描き込んだ血管が薄っすら見えるのが分かるでしょうか。
肌の塗装は全体を均一にベタ吹きするのでは無く、箇所箇所で濃い薄いのムラになるように
塗装していきました。
太い血管や下に骨があって皮膚の薄い箇所は塗装も薄目にって感じです。

DSCN9846a.jpg

顔も基本塗装が出来ました。
首元を見て頂くと血管が薄っすら見えるのが分かるでしょうか。
真っ赤だった唇も肌の色を薄っすら載せる事でマイルドになりました。
別段ピンクを塗装したわけではありません。
髭の剃り跡もなんとなく青っぽく見えるかと思います。
鼻にかかっていた髭の青は調整の段階で塗りつぶしてあります。

下準備が割と適当だったのはそのあとの肌の塗装で調整できるからです。

では続いて目の塗装に移ります。

DSCN9847a.jpg

気持~ち青グレーを入れた白で塗りました。
瞼との際が適当なのもこの後の粘膜やまつ毛の塗装で調整するので
はみださない程度に適当に塗ってあります。

DSCN9848a.jpg

白目の乾燥を待つ間に髪の毛の塗装に移ります。
ベース色で暗い黄色をベタ塗りしました。

DSCN9849a.jpg

眉毛の塗装を忘れてました。

DSCN9850a.jpg

髪の毛の2色目でタミヤの墨入れ塗料ダークブラウンを塗装しました。
希釈済みのシャブシャブ塗料なので濃淡の調整がしやすいです。

根元や重なる箇所等暗くなるところはしっかり濃い目
トップ等日が当たる箇所は下地のイエローを透過させる感じで塗りました。

DSCN9851a.jpg

白目が乾燥したようなので、目の塗装に戻ります。
一段階目として瞳の塗装です。
俳優さんの目の色を見て調色した色を塗装しました。

DSCN9852a.jpg

瞳の形を整えて黒目を入れました。
私は筆で黒目を入れるのが苦手なので
爪楊枝の先端を入れたいサイズになる箇所で平らにカットした物をスタンプに使って黒目を入れております。
邪道かもしれませんが、スタンプに適切な量の塗料を付ければ
左右の瞳孔のサイズが極端に違うというケースはなくなるのでお勧めです。
塗料の量が多すぎると、ぐじゃーと広がりますし、少ないとスタンプ出来ないので
御注意ください。

さてこれで基本部分の塗装は完了です。
この後は目の光彩を入れて顔の仕上げに入りますのでその前に全体をセーブする為に
クリアーを吹いておきます。

と、今回は此処までです。
次回は顔の細部の仕上げとスーツの塗装へと移ります。

次回もぜぇってぇ見てくれよなっ!!!!!!!!1

筆者:神宮司

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