Posted on 20:59:55 «edit»
まいどっ!
はじめちゃんです。
先日富山へ出張して参りました。
高岡駅で電車待ちしている時に見かけたものです。

べべん!生のキハ40!!!!
わー感激!!憧れの車両をこんな近くで見られるなんて!!
わーみるみる動いていく!
気動車だからこのエンジン音の見事な事!
海外に出されたりしてどんどん淘汰されていっているキハ40を生で見れました。
城端線ではキハ40や47が現役だそうです。
私が乗った車両は47でしたが、もう感動ものです。
電車とは一味ちがった加速感、乗降口に設置された整理券箱
もうね…レールの上を走るバスって感じプンプンでした。
さて今回は修理の工程をご紹介いたします。
鉄道模型の修理の中でも多くご依頼を頂くのが
塗膜の欠け、古い製品のアップデートがあげられます。
今回ご紹介するのは5色沼なんて形容されることのある103系です。
時期や路線によってバリエーションは様々なので、嵌ると簡単に抜けられない沼のような形式です。
さて早速見て行きましょう!!

今回お預かりした車両はカナリア色の3両です。
年代は不明ですが、ヘッドテールライトが電球を採用しているのでかなり古い時代の物かと思われます。
今回のご依頼内容は塗装の欠けのタッチアップ
室内照明のLED化
窓ガラスの交換
座席の取付
幌の交換 です。
早速作業していきましょう!!

先ずは座席の塗装をします。
乾燥を待つ間に他の工程を進めれば効率よく作業できるからです。

塗装が終りました。
鉄道模型のシートって何気に数が多いので
持ち手に付けるだけでも手間がかかりますな。
乾燥を待つ間に他の作業を進めましょう。

続いて室内照明の交換です。
お客様のご要望で蓄電タイプの物に交換とのことですので
今ついているものを外していきます。

開けたついでに窓も外しました。
テープで止めてあるだけなので簡単に外れます。
テープが劣化してベトベトしてました。

ラグ板から配線を外しました。

ヘッドライトの配線と室内照明の配線をラグ板に半田つけします。

終ったら先に通しておいた収縮チューブでガッチリとホールドします。
別にやらなくてもいいんでしょうが、やっておくと何かプロの仕事って感じがしませんか?

もう反対側も同様です。

台車固定ようのビスに先ほど半田付けしたラグ板を挟んで照明が付くか確認します。


無事点灯しました。
この瞬間が一番ドキドキします。
もし点灯しなかったら原因を突き止めないといけませんからね。
実は最初は点灯しませんでした…原因は…
台車の向き…ゴホン…
プロっぽくねぇなぁ…

試験を済ませた後の照明です。
レールから降ろしてかなりの時間が経つのですが、まだ光っています。
シーダーさんのLEDを愛用される方が多いのもうなずけますね。
レールの切れ目で一瞬暗くなるのを嫌う方が多いので、この照明は持ってこいです。
レールの切れ目を跨いでも照明が消えないのは良い!!
お前が跨いだんだからな

続いてガラスです。
ベタベタのガラスからサッシをはずしていきます。
なんか指がベタベタします。
ベタベタはエナメルシンナーで拭けば綺麗になりますよ。
持ってない場合はジッポオイルでも代用可能です。

綺麗にしたサッシを新しく用意したガラスに固定しました。
固定は愛用の1mm両面テープです。

こんな感じで貼り付けていきます。
ドアの段差を無視して一気に整形されているサッシなのでかなり強引に貼り付けます。
この要領で残りの車両も作業します。

次は座席の取付です。
先程塗装しておいたものを取り付けて行きます。
アングルに直接固定するので適宜接着剤を塗った座席を仕込んでいきます。
接着はGボンドを使用しました。
糸を引いている箇所もありますが、あとから余分は取れますので
気にせずグングン進めていきます。

こんな感じで座席を仕込んでいきます。
残りの車両も同様です。

続いて幌の塗装をしておきました。

乾燥を待つ間に塗膜剥がれのハッチアップをしていきます。
気になる箇所にお客さんご自身でチェックをいれてくれていました。
他の車両も裾あたりに剥げが見受けられますので、全部一緒にタッチアップしちゃいましょう!
鉄道模型の性とでもいいましょうか、走らせてなんぼの商品なので
他ジャンルの模型と比べて、圧倒的に塗膜にダメージが入りやすいのが鉄道模型なんですよね。
勢いよく走ってカーブで脱線とかレールに並べるときに車両同士ぶつけてしまったりと
塗膜にダメージがはいる場面は多いです。

さて、タッチアップが完了しました。
遠目で見たら目立たないはずです。
角がちょっと欠けた位で全リペイントするのは流石に…ってなりますよね。
リペイント出来ない複雑な図案の車両も中にはありますし…

おや、幌の塗装も乾いたようなので取り付けていきましょう。

元の幌の取付穴の上側だけを生かして接着していきます。
残りの車両も同様です。

はい!
作業が完了しました。
いかがでしょうか。
鉄道模型って頑丈に出来ているものが多いので
ちょっと壊れたとしてもパーツを交換すれば解決なんて事も多いです。
お手持ちの車両の近代化改造をご検討の方がいらっしゃいましたら
是非弊社にご相談ください。
ご予算に応じてベストな解決法をご提案さしあげます!!
筆者:神宮司

NAGAEアートプロダクションはこちらから
↓はじめちゃんのやる気スイッチです。宜しければ拍手をば…
はじめちゃんです。
先日富山へ出張して参りました。
高岡駅で電車待ちしている時に見かけたものです。

べべん!生のキハ40!!!!
わー感激!!憧れの車両をこんな近くで見られるなんて!!
わーみるみる動いていく!
気動車だからこのエンジン音の見事な事!
海外に出されたりしてどんどん淘汰されていっているキハ40を生で見れました。
城端線ではキハ40や47が現役だそうです。
私が乗った車両は47でしたが、もう感動ものです。
電車とは一味ちがった加速感、乗降口に設置された整理券箱
もうね…レールの上を走るバスって感じプンプンでした。
さて今回は修理の工程をご紹介いたします。
鉄道模型の修理の中でも多くご依頼を頂くのが
塗膜の欠け、古い製品のアップデートがあげられます。
今回ご紹介するのは5色沼なんて形容されることのある103系です。
時期や路線によってバリエーションは様々なので、嵌ると簡単に抜けられない沼のような形式です。
さて早速見て行きましょう!!

今回お預かりした車両はカナリア色の3両です。
年代は不明ですが、ヘッドテールライトが電球を採用しているのでかなり古い時代の物かと思われます。
今回のご依頼内容は塗装の欠けのタッチアップ
室内照明のLED化
窓ガラスの交換
座席の取付
幌の交換 です。
早速作業していきましょう!!

先ずは座席の塗装をします。
乾燥を待つ間に他の工程を進めれば効率よく作業できるからです。

塗装が終りました。
鉄道模型のシートって何気に数が多いので
持ち手に付けるだけでも手間がかかりますな。
乾燥を待つ間に他の作業を進めましょう。

続いて室内照明の交換です。
お客様のご要望で蓄電タイプの物に交換とのことですので
今ついているものを外していきます。

開けたついでに窓も外しました。
テープで止めてあるだけなので簡単に外れます。
テープが劣化してベトベトしてました。

ラグ板から配線を外しました。

ヘッドライトの配線と室内照明の配線をラグ板に半田つけします。

終ったら先に通しておいた収縮チューブでガッチリとホールドします。
別にやらなくてもいいんでしょうが、やっておくと何かプロの仕事って感じがしませんか?

もう反対側も同様です。

台車固定ようのビスに先ほど半田付けしたラグ板を挟んで照明が付くか確認します。


無事点灯しました。
この瞬間が一番ドキドキします。
もし点灯しなかったら原因を突き止めないといけませんからね。
実は最初は点灯しませんでした…原因は…
台車の向き…ゴホン…
プロっぽくねぇなぁ…

試験を済ませた後の照明です。
レールから降ろしてかなりの時間が経つのですが、まだ光っています。
シーダーさんのLEDを愛用される方が多いのもうなずけますね。
レールの切れ目で一瞬暗くなるのを嫌う方が多いので、この照明は持ってこいです。
レールの切れ目を跨いでも照明が消えないのは良い!!
お前が跨いだんだからな

続いてガラスです。
ベタベタのガラスからサッシをはずしていきます。
なんか指がベタベタします。
ベタベタはエナメルシンナーで拭けば綺麗になりますよ。
持ってない場合はジッポオイルでも代用可能です。

綺麗にしたサッシを新しく用意したガラスに固定しました。
固定は愛用の1mm両面テープです。

こんな感じで貼り付けていきます。
ドアの段差を無視して一気に整形されているサッシなのでかなり強引に貼り付けます。
この要領で残りの車両も作業します。

次は座席の取付です。
先程塗装しておいたものを取り付けて行きます。
アングルに直接固定するので適宜接着剤を塗った座席を仕込んでいきます。
接着はGボンドを使用しました。
糸を引いている箇所もありますが、あとから余分は取れますので
気にせずグングン進めていきます。

こんな感じで座席を仕込んでいきます。
残りの車両も同様です。

続いて幌の塗装をしておきました。

乾燥を待つ間に塗膜剥がれのハッチアップをしていきます。
気になる箇所にお客さんご自身でチェックをいれてくれていました。
他の車両も裾あたりに剥げが見受けられますので、全部一緒にタッチアップしちゃいましょう!
鉄道模型の性とでもいいましょうか、走らせてなんぼの商品なので
他ジャンルの模型と比べて、圧倒的に塗膜にダメージが入りやすいのが鉄道模型なんですよね。
勢いよく走ってカーブで脱線とかレールに並べるときに車両同士ぶつけてしまったりと
塗膜にダメージがはいる場面は多いです。

さて、タッチアップが完了しました。
遠目で見たら目立たないはずです。
角がちょっと欠けた位で全リペイントするのは流石に…ってなりますよね。
リペイント出来ない複雑な図案の車両も中にはありますし…

おや、幌の塗装も乾いたようなので取り付けていきましょう。

元の幌の取付穴の上側だけを生かして接着していきます。
残りの車両も同様です。

はい!
作業が完了しました。
いかがでしょうか。
鉄道模型って頑丈に出来ているものが多いので
ちょっと壊れたとしてもパーツを交換すれば解決なんて事も多いです。
お手持ちの車両の近代化改造をご検討の方がいらっしゃいましたら
是非弊社にご相談ください。
ご予算に応じてベストな解決法をご提案さしあげます!!
筆者:神宮司

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